~音ノ木坂・昇降口~
穂乃果「あーん降ってきちゃったー」
今日は練習はお休みの日!
海未ちゃんとことりちゃんと帰るところです。
海未「今日は降るなんて言ってなかったはずなのですが」
ことり「途中から雲行きあやしかったもんね。ことり折りたたみ持ってるよ」
穂乃果「穂乃果も置き傘あるよ!」
海未「どうせ持ち帰ってなかっただけでしょう?」
穂乃果「よくわかってるね!じゃあ取ってくるからまってて」
数分後
穂乃果「取ってきたよ~ってあれ?花陽ちゃんにたちどうしたの?」
私が戻ってきたら1年生組が合流していたようです。
花陽「あ、穂乃果ちゃんいまアルパカのお世話が終わって帰るところです」
凛「それで帰ろうとしたら海未ちゃんたちがいたからお話をしていたところにゃ!」
穂乃果「そうだったんだ~真姫ちゃんは?」
真姫「わ、私は別に…」
凛「凛たちを待っててくれたんだよね~」
真姫「誰もそんなこと言ってないでしょ!」
花陽「違うの?」
真姫「そ、そうだけど」
穂乃果「まきちゃんはあいかわらずだね~」
真姫「どういうことよ!」
海未「まあまあどうせですからどこか寄って行きましょうか」
穂乃果「あ、じゃあウチに来る?」
凛「え!いいの!いきたい!いきたい!」
ことり「ことりも行きたい」
真姫「行ってみたいかも、まだ中には入ったことないし」
花陽「穂乃果ちゃんのお店の和菓子美味しいよね」
海未「そうですね、雨がやむまで寄らせていただきますね」
穂乃果「それじゃ、レッツラゴー」
海未「みんなを読んだ本当の目的は?」コソ
穂乃果「もし、隼人さんが来てたら意識しちゃって…みんなといたら気がまぎれるから///」
海未「穂乃果ったらまったくもう。いつになったらみのるのですかね」
~穂むら~
穂乃果「たっだいま~!ささ、みんな上がって上がって」
5人「お邪魔しまーす」
穂ママ「あら、いらっしゃいゆっくりしていってね」
穂ママ「それと…穂乃果鞄置いたら降りてらっしゃい」
穂乃果「?はーい」
みんなと部屋に移動した後穂乃果は言われた通りに下に降りていった。
行く前にことりから手伝おうかと聞かれたがことわってくつろいでいるように言った。
穂乃果「おかーさん何かあったの?」
穂ママ「はいこれ」
お母さんは私に綺麗にラッピングしてある箱を渡してきた。
穂乃果「なにこれ?」
穂ママ「さっき隼人さんが来て穂乃果にって」
穂乃果「は、隼人さんが///? え?でもなんで・・・」
穂ママ「詳しくは後で話すから。早く持って行って食べなさい。」
穂乃果「うんわかった」
穂ママ「雪穂にも残しておいてあげなさいよ」
穂乃果「はーい」
穂乃果は台所からお皿と飲み物をもって部屋に戻った
穂乃果「おまたせ~」
凛「おそいにゃ~」
穂乃果「ごめんごめん」
海未「おや?その箱は?和菓子ではないのですか?」
穂乃果「はやt…じゃなくて常連さんがくれたんだって、穂乃果もまだ中見てないんだ~」
開けてみると中には…
花陽「き、きれ~」
ことり「かわいい!」
真姫「どこのお店かしら?」
海未「これ手作りですよ!?」
凛「すごいにゃ~」
穂乃果「イチゴのホールケーキ…」
ことり「その常連さんってパティシエか何かなの?」
海未「そんなことなかったと思いますが・・・」
花陽「うみちゃんあったことあるの?」
凛「これが作れる人って?」
真姫「どんな関係なのかしら?」
穂乃果「本当にすごいね!切り分けて早く食べよう!」
凛「賛成にゃ~」
穂乃果「あ、雪穂の分残さないと」
海未「私に任せてください」
うみちゃんが人数分+雪穂の分を切り分けてみんなにわたった
穂乃果「それじゃあたべよ~」
全員「いただきまーす。」
凛「す、すごく美味しい…」
真姫「凛がキャラを忘れてる。そんなに!?」
