スクールアイドルとファン最終話 part2 | ダルのマイペースなブログ

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私生活について
俺の自己満足によって形成されていきます。

まぁ、気楽に更新していくのでゆっくりしていってね。

隼人は待っている間

転勤することを決めた決心が鈍らないようにブツブツと考え事をしていた。

 

隼人(これでいいんだ。元からそんな仲じゃなかったんだ。挨拶回りしないとな。あ、あと引き継ぎもだな。菓子折り用意しないと。そしたら…いや、今はそんなお金はない挨拶だけにしておこう。あ、引越し先はどうなるんだろう?まあ、なんとかなるだろう…社長に早速相談に乗ってもらうか。挨拶ぐらいして…いや別れが悲しくなるのは嫌だな。何か贈り物を考えよう。)

 

考え事をしている間に社長が店から出てきていたようだ。

社長「待たせたね」

隼人「あ、いえ」

 

社長「最後に一ついいかね?」

 

隼人「はい?」

社長「転勤は半年となっているが場合によっては伸びるかもしれん。」

隼人「…はい」

 

社長「最悪、そのままになる。君の場合はお父さんが復帰するまではお金が必要になるならもっと伸びるかもしれない」

隼人はもう答えない

 

社長は続ける

社長「決心したばかりでなんだが本当にここに未練はないかね?」

 

あるに決まってる

しかし、ここであるなんて答えたら女々しいし、口にしたら離れられなくなる

 

隼人「はい、ありません」

このときどんな顔をしていたんだろうか

 

社長は一拍おいてから「そうか」だけ答え

付け足すように

社長「社宅はある。移転先は安心してくれていい。すまんな」

 

隼人は一言「いいえ」とだけ答えた。

 

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~隼人会社~

 

会社に戻るなり転勤を決めたことは部署に一瞬にして伝わった。

引き継ぎなどの事務作業でしばらくは忙しくなりそうだ。

 

社長は別れ際に連絡先を聞かれたのでアドレス交換をした。

これってレアだよねある意味。

 

今日はもう穂むらに行ったから行かないでいいかな。

 

明日は残りの引き継ぎと送別会が会社規模で行われるらしい

っといっても会社の食堂を解放して色々やるようだ。

返事をしていなかったのは俺だけだったようだ。

ほかの人すごいな

 

 

全員が返事が終わっていることもあり転勤日も早まり週末には移動になるらしい

本当に急な話だ。

 

もとからにもつが多い方ではないから荷造りはすぐに終わるだろう。

 

穂乃果ちゃんに何贈ろうか?

何が好きかな?

やっぱりイチゴかな?

あ、ケーキ作ってみるのもいいか

 

よし作るか

足りないものだけ買ってこ

 

さて、今日はもう本当にやることもないし買い物して帰ろう。

 

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~音ノ木坂学院・生徒会室~

 

絵里「それで穂乃果はどうするの?」

穂乃果「へ?」

パンをくわえたまま振り返る

 

今部屋には穂乃果と海未そして絵里と希が昼食のために集まっている。

普段一緒にいることりは保健委員の仕事で席を外している。

 

穂乃果「どうするって何が?」

絵里「隼人さんだったかしら?彼に告白するかって話」

穂乃果「えぇ!?////

驚きで持っていたパンを落とす

横で食べていた海未がそれをキャッチする。

希「ナイスキャッチ!それで穂乃果ちゃん告白って何?」

徒な顔になって穂乃果へと視線をずらしていく。

 

穂乃果「え、あ、いやその~///

海未「穂乃果に好きな人ができたのですよ」

穂乃果「ちょっとうみちゃ~ん><」

絵里「いいじゃない。希なら」

穂乃果「このままみんなに広がりそうだよ~」

机に突っ伏しながら呟く。

 

希「それでそれで!相手はどんなひとなん?」

絵里「それが私もまだあったことはないのよ。海未はあったのよね?」

海未「はい、この間の電話の時も一緒にいましたし。顔はイケメンというかは普通なのですがとても気さくな方で優しいんです。細かな気遣いまでできる人なんですよ。穂乃果の話では料理もできるようですし。」

 

絵里「ハラショー!それは是非一目見たいわね」

希「ほんまやね。海未ちゃんがそこまで言うなんて…どこに行ったら会えるん?」

海未「お店によく来るそうですよ。今日行ったら会えるのでは?」

穂乃果「私を置いて話進めないで~それと普通じゃないもん!かっこいいもん!」

 

海未「やっと起き上がりましたか。確かにかっこいいですね隼人さん。穂乃果が行かなければ私が行っちゃいますよ」

希「これは是非とも見たいやんなえりち」

絵里「本当ね。」

穂乃果「けど、今は顔が合わせずらいというかなんというか」

絵里「どうして?」

穂乃果「好きだってわかってから考えるだけで顔が熱くなって何も考えられなくなっちゃうくらい、今あったら多分何もできない…から…告白とかは…」

 

そう言いながらもすでに顔を真っ赤にしてうつむきながら話している穂乃果を見た3人は

えりのぞうみ(((か、かわいい~)))

 

同意見であった

 

海未「確かに焦って決めなくても時間ならまだありますし。」

絵里「そうね、焦る必要もないわね」

希「これは本格的やね」

 

キーンコーン

カーンコーン

 

長く話していたせいかみんなお弁当は全然減らずに昼休みが終わってしまった。

 

せわしなくかたずけを終えた4人は生徒会室を後にする。

 

穂乃果は授業が始まっても顔の赤みが取れないまま授業を受けたという

 

それとこの日から絵里と希は帰り道に穂むらの前を通って帰る日課ができたのはまた別の話

 

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~隼人部屋~

数日が過ぎ隼人の転勤する日も明日に控えていた

 

転勤を決めた日から運がいいのか悪いのか穂乃果には会えていない。

穂乃果ママから「すれ違っているわね~」となぜか苦笑い

何かあったのかな?

