穂乃果Sid
穂乃果「わ~みんな来てくれたんだ!!」
穂ママ「みんなわざわざありがとうね」
希「穂乃果ちゃんは変わらないんね」
絵里「穂乃果らしいわ」
海未「穂乃果が先に学生生活おしまいですか。羨ましいですね」
穂乃果「みんなひどーい!」
希「それよりそろそろうちに帰らんでええの?」
穂乃果「そうだった!この後卒業パーティーがあるんだ!みんなもうちくる?」
海未「そうですね。お邪魔させていただきましょうか。」
絵里「そうね」
希「そうやね」
絵里(希がなんか怪しいわね。面白そうだし見てましょうか。)
~穂むら~
穂乃果「着いた~」グデ~
穂ママ「こら穂乃果スーツで横にならないの!」
絵里「・・・本当に相変わらずね」
希(まだ来ないのかな?)
海未「希?どうしたのですか?先ほどから時計を気にしているようですが?」
希「え?なんでもないやん?」
海未「なぜ疑問系なのですか」
穂ママ「今お茶用意するから」
絵里「あ、お手伝いします。」
海未「穂乃果もこれで学生生活も終わりですね。」
希「穂乃果ちゃんは今後どうするん?」
穂乃果「・・・うんどうなるんだろうね」
海未「何も考えてないのですか?」
希「それはまた大胆なことを」
穂乃果「しばらくはここを手伝おうかなって」
海未「それで就活も何もしてないとは」
穂乃果「それに・・・帰ってきたときに家にいないと寂しいと思って」
海未「あっ・・・」
希「穂乃果ちゃんも一途やね~」
絵里「おまたせ~どうしたのしんみりしちゃって」
海未「いえ、いつ彼が帰ってくるのかなって話です。」
絵里「連絡は何もないの?」
穂乃果「うん、音ノ木坂卒業前に連絡はあったんだけど」
絵里「それって2年以上も前じゃない」
希「え?!それ以来何も連絡ないん?」
穂乃果「うんないよ。」
海未「それは・・・」
絵里「あんまりね・・・」
穂乃果「そのときも別れた日にみんなといたとき以来だったし・・・」
海未「これはあまりきたいできなそうな?」
絵里「感じかしら?」
希「そんなことないって穂乃果ちゃん」
穂乃果「・・・うん、私信じてる」
ここで穂乃果の携帯が響く
穂乃果「誰だろう?」
携帯を見るとそこには隼人の名前が
穂乃果「は、隼人さんからだ!」
海未「本当ですか!な、なんて書いてあるんですか!」
絵里「穂乃果早くみなさい!」
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送り主:大智 隼人
宛先:穂乃果
件名:帰ってきました
本文:穂乃果ちゃん帰ってきました。
今、神田明神にいるんだ。
そこで答えを出そうと思う。
今度は俺が待つ番だね
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穂乃果「え!?今帰ってきてるって!待ってるって」
海未「どこにいるのですか?」
穂乃果「神田明神だって」
絵里「ど、どうしましょう」
穂乃果「どうしよう」
希「いやいやそこは行くところやろ」
穂乃果「おお!そうか!行かなきゃ!・・・あっでも」
海未「どうしたのですか?」
穂乃果「今この格好だしシワだらけになっちゃたし・・・」
絵里「そこにかけてあるドレスに着替えるのは?」
穂乃果「卒業パーティーにかったドレス・・・うん!そうだね!」
希「じゃあ、その髪もメイクも直さんといかんな」
穂乃果「みんなお願い!」
海未「任せてください!」
絵里「さーてやるわよ!」
希「うち等に任せとき!」
~隼人sid~
~神田明神~
隼人はスーツ姿。ポケットは少し膨らんでいる
その場所には不釣り合いな格好かもしれない。
なぜここを選んだのかは隼人にもわからない。
