スクールアイドルとファン最終話 part1 | ダルのマイペースなブログ

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どうもどうも
このブログのオーナーのダルです!

このブログではおもに趣味について
私生活について
俺の自己満足によって形成されていきます。

まぁ、気楽に更新していくのでゆっくりしていってね。

~穂乃果部屋~

 

電話の後、絵里と別れて穂乃果は部屋で一人考えことをしていた。

 

隼人にこの気持ちを伝えるのかである

 

穂乃果「私が気持ちを伝えたら迷惑かな…」

なんてことをかれこれ10分ぐらい続けている

 

しかし、隼人の顔を思い浮かべるだけで顔が赤くなっているのがわかる

今あったらちゃんと話せるかどうかも怪しい

こんなんで気持ちなんて伝えられない

 

穂乃果はふと携帯に視線を移した

 

穂乃果「そういえば連絡先知らないな…」

 

会ってからひと月も経っていない

連絡先を知る機会なんていくらでもあった

けど、知らなくたって隼人さんは毎日私がいなくてもお店に来てくれていた。

けど、隼人さんからしたら私は近所の子とかお店の子とかとかそんな扱いなんだような~

 

穂乃果「あ、でも隼人さんは私たちのファンなんだっけ」

 

そしたら本当は迷惑だったんじゃないかな

アイドルのファンにはルールがあるとかなんとかにこちゃんが言ってたきがするし

隼人さんは嫌だったんじゃないかな・・・

 

いや、隼人さんに限ってそれはないな

これが惚れた弱みってやつなのかな~

けど嬉しいこの気持ち幸せな気分

 

英語は苦手だけどみんなで考えたSnow halationの歌詞のようになっちゃったな~

True emotion…

強い感情か~

 

けど、まだ飛び込む勇気はないな~

何かきっかけがあるといいんだけどな…

 

穂乃果は静かに目を閉じた

 

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この時本当に

音もなく

気配もなく

静かに運命は変わっていった

 

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~隼人会社~

 

翌日、隼人はそのまま寝てしまったことで朝からバタバタとせわしなく

会社に行く準備を進めていた。

そんな隼人を迎えた会社は

 

隼人「え?転勤?」

部長「とりあえず半年だけだが本社が新しく静岡で起業するらしい。人手が思ったより少なくて我が社からも何人か行くことになった。」

隼人「え?それなのに新人の俺が行くんですか?」

部長「なんだかんだ言って入ってからのお前の業績での判断だ。うちの部署ではお前が一番高い。手際もいいし、何より器用で社交的だからな。他の部署からも何人か行くみたいだったがお前のことを社長が押してきてな、まぁ、勉強してこいってことだろう」

隼人「は、はぁ…」

部長「給料も少ないがここよりは多い。行って損はないと思うがな。」

隼人「はい…」

部長「まあ強制ではないが前向きに検討を頼む」

隼人「はい…少しお時間をいただけますか」

部長「急な話で期限は1週間もない今から4日後には答えを出してくれ」

隼人「わかりました。失礼します」

 

隼人はデスクに戻り仕事を始めながら同僚からは羨ましがられ

先輩からは嫌味を言われながらも応援してくれていた。

 

正直どうしたものかと思っている

本音では行きたくない

しかし、本当に距離を置こうかなと思っていた気持ちは本心でもあった。

寂しくなるがいこうかな

っと思っていたら

 

ぴりりりり・・・

携帯に着信が入った

隼人「誰だろう?」

ディスプレイを確認してみると

隼人(公衆電話?)

 

念のために出ておこうと通話ボタンを押すと

 

??『はやちゃんかい?』

 

隼人「おばあちゃん!?」ガタ

 

先輩「そうした?」

隼人「い、いえ 少し席外します」

 

祖母『元気そうだね』

隼人「え?え?どうしたの?」

祖母『それがねお父さんが__』

 

隼人「えっ…」

 

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~隼人会社屋上~

 

 

隼人「はぁ…」

 

隼人は屋上で一息ついていた

 

一息ついていると言えるのか

 

一息というかため息だ

 

隼人「胃がんか・・・」

 