 

今日は穂乃果ちゃんにケーキを作っている。

前日ということで会社からも休みが言い渡されている。

荷造りはとっくに終わっていてあとは今使っている食器や調理器具を詰めるだけである。

 

明日の朝に引っ越し屋さんが来るということで早めに終わらせないといけない。

 

こう考えると意外に忙しい?

まあいいか。

さて、久しぶりの~

 

HAYA's Kitchen

 

ぱちぱち

 

・・・ひとりって寂しかったんだな

 

これからひとりになるとは考えていない隼人だった。

 

隼人「まあいいか作ろう!今日の作るのは・・・これだ!」

 

イチゴケーキ!

 

~材料~

 

・・・・

もうみんなレシピは調べてくれ

 

さて作るぞ!

 

イチゴと砂糖、それから水を少し入れシロップを作るように煮詰めます! 

 

シロップが赤くなってきたら、 

固まらないようにちょっとずつ水を足しながらかき混ぜましょう! 

そして酒……ラム酒やブランデーを入れて香りを残しましょう! 

 

これを作りかけの生クリームに突っ込みます! 

残ったイチゴはミキサーにかけて一緒に混ぜます!これでイチゴクリーム完成です! 

 

今回スポンジは時間がないので市販のです。

コーティングしたら完成!

 

うん楽だね

洗うだけ洗って持って行っちゃおう。

・・・この時間なら学校だしね。

 

 

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~穂むら~

 

ガラガラ

 

穂ママ「あ、いらっしゃいませ・・・って隼人さんじゃないどうしたの?」

隼人「どうも、明日発つことになったので挨拶回りです。」

 

穂ママ「・・・本当に行っちゃうのね。この店も静かになるわね」

隼人「そう言っていただけて良かったです。いつも遅くまでいましたから迷惑じゃなかったですか?」

穂ママ「そんなまさか逆ですよ逆」

隼人「え?」

穂ママ「若いのに和菓子のいいところを知っている方なんて滅多に来ませんしこの店も常連さんで持っているようなものですから。とてもお店としては助かっています。それに私個人からも感謝しています。」

隼人「ありがとうございます」

穂ママ「隼人さんが息子だったらこんな感じだったのかしらね」

隼人「へ?」

穂ママ「うちは娘しかいないし、娘と歳が5つしか変わらない隼人くんはお兄さんしてたしね」

隼人「そう思っていただけて嬉しです。」

穂ママ「うちに婿として嫁いでみない?」

隼人「え?!!?!」

穂ママ「隼人くんみたいな息子だったらどっちの婿だろうと大歓迎よ」

穂乃果ママはいたずらに、しかし嘘を言っているようには見えない顔で隼人に投げかけた

隼人(いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや)

隼人は誰が見ても動揺しているように見える

隼人「あ、いやあのえっと・・・」

穂ママ「冗談よ」

っとニコッと笑った

隼人「で、ですよね」

安堵なのかなんなのかわからない気持ちになった途端に

穂ママ「っていってほしい?」

笑顔のままそんなことを言う

 

隼人は完全にからかわれていると思った。

だが、思えばこういう人だったとも思い出した。

そして

隼人「僕も…僕も少しだけ母が生きていたらこんな風にやり取りしてたかなって思いました」

 

少しだけ置いて

 

隼人「前に話したのが聞こえてたかもしれませんが僕が物心つく前に母は他界していますからお母さんなんて呼べる人は勿論こんなやりとりすることもありませんでしたから楽しかたです。」

 

穂乃果ママは笑顔のまま隼人の話に耳を傾けている。

少し後ろでは暖簾の向こう側で穂乃果パパが壁によかかっているようであった。

 

隼人「けどその代わりと言ってはなんですけど僕にはおばあちゃんがいましたからさみしくなかったですしおばあちゃんのおかげで和菓子を好きになったり料理するようになりました。だから・・・」

穂ママ・パパ「「?」」

 

隼人は言葉を止め

そして決心したように告げる。

 

隼人「だから恩返しをしたいんです。親父にも親孝行しないといけないですから・・・ですから行ってきます。」

隼人は吹っ切るようにそして前に出るように

 

穂乃果ママは目尻に涙を浮かばせている。

その後ろでは穂乃果パパが嗚咽を漏らしていた。

さながら息子が旅立ったかのように

 

隼人「ではこれで失礼します。これ良かったら皆さんで召し上がってください。たまには洋菓子もと思ってケーキ作ったので」

穂乃果ママは受け取りながら

穂ママ「穂乃果には言ってあるの?」

隼人「・・・いえ、伝えてないです。このまま行こうかなって」

穂ママ「そう・・・」

穂ママ「何時の新幹線で?」

隼人「12時03分発ので静岡に…それが?」

穂ママ「いえ、ありがとう」

隼人「はい…?」

 

 

隼人「ではこっちの来るようなことがあったらまた来ます。」

穂ママ「お父さん早く良くなるといいわね」

隼人「はい、ありがとうございます。」

 

お店を出ると雨が降り出していた。

隼人「今日降るなんて聞いてないぞ」

 

隼人は駆け足で店をあとにした。

 

穂乃果ママは隼人がいったあとに一本の電話を入れた

 

 

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