花陽「甘すぎなくて美味しい!」
ことり「こ、ことりが作るよりいや、お店のより美味しいかも」
海未「これほどまでとは」
真姫「・・・」もくもく
凛「まきちゃんが喋らないにゃ!」
穂乃果「隼人さんお菓子も作れるんだ・・・」
みんなが食べ終わり余韻に浸っていた
花陽「あんなに美味しいケーキ初めて」
凛「すごかったにゃ~」
ことり「本当に美味しかったね」
真姫「こんなの作れる人と穂乃果の関係が気になるわね」
海未「そこらへんにいる青年でしょうかね?穂乃果」
悪戯な笑みを向けながら穂乃果にふる海未
穂乃果「え!?あ、そのえーと…///」
こはりま「「「「ん?」」」」
穂乃果「海未ちゃんの意地悪~//」
海未「なんのことでしょうか」
穂乃果「とぼけないでよ~><」
真姫「なんのはなししてるのよ」
海未「このケーキを作ってくれた殿方のはなしです。ね?穂乃果?」
穂乃果「ま、間違ってないけど…」
海未「私なんかより詳しいですもんね?」
花陽「どんなひとなんだろう?」
凛「きっといつも甘いもの食べてるぽっちゃりした人にゃ!」
穂乃果「そんなことないもん!!すらっとしてて背も私より高くて頼りになる優しい人だもん!!料理だって上手でこの間だって・・・はっ!」
こはりま「( ゚Д゚)・・・」ポカーン
穂乃果「え、え~と・・・」
凛「ご、ごめんなさい」
穂乃果「いや、凛ちゃんちがうの」
真姫「何が違うのよ」
穂乃果「いやだからえっと」
花陽「なんか好きなものを悪く言われたみたいな」
穂乃果「は、花陽ちゃん?」
ことり「穂乃果ちゃんがここまで真剣になるなんてもしかして・・・」
まきりんぱな「もしかして?」
穂乃果「あ、その////」
穂乃果は顔を真っ赤にして俯いてしまった
ことり「ほんとうに?」
花陽「穂乃果ちゃんが」
凛「この間穂乃果ちゃんの部屋で読んだ漫画にあったにゃ」
真姫「あの穂乃果が恋ね~」
穂乃果「う、う~////」
海未「そうなんです。なのに本人はこのことを突っ込まれるとこんな感じになってしまいますし」
ことり「うみちゃんは知ってたの?」
海未「はい、穂乃果に自覚させたんです。穂乃果ったらこれだけいろんな少女漫画持ってるのに恋を知らなかったんですから。」
花陽「エ゙ッ゙!!ジラ゙ナ゙ガッ゙ダノ゙!!」
凛「い、意外にゃ~」
真姫「今時小学生でもわかることなのに」
ことり「ことり達いつも一緒だったからね」
穂乃果「し、知らなかったわけじゃないもん!ただ…」
まきりんぱなこと「ただ?」
穂乃果「穂乃果の気持ちがこ、恋だなんて思わなかっただけで…///」
花陽「穂乃果ちゃんかわいい//」
凛「羨ましいにゃ~//」
真姫「こっちが恥ずかしくなるわね//」
ことり「穂乃果ちゃんに悪い虫がつかないようにしてたのに」ボソッ
海未「こ、ことり?」
ことり「なぁにうみちゃん^^」
海未「いえ…なんでも」
凛「それでその人はまたなんでケーキを作ったのかにゃ?」
穂乃果「さぁ~?」
海未「お母様はなにか言ってなかったのですか?」
穂乃果「後で教えてくれるって」
真姫「それなら今聞きに行けばいいじゃない」
海未「そうですね。何か大事なことな気がします」
花陽「でもまだお店の時間じゃ」
穂乃果「今日はもう来たってことみたいだしお店はもうおしまいだろうから多分大丈夫だよ」
凛「いくにゃ~」
みんなで下に降りお店側に回った。
穂乃果「おかーさんあのケーキのことなんだけど」
穂ママ「どうかしたの?」
穂乃果「なんで隼人さん今日ケーキなんて持ってきたか聞いてない?」
海未「彼の方が意味もなくこんなことをする方とは思えなかったもので。」
穂ママ「あら、うみちゃんも隼人くんのこと知ってるの」
穂乃果(あれ?くん?この間までさんだったのに?)