さっきの電話は親父が職場で倒れたとの連絡だった

倒れた原因は過労だったが念のために検診をしたらガンが見つかった。

悪性のようだが早期発見のために手術で摘出すればまだ助かるらしい

しかし、これでお金が必要になってしまった。

うちはそこまで裕福ではない

母は幼い頃に事故でいない

もちろん記憶にないし

写真でしか母を知らない

俺がおばあちゃん子なのもそういう理由だ。

幼い頃から母代わりをしていたくれていた。

そんな祖母と俺を養いながら学費などもちゃんと出してくれていた親父は

学校を卒業して働き始めて俺にお金がかからなくなった今でも

溜まっていたローンやなんだでまだ、無理な働き方をしていたようだ。

それで過労だなんて付いてない。

癌はそれで見つかった副産物でしかないが見つかってよかった。

 

保険に入っているとはいえ、入院費や治療費がかかる

それ以外にも親父が働いてない分のお金は稼がないといけない。

 

隼人「話受けないとな…」

 

ここまでの話を受けて、親父が倒れてお金がいる

いくにあたって条件は揃っている

断る理由がない。

 

けど…

 

と悩んでいると戸の開く音がする。

 

振り返るとそこには社長がドアノブを掴んだままこちらを見ていた。

 

社長「おや?先客がいたようだね」

 

隼人「しゃ、社長!?お、おひさしぶりです」

 

社長「そんなに改まらんで良い。」

隼人「は、はあ」

社長「しかし、大智くんが悩み事とは珍しいな?」

隼人「ええ、まあ少し思うところがありまして」

社長「もしかして転勤に何か不都合があったのか?」

隼人「いえ、とてもいいお話をいただいたと思います。社長直々に推薦をいただけて…」

社長「少し訳ありな感じかね?」

隼人「…はい」

隼人ははたからどう見ても悩んで見えた。

 

そんな隼人を社長は

 

社長「大智くん少し私に付き合ってくれないか」

 

隼人「は、はい?」

 

それだけ言って社長は来た道を戻るようにドアに向かって歩き始めた。

隼人はそれを小走りで追う。

 

 

社長の後をついていく隼人はいつもと見慣れた道に来てキョロキョロしていた。

 

社長はある和菓子屋さんで足を止めた

 

隼人「ここは___」

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~穂むら~

 

穂ママ「あら、林さん(社長)いらっしゃい。あれ?今日はお連れ様が?」

 

社長「そうなんだ。ほら入りなさい」

隼人「は、はい」

社長が足を止めたのは穂むらの前だった。

社長はここだとだけ言って先に入っていった。

隼人は呼ばれるまで惚けていた。

 

穂ママ「あら隼人さんじゃない」

社長「おや?顔見知りだったのかな?」

穂ママ「常連さんですよ。娘がお気に入りの」

社長「なるほど」

隼人「か、勘弁してください//

社長「まぁ、まさか常連だったとはね」

穂ママ「毎日のように仕事終わりによってくれるんですよ」

 

隼人「和菓子が好きなんですよ」

穂ママ「本当は?」

 

隼人「もう茶化さないでください」

社長「はっはっは、さて」

っと口にしたところで

暖簾の奥から

 

穂パパ「なんだやかましいかと思ったら林か」

社長「なんだとはなんだせっかく親友が来てやったというのに」

穂パパ「なにが来てやっただ。サボりに来てるだけだろうが」

隼人「親友については否定しないんですね」

社長「彼とは大学時代からの縁でなよく来るんだよ」

隼人「サボりにですか?」

社長「息抜きだよ。さて、そろそろ注文しようか他にお客が来てしまうと面倒だからね」

隼人「はい、クリームあんみつ抹茶セットで」

社長「大智くんわかってるね~わたしにも同じのを。奥借りるぞ」

 

穂ママ「はい」

穂パパ「はいよ」

 

 

社長と俺は奥のスペースに移動して注文が届くまでなにするでもなく雑談を軽くしていた。

 

隼人「まさか、社長もここを知っているなんて思いませんでした。」

社長「私もだよ、世間は狭いね」

隼人「そうですね」

社長「君が入社してきたときを思い出すね」

隼人「おれのですか?」

社長「うむ、面接の時にこの街が良かったからなんていう奴は初めてだったからね」

隼人「お恥ずかしい」

社長「いやいや、あれは質問に見せかけた合否判定基準になっているからあれであってるんだ」

隼人「そうなんですか!?」

社長「あれは、お世辞ではなく本心を聞くための質問なんだ。会社のため~なんていう奴はこの会社にいらんからな」

隼人「なるほど…」

社長「私が君に転勤の話をしたのはこの会社がいいとかそんな理由ではなくこの場所がいいと言ったことにある。」

隼人「え?」

社長「私は君の素直さに惚れて採用判を押した。だけど、外を見る機会を与えてみたくなった。私には君のような趣味はないしこの街に会社を立てた意味といえば商売繁盛でご利益のある神田明神が近くにあったからだしね。趣味を生かせるこの地を選んだ君には酷な話なのかもしれんが君には外にも目を向けて見て欲しくなったのだよ。人当たりも良く始まったばかりの会社でも同入ったばかりのやつが必要なんだ。」

