~翌朝~
隼人「さて、大家さんに最後の挨拶しておかなきゃな。もう起きて掃除してる頃だと思うんだけど…」
大家「………」シャッ!シャッ!___
隼人「大家さん、おはようございます。」
大家「あら大智さんおはようございます。転勤だそうですね。」
隼人「あ、ご存知だったんですか」
大家「この間お部屋の整理に来てた同僚の方が教えてくださいました。」
隼人「なるほどっということで今日のお昼前には出ます。お世話になりました。」
大家「いえいえ、こちらこそこんなボロボロなアパートに住んでいただきまして」
隼人「そんな、ちゃんと部屋ごとにキッチンもお風呂もトイレまでついていてこんなにいい部屋なんてないですよ。」
大家「それだけが取り柄ですから…それでこの町はどうでしたか?」
隼人「いい町でした。都会なのに人がいいというか街全体が落ち着いてる言葉では表せないですね。またこの町に住みたいです…」
隼人はぐっと奥歯を食いしばった。
大家「………この部屋開けておきましょうか?いつでも帰ってこれるように」
大家は隼人に優しく問いかける。
隼人は一瞬戸惑ったが
隼人「いいえ、これだけいいアパートならすぐに借り手が決まりますよ。それにいつ帰ってこれるかわかりませんから…」
大家「そうですか、何か約束があればこちらに戻って来やすかたと思ったのですが私みたいな関わり合いの少なかった人との約束では効果は薄そうですね。」
隼人「はは、そうですね。それでは一度出勤しないといけないのでこれで失礼します。」
大家「はい、少しでも早く帰ってこれるといいですね。」
隼人「ありがとうございます」
こうして隼人はそのまま会社に足を運んだ。
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~職場~
AM11:00
部長「向こうに行ってもしっかりな」
先輩「悔しいがお前の腕は確かだいい見本になれるようにな!」
部長「それとこれが新幹線の切符だ忘れるなよ」
隼人「はい、ありがとうございました」
後輩「グッズは俺に任せてください!」
隼人「まとめておくれよ」
同期「俺は東京まで見送るから」
隼人「サンキュー助かるよ」
気の合う後輩、うるさ……厳しい先輩。
怖いが優しい部長……良い職場に恵まれた。
新しいところでうまくやって行けるか、そんな心配もあるが……
やるしかないんだ。やると決めたんだ、俺は……
隼人「やるったらやるっ!」グッ
後輩「うわっきしょっ」
隼人「いっぺん屋上な」
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~穂むら~
AM9:30
穂乃果「……」zzZ zzZ
海未「…まあ予想はできていましたが」
絵里「本当にまだ寝てるなんてね」
希「けど机にいっぱいメモが置いてあるやん?きっと遅くまで伝えていこと考えてたんとちゃう?」
海未「それで寝坊していたら意味ないのですがね」
絵里「それより穂乃果起こさないと時間なくなるわよ?」
希「そうやね、穂乃果ちゃんおきて~」ユサユサ
穂乃果「は、隼人さんいかないで…」zzZ
穂乃果は目元に涙を浮かべていた。
絵里「ほのか…」
海未「私に任せてください。この手刀で…」
絵里「とどめをさすわけではないのよね?」
海未「とうっ!」
穂乃果「…ふわ~よくねた~」
希「あの強さで!?海未ちゃんもすごいな~」
穂乃果「あれ?なんでみんないるの?」ゴシゴシ
海未「穂乃果今何時だと思っているのですか?」
穂乃果「え?まだ10時前だよ?」
海未「はぁ…」
穂乃果「え?え?」
絵里「いい穂乃果?今日で最後かもしれないのよ?普段着で行くつもり?」
穂乃果「え?どういう?」
希「おめかししようっていいってるんよ。」
穂乃果「え!?で、でも穂乃果そんな可愛い服とか持ってないよ?」
絵里「服は持っているのでいいわ私が選ぶから」
希「髪型はうちに任せとき」
穂乃果「どうなって…?」
海未「私たちにはもうどうしようもありません。…が隼人さんが穂乃果を見てもう一度帰って来たくなるように穂乃果を仕立て上げます。」
穂乃果「海未ちゃん、絵里ちゃん、希ちゃんありがと~」
(みんながちゃっかりオシャレしてることを突っ込むのはやめよう)
絵里「はいはいそれじゃあ時間もないし始めるわよ希」
希「待てました。やるよえりち!」
~1時間後~
希「できたでえりち!」
絵里「こっちも選び終わったわ」
海未「はい穂乃果着替えてください」
穂乃果「あ、あの…」
3人「うん?」
穂乃果「着替えるから外に出てて//」
海未「そ、そうですよね」
絵里「そうよねすぐ出るわ」
希「外で待ってるな?」
穂乃果「うん」
絵里ちゃんが選んでくれた服は買ったけど着る機会がなくクローゼットで眠っていた服
この時期にはぴったり。
穂乃果(さすが絵里ちゃん)
希ちゃんが結ってくれた髪型はいつも穂乃果がしている髪型
だけど、穂乃果がやるより丁寧に寝癖も絡まっている毛もない
このリボンもあのライブの時に使ったきり使うことはなかった。
穂乃果(希ちゃんは本当に器用だな~)
髪をやっている間に海未ちゃんがやってくれたメイク
海未ちゃんもそんなに得意じゃないのに穂乃果のためにやってくれた
濃いメイクではなくほんのりメイク
ファンデやグロスなどで少し大人っぽいかな?
穂乃果(海未ちゃん遅くまで練習してたんだな)
ここまでしてもらった
私も決めたんだ
穂乃果は紙袋に電話越しにことりちゃんからおしえてもらいながらやった可愛くラッピングした箱をいれてお店の外に出る。
穂乃果「おまたせ!」
絵里「きたわね」
海未「それでは行きましょうか」
希「穂乃果ちゃんその袋は?」
穂乃果「まだないしょ!」
そうして4人は待ち合わせの駅に向かっていった。