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同日
~音ノ木坂学院・屋上~
海未「今日はここまでにしましょう。各自ストレッチしてください。」
凛「つかれたにゃ~」
花陽「今日はハードだったね~」
学校終わりの放課後に今日は練習だった。
そんな中ほとんど上の空でやっていたものがいた。
穂乃果だ
結局昨日は結論も出ず翌日になっても答えは出なかった。
さらに昨日海未とあんな別れをしてしまったせいでろくに顔も合わせあれなかった。
その間にいたことりはアタフタするだけで何もできなかった。
それを絵里が感じ取った。
絵里はみんなが着替えている時に携帯でほのかにではなく海未に連絡をした。
このあと時間はないかと…
みんなと別れた後私、海未は絵里に呼ばれたファーストフード店に足をむけた。
店に入ると定位置に絵里はいた。
私に気づいた絵里は立ち上がって手を挙げた。
近づいて私は早速切り出した。
海未「絵里わざわざメールで呼び出すなんて何かありましたか?」
絵里「何かあったのは海未の方なんじゃないの?」
っと痛いところを突かれた。
続けて
絵里「しかも穂乃果とね」
さすがとしか言えない。
やっぱり絵里はみんなを見ている。叶わないと素直に思う。
絵里は海未が軽くうつむいたままになっているからか話を続ける。
絵里「今日からというかこの間からかしら?ライブがあった日かなほのかに変化が出てきたのはそれに合わせるように海未とニコが反応してたわよね~」
普段からしっかりした性格の絵里は意外にも周りを見ている。
あれこれ二回目?私も混乱しているのですよ?
こほん、絵里の話は続く
絵里「穂乃果は日に日に帰ることが楽しそうだったわねそういえば。海未は逆にどんどん下がってくというかなにか言いかねているような感じだったわね。違ったら違うっていてね」
「けど、今日は全く反対でしかもお互い避けてるような感じだったわ。
穂乃果なんて前日まであんなにウキウキしてたのに」
図星すぎて何も言えなかった。
絵里はこちらの答えを静かにそして私から話すのを待つかのように
海未「絵里のいうとおりです。何も言えません」
絵里「なにかあったの?穂乃果がああなるなんてことりの時以来よ?まるで大切な人に会えなくなるみたいな」
海未「そうなのかもしれないですね…」
絵里「え?」
海未「そうですね少し補足がてら説明します。実は___」
私は自分が知っている限りのことを話した。
にこにアイドルとしての自覚の話や
穂乃果が好きな人の話や人相
そしてそれについてまとめて話したことが原因だということも
海未「___っということでして最後までいうことができないまま穂乃果が帰ってしまってそのままに…」
絵里「最後までっていうのはなんなの?」
海未「アイドルなんです私たちは、ですけどそれ以前に一人の女性ですから恋ぐらいすると思います。その気持ちに自分から立ち向かってほしいと言いたかったんです。」
絵里「本当に不器用なのねお互いにね。ならどうしてそれを今日言わなかったの?」
海未「何度も言おうとはしたんですけど避けられてしまって」
絵里「なるほどね、それは言えないわよね」
海未「はい…」
少しの間沈黙が続いたが突然
絵里「海未、穂乃果のことは私に任せてくれなかしら?」
海未「え?」
絵里「今のままだと海未も穂乃果も先に進めないわ、なら第三者を交えて話すしかないと思うの。穂乃果の心情も聞きたいしね」
海未「確かにこのままではいけないとは思いますが…」
絵里「避けられてる以上は話すこともできないんだからしのごの言ってられないわ。それに海未の話からして隼人さん?は穂乃果と前のようにはならないとなると穂乃果の方がダメになったしまうわ。精神的に今とても危険な状況よ」
海未「!?、余計なことをしてしまったのでしょうか。私が合わずにあんなことを言わなければ…」
絵里「後悔はあとよ先になんとかしないとこの時間なら穂乃果は家にいるわよね?」
海未「はい、今日はあんな状態でしたからまっすぐ家に帰ったと思います。」
絵里「私はこのまま向かうわ。また連絡するから今日はここでお開きにしましょう」
海未「はいわかりました。」
絵里とお店の前で別れて私は帰路に着いた。
そこで___
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~穂むら・穂乃果自室~
私、穂乃果は家に帰るなり部屋にあるベッドに制服のまま倒れこむ。
結局答えは出ていない。
さらには海未ちゃんとはなんか顔が合わせられない。
穂乃果「どうしたいんだろう」
もう自分でも何がしたいのかわからない
今日は練習も何をやっていたのか覚えていない
私は隼人さんが好きなことはわかった
それは海未ちゃんが教えてくれた気持ち
私だけでは気付けなかった異性にたいする感情
けど、他にも教えられた私の立場
海未ちゃんの口から聞きたくなかった
だから遮ってしまった。
わかったからと…
でも海未ちゃんは違うことを言ってくれたのではないか?
しかし、あの時に言われることは自分の立場を考えろということ以外に思いつかなかった。
あの時は焦っていた。浮かれていただけかもしれないが多分焦っていたのだろう。
海未ちゃんはなぜあんなに優しく、嬉しそうに私に恋心を教えたのだろう?
どうして教えといて崖から落とすようなことをしたのだろう?
昨日からこのことを永遠と繰り返している。
どうすればいいのだろうか
どうしたいのか_____
帰ってきてお店に顔を出した時に隼人さんがいれば
本当に気持ちが確認できたかもしれなかった。
しかし、お店に行ったら行き違いになったようで会えなかった。
ふと携帯が鳴った。
短さ的にメールだろう。
誰だろう?っと体を起こして確認をすると画面には絵里の名前が表示されていた。
内容を確認すると
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送り主:絵里ちゃん
宛先:穂乃果
件名:少しいいかしら?