それでも隼人はどこにしようとか悩むことなくここに足が運んでいた。
普通なら家まで行くのがいいとかいうだろう。
だが、隼人は穂乃果ちゃんにもそれなりも身支度が必要だと感じたのだ。
いや、違う。
俺は、このときだけは穂乃果ちゃんにおしゃれな格好を期待しているのだ。
大智隼人男の一世一代の答えであり行動であり覚悟なのである。
メールを送ってから30分
返信はない
しかし隼人は穂乃果にメールが読まれていること、そしてこちらに向かっていることをなんとなく感じていた。
待っている時間は長く感じながらも、穂乃果ちゃんはこんなもんじゃなかったと実感させられる。
本当に長い間待たせてしまった。
もう、なんのしがらみもない。
μ'sだった穂乃果ちゃんをはじめは一ファンとして好きになった。
スクールアイドルだった穂乃果ちゃんはもういない。
あれからもう3年経った。
もう、俺と穂乃果ちゃんとの壁はない。
後は、俺の気持ちを穂乃果ちゃんに伝えるだけ。
この2年で穂乃果ちゃんの気持ちが変わったかもしれない。
重いやつだと思われても構わない。
俺はここで_____
穂乃果「隼人さん!」
ゆっくり顔を上げる隼人
隼人の前には少し息を切らした穂乃果ちゃんがいる
2種類のオレンジに胸元には大きなリボン
髪はいつものようにひとくくりになっているが赤とオレンジの花とレースの付いた髪留め
赤のヒールを履いている
とてもきれいだ。
目の前にして改めて俺は穂乃果ちゃんが好きだと実感する。
穂乃果ちゃんは顔を下げている。
隼人「久しぶりだね穂乃果ちゃん。きれいになったね」
穂乃果「海未ちゃんたちが力を貸してくれたから」
隼人「穂乃果ちゃんにいっぱい話したいことがあるんだ」
穂乃果「うん」
隼人「だけどその前に言わなくちゃいけないことがあるね」
穂乃果「うん」
隼人は穂乃果との距離を手を伸ばせば届く距離まで詰める。
後一歩で彼女を抱きしめられる距離まで詰める。
隼人「穂乃果ちゃん顔をあげてほしいな。言いたいことも言えないじゃんか。」
穂乃果はゆっくりと顔をあげて隼人を見上げる。
胸元にあった穂乃果の左手を隼人はゆっくりと両手で包み
そして____
隼人「穂乃果ちゃん返事が遅れてごめん。飽きられちゃったとしても。僕はあなたのことが好きです。」
隼人はそのまま片膝をつき穂乃果を見上げる。
ポケットにしまってあった箱を取り出し掲げる。
隼人「結婚を前提に付き合ってください。」
穂乃果は両目からあふれんばかりの涙を溜めついに頬につたわせる。
隼人「返事聞かせてもらってもいいかな。」
穂乃果「・・・はい、こちらこそよろしくお願いします。」
隼人はゆっくり立ち上がり穂乃果ちゃんにハンカチを差し出す。
隼人「ほら泣かないで。せっかくのメイクが台無しだよ?」
穂乃果はハンカチを受け取らずそのまま隼人に抱きついた。
隼人「穂、穂乃果ちゃん?」
穂乃果「これは待たせた罰なんだから。」
隼人もゆっくりと穂乃果の背中に手を回す。
隼人「・・・ごめん」
そのまま二人は抱きあったまま時間が過ぎていく。
言葉を口にしなくてもお互いのぬくもりを感じ合う。
お互いの思いを感じ合う。
そんな二人を3人は陰ながら見つめる。
海未「うまくいったみたいですね。」
絵里「穂乃果に先越されちゃったわね。結婚か」
希「やっと鞘に収まったってことやね」
こっそりとビデオを回している希はこの映像をいつ使おうかと思っていると
希「そういえばまだ指輪まだはめてないんよね?」
絵里「そういえばそうね」
海未「あのままでは周りの人がかわいそうですしそろそろ迎えに行きましょうか。」
絵里「そうね。目の前で指輪はめてもらいましょうか」
希「ビデオに残さんとね」
希「恋のボタン押せたかな?」