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~穂むら・穂乃果の部屋~
絵里ちゃんの連絡からしばらく経った頃に家のチャイムが鳴った。
お母さんにはメールがあった時に絵里ちゃんが来ることを伝えてあるから
チャイムが鳴ったすぐに絵里ちゃんが部屋まで来た。
絵里「穂乃果?はいるわよ」
控えめなノックの後に声をかけられ
絵里ちゃんが入ってくる。
穂乃果「いらっしゃい絵里ちゃん」
絵里「お邪魔します。」
穂乃果「それで話って何かな?」
どんな話なのかは大体予想できてはいるけど会話の切り出しとしては話しやすんじゃないだろうかな?
半分投げやりな考えで絵里に話しかける。
絵里「大体分かっていると思うけど最近のことよ。さっきのメールのこと。ライブ前あたりから穂乃果の様子が変わってきたわよね?なのに昨日あたりからかしら、心ここに在らずな感じがしたわね?何かあったの?」
穂乃果「そのことに答えるのにそれまでのこと少しだけ話さないといけないかな」
穂乃果は一拍おいてから大きく息を吸って話し始めた。
穂乃果「はじめはね_____」
海未に話したように隼人と出会ってからのことやライブに来ていたことそこであったことやそれまでに感じた感情などを話した。
穂乃果「_____っということがあったの」
穂乃果は話している間ずっと視線を下に下げたままだった。
絵里「そういうことだったの…」
絵里は優しげな顔でそう呟いた。
穂乃果「海未ちゃんがこの気持ちを恋だって教えてくれたんだけど…」
穂乃果は言葉に詰まった。
絵里は何も言わずに穂乃果の言葉を待っている。
穂乃果「崖から落とされちゃった。」
顔を上げた穂乃果の顔は笑顔だった…
ある一部分を除いて
目尻に溜まった涙は溢れ出し穂乃果の頬を伝う
穂乃果「おかしいななんで涙がでるんだろうな」
絵里「穂乃果…」
絵里は穂乃果がここまでだとは思ってはいなかった。
ここで海未が伝えきれなかったことを告げるのは簡単だ。
しかし、それを自分の口から伝えるのはできない。
それなら
絵里「穂乃果今すぐ海未に連絡しなさい」
落ち着いた声でしかし訴えるように
穂乃果はあげていた顔を下げてしまう。
目元は前髪で隠れているがその目から流れる涙は絵里の目に映っていた。
それでも絵里は
絵里「穂乃果、いつまでも逃げ続けても解決しないわ。海未は本当にそんなことを言ったの?穂乃果から何かを奪うような話をしたの?海未はいつも穂乃果のことを思っていたはずよ?」
絵里はほのかに訴えた
穂乃果はピクリと反応を示した。
絵里「穂乃果、私には海未がそんなことを言おうとしたなんて思えないわ。だからこそ確認しなくちゃいけないと思うの。」
穂乃果はテーブルの上に置いてある携帯に視線を向けた。
それでも体は動くことなくただただ携帯を見つめる。
絵里は立ち上がりほのかの携帯を取り穂乃果に差し出す。
絵里「穂乃果嫌なことは早く終わらせましょう。もしこれで本当にダメと海未に言われたのならほのかの気がすむまで私がそばにいてあげるから。もう一人で悩まないで、ね?」
と笑顔を向ける絵里に応えるかのように穂乃果の手は差し出された携帯に手を伸ばす。
慣れた操作でリダイアルの中から海未の番号を表示させるがコールボタンはなかなか押せない。
それを見た絵里は
絵里「穂乃果?私が軽く説明するわ一度貸してくれるかしら?」
絵里はコールボタンを押せない穂乃果を見て自分からきっかけに変えてしまおうと携帯を借りる
ボタンを押して海未に電話をかける。
プルルルル…っと流れているがなかなか海未も出ない。
8コール目でやっと繋がった。
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