海未「いろいろとありまして」
穂乃果「そ、それで何か聞いてないかな~って」
穂ママ「うーんあまり多くの人にいう話じゃないんだけど」
花陽「そ、それなら私達は部屋に戻ってた方が…」
穂ママ「いいわ、せっかく降りてくれたのに戻るなんて大変でしょう」
穂乃果「それでなんて言ってたの?」
穂ママ「…いい穂乃果?落ち着いて聞きなさい」
穂乃果「う、うん」
みんなが静かに息を呑んだ気がした。
そして静かに告げられた
穂ママ「隼人さん、明日この町をたつんですって」
穂乃果「え・・・」
穂乃果「なにそれ・・・穂乃果聞いてないよ」
海未「な、なんでか聞いてないですか」
穂ママ「落ち着きなさい。急な転勤だそうよ。」
穂乃果「そんな・・・」
海未「この間は何も言ってなかったはずですが」
穂ママ「最近穂乃果隼人さんと会えてなかったでしょう?」
穂乃果「うん」
穂ママ「隼人くん来なかった日が多くなってたのよ。来てもお昼時とかだったからなおさらね。」
凛「これやっぱり聞いちゃいけなかったやつにゃ」コソ
花陽「でも今更動くわけには」コソコソ
真姫「ちょっと静かに聞きなさいよ」コソ
ことり「邪魔な奴が消える消える消える」ニヤボソボソボソボソボソ
真姫(ことりはさっきから黒いオーラが…)
穂乃果「そんな・・・」
海未「穂乃果に何も言わないなんて…」
花陽「そんなに仲良かったんですか?」
穂ママ「そうね、お兄ちゃんのようになついてたかしら。今は違うみたいだけどね!」
凛「お母さんはなんでも知ってるにゃ~」
穂ママ「あの反応見ちゃうとね」
真姫「穂乃果ママ的にはどうなんですか?その隼人さんって人は」
穂ママ「しっかりした子よ。息子だったらどれだけ良かったかぐらい。」
ことり「お姉ちゃんの募集はしてませんか!!!」
穂ママ「してないわね~」
ことり「(・8・)」
こんなやりとりは穂乃果の耳には入っておらず
穂乃果「せめて一言くらい言ってくれても」
穂ママ「別れが辛くなるから言わなかったんでしょうね」
穂乃果「………」
穂ママ「出会いがあるから別れもある、そういうものなのよ……穂乃果」
穂乃果「………」
穂乃果 (なんで……なんで何もいてくれなかったの?……?隼人さんのバカ……)
穂乃果 (あのケーキはそういう意味だったんだね……。
そんなんだったらあのケーキなんて欲しくなかった、もう一回会いにきて欲しかった)
穂乃果 (・・・土日とか、遊びに来てくれないよね。忙しいだろうし)
穂乃果 (……また暇な店番かぁ)
海未「穂乃果…」
ほかの4人も穂乃果をみまもっている。
穂ママ「だけどね、世の中にはそう簡単に縁が切れる世界でもないのよ」
6人「…え?」
穂ママ「あしたはなんの日?」
穂乃果「なんの日って…」
凛「明日は学校にゃ」
花陽「あれでも確か…」
真姫「学校はお休みじゃない」
海未「建国記念の日です」
穂乃果「それじゃあ」
穂ママ「言いたいことがあるならあしたお見送りしてくればいいじゃない」
穂乃果「だけど、いつ出るか聞いてないし家の場所も知らないし…」
穂ママ「家の住所は聞いてないけどあした、東京駅12時03分発の岡山行きで静岡ですって」
穂乃果「なんでおかーさんが知ってるの!?」
穂ママ「世間は狭いってこと」
穂乃果「どういう?」
海未「何かつてがあるってことですよ穂乃果」
花陽「それじゃあ…」
真姫「その時間までに東京駅にいれば…」
凛「あえるにゃ~>ω</」
海未「行きましょう穂乃果!」
ことり「いこ穂乃果ちゃん!(どんなやつか見るまでは逃さね~)」
穂乃果「えっ…で、でもなんて言えば」
海未「今思っていることを言えばいいんです。好きとかそんなのはおいておいて今思っていること全部です。」
凛「そうにゃ!勢いでなんでもできるにゃ!」
花陽「見守ってますから」
穂乃果「え?みんなくるの!?」
真姫「当たり前でしょ。こんなに周りに迷惑かける穂乃果の想い人を一目見ないと治らないじゃない」
ことり「よく言った真姫!いくぜ~」
海未「こ、ことり?」
ことり「なぁに海未ちゃん^^」
海未「い、いえ…」
穂乃果「うん!決めた!いこう!もう迷わない!」
海未「どうせですから絵里や希にも声かけましょう」
穂乃果「そうと決まれば今日はもう解散!言うこと色々考えたいから」
海未「そうですね、ちょうど雨も止みましたし」
穂乃果「明日、11時00分に駅前集合ね!」
こうしてみんなで隼人さんのお見送りすることが決まった。
穂乃果はみんなを見送ってから、部屋に戻っていった。
その時の顔はここ最近していた顔よりもいい顔であった。
穂ママ「うふふ、穂乃果はこうでなくちゃね。さて私ももう一仕事」コソコソ