本文:穂乃果?今から少し逢えないかしら?
今日の様子についてお話があります。
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どうしようかな…
いま、そんな気分ではない
けど、今のどうしようもない気持ちを絵里ちゃんになら話せるきがする。
穂乃果は返信を返した
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送り主:穂乃果
宛先:絵里ちゃん
件名:わかった
本文:私も少し相談があるからうちに来て欲しい
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返信をしてから10分後に家のチャイムが鳴った…
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~隼人帰り道~
俺、隼人は店を出た後に家に向かう大通りで知った女の子を見かけた。
向こうを気づいたようでお互いに視線が交わる。
足をとめ約3mぐらいの距離でなんとも言えない空気が流れる。
彼女、海未ちゃんもどうしていいかわからないのかお互いに気まずい
しかし、こうも頻繁に会うものなのかと自問自答
まあ、ほのかちゃんと幼馴染なのだから家が近くてもおかしくはないが今日はそこそこ遅い時間である。
なぜ彼女はここにいるのだろうかと考えていると向こうから
海未「こんばんは偶然ですね、えっと…隼人さんでしたよね?」
隼人「うん、こんばんは」
少し緊張をした面持ちで話しかけてきた。
隼人「こんな時間まで練習なの?」
話かける内容も特になく当たり障りな話題しか思いつかなかった。
海未「いえ…すこし寄り道をしてまして」
若干の違和感はあるもののそこを指摘せずに
隼人「そうなんだ。君でも寄り道するんだ」
っと優しくそしてきづかいながら話を続ける
海未「私だって寄り道ぐらいします。」
隼人「そうだよね」
といったところで会話が止まる。
うーんどうしよう
隼人がそれじゃ__っというよりも早く
海未「その袋…」
海未が話かける
隼人「うん?・・・あぁこれね」
っと袋を持ち上げる。
隼人「ちょうど寄ってきたところだったんだよ。もう日課になっちゃった。」
と苦笑い
海未「本当にハマってたんですね。意外です」
隼人「元から和菓子は好きなんだよね」
海未「そうだったんですか」
隼人「そうだ、一つたべる?」
海未「いいのですか?」
隼人「ようさんあるからね」
海未「ようさん?」
隼人「あ、いや、たくさん!たくさんあるから」
海未「変わった言い回しですね」
隼人「ばあちゃんの口調に影響されてるからかたまにね。最近は出てなかったと思うんだけどな」
海未「うふふ、ではお一ついただけますか?」
隼人「あ、うんはいどうぞ」
と饅頭を渡した。
近くにあった公園のベンチに移動して途中にあった自動販売機で暖かいお茶を2つ購入して一つを海未にわたした。
隼人「はい、お茶でよかったかな?」
海未「あ、すみませんお金」
隼人「いいよ、このぐらいね。誘ったのも俺だしね」
海未「ではご馳走になります。」
隼人「はいどうぞ」
二人してベンチに並んで饅頭をたべる。
食べている間無言が続く。
元から出会ってまだ2回の女子高生と社会人だとこんなもんだろう。
しかしそんな沈黙は彼女によって破られた。
海未「えっと隼人さんは本当のところはどうなのですか?」
隼人「うん?どうっていうのは?」
海未「穂乃果のことです。彼女をどう思っているのですか?」
隼人「どう思ってるって…」
海未「恋愛感情とかです」
隼人「えっ?!いや?!その…」
海未「少なからずそんな感情があったりしないのですか?」
海未は意外にもシレッとそんなことを聞いてきた。
いきなりそんなことを聞かれてもどうしたらよいものか?
ここではいそうですっていうのも変だし
それ以前に俺はほのかちゃんが好きなのか?
兄弟はいないけど妹がいたらこんなんだろうなとかは思ったりはしていたけど
第一にまず赤の他人だし、お店の常連だし、何より穂乃果ちゃんのファンの俺が
恋愛感情だなんて…
長い間惚けていたのか海未は申し訳なさそうにかつ自分が何を聞いているのか自覚したらしく
海未「も、申し訳ありません!へ、変なことを聞いていましたね」
隼人「え、あっいやなんというか…」
海未は首を傾げながらこちらを見る。
隼人は頬をかきながら
隼人「正直、どんな対象かなんて聞かれるとたぶん近所のお兄さん程度なんじゃないかって思っているんだ」
海未「お兄さんですか?」
隼人「そうお兄さんまだおじさんには早いしね」
と冗談交じりに
隼人「それに、この間はあんな恥ずかしいことを言っときながらもうそこには戻れないって思っているんだ。あんなところまでいっちゃうとね。」
海未「それはそうですが…」
隼人「それでもちゃんと約束は守るから安心してよ。必要以上は近づかないからさ」
海未は黙ったまま下を向いてしまった。
俺何かまずいこと言ったかな?
っと思いつつ穂乃果の気持ちを知っている海未としてはとても複雑な感情になっている。
しかし、隼人がそれを知るわけもなく…
隼人「こんな時間になっちゃったね」
時計を確認しながら海未のほうを向き
隼人「近くまで送るよ。引き止めちゃった感もあるし」
話はこれでおしまいと言わんばかりの隼人の切り出しに海未は何か言いたそうに、しかし言えないまま
海未「では、途中まで…」
といいかけてところで携帯が鳴る。
海未「少しいいですか?」
隼人「いいよ」
海未は電話のあいてに驚きつつ通話ボタンに指をかけて
長くなると思った海未は隼人に
海未「長くなりそうなので先に帰っていただいてもいいですよ?」
隼人「なら、少し席をはずすよおわったら声かけて」
海未「ありがとうございます」
隼人「ごゆっくり」
といって離れる
離れた隼人を確認してから
海未「はい、私です」
と答えた。
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