隼人は静かに話を聞いている。

ちょうどその時

穂ママ「はい、お待たせしました。」

 

注文していた商品が届いた。

 

社長「さて、まずは食べようか」

さっきまでの話がなかったように社長は食べ始めた。

隼人も続いていつものように食べ始める。

しばらくして来店していた客がいなくなり静かになった頃

抹茶をすすっていた社長が

社長「さて、単刀直入に聞くが何に悩んでいるんだ。」

 

確信を直接聞いてきた。

隼人「え?」

社長「さっきまでの話はひとまず置いておいてだ、君の本音やらなんやらここで吐き出してみてはどうだ?独り身で相談する彼女もおらんのだろう?面接の時に家庭の事情もそこそこ知っている。そこらのオヤジとでも思って吐き出してみな」

っと徒な顔で聞いてくる

隼人「そう…ですね、一人で溜め込み過ぎていたのかもしれません。ではお言葉に甘えて。少し重い話になちゃうかもしれませんが」

社長「かまわんほれ、吐き出してみ」

隼人「はい、実は…親父が倒れたんです。」

社長「親父さんが?」

隼人「はい、過労で倒れただけで大したことはなかったんですけど検診で癌が見つかったみたいで、その治療代やらなんやらでお金が必要になっちゃいまして、あまり裕福ではないんで仕送りとかもしていたんですけどそれだけじゃさすがに足りないですから今回の話はタイミングが良かったんです親孝行もできますから…」

社長「そうか…けどそのひっかかている原因はなんだ?いや、今はやめておこう。こちらからもできる限りの補助はしよう。」

隼人「ありがとうございます」

 

社長「さて、長居しすぎてしまったね。そろそろ戻ろうか」

隼人「はい、ではお会計してきます」

社長「いやここは私が出しておくよ」

隼人「そんな社長に出してもらうわけには…」

社長「誘ったのは私だ。私が出さなければ面目が潰れてしまうな~」

隼人「で、ではご馳走になります」

社長「うむ、先に出ていなさい」

隼人「あ、はい」

隼人は穂乃果ママに声をかけてから一人でお店の外にでる。

 

社長「ではお会計をたのむ」

穂ママ「はい…隼人さん大丈夫かしら?」

社長「だいぶ抱え込んでいるようだったからな」

穂ママ「ちゃんとは聞こえなかったんですけどお父様大丈夫なのかしら?」

社長「大丈夫なようだが何よりお金だそうだ。入院費もバカにならないからね」

穂ママ「働いていない間のご家族もありますからね」

社長「彼は片親なんだそうだ。お母さんを幼くしてなくしているらしい」

穂ママ「そうなると転勤なんてしてられないのでは?」

社長「おばあさまがいらっしゃるそうだ。面倒は見てくれるみたいだが」

穂ママ「お金は…ですね」

社長「そういうことだ」

 

お会計をしながら話している二人にまた暖簾の奥から顔を出した穂乃果パパが

穂パパ「そうか、いってしまうか。」

社長「お?寂しいか高坂よ」

穂パパ「毎日来てくれるんだそりゃな。店が静かになるな」

穂ママ「そうですね~あの子も寂しがるわね」

社長「穂乃果ちゃんだったかな?あの子は今いくつになった?」

穂パパ「16だよ。それがどうした?」

穂ママ「あなたも鈍いわね。ね、林さん」

社長「そうだな。さて、そろそろ会社に戻らないと。また近いうちに来るよ」

穂ママ「はい、その時はいいもの用意しておきますね」

社長「そうか、では私も用意しなくてはな。ご馳走さん」

穂ママ「はい、お待ちしております」

穂パパ「いいものってなんだ?まさか浮気か!」

 

穂ママ「馬鹿ね、そんなこそしませんよ」

 

穂乃果ママはそういい店番に戻る

そして一枚の紙になにやら書き込んでいく

 

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