自分が将来結婚するかもしれない人が、今この時、別の人生を生きてるってすごくない?
と、突然聞かれたことがある。
高校生の時だった。
びっくりした。というのがその時の私の反応だった。
そんなこと私は考えてこなかったと。
聞いてきたのは、当時同じ部活に所属してた男子で、普段から突拍子のないことを聞いてきたものだった。
風の噂では、聞いてきたその子は最近結婚をしたらしい。
それを聞いて、私がまず真っ先に思い出したのが、あの時、奴が聞いてきたあの問いかけだった。
じゃあ、あの頃あの質問をしてきた時、結婚することとなる奥さんはどんな高校生活を送ってたんだろうね と、ふいに思ったりもする。
そう思うと、一気に懐かしい気持ちになる。
あれからもう10年も経っているはずなのに。高校の時は結構仲良くさせてもらってたが、今はもう疎遠になっている。
だから、あの質問を思い出す度に元気にしてるかなぁとぼんやり考えたりもする。連絡はしないけど。
疎遠になった人がいる一方、出会った人も数知れず。わーさんは大学の時に知り合って、彼此6年は一緒にいる。
大学からの付き合いなので、高校時代にあの質問をされた時は、もちろん全く別の場所で生きていたのだ。
わーさんは高校生の時何してた?と聞いてみる。
えー、休み時間窓際で寝てたかな…
それでー、得意だった理系科目の授業の席はだいたい後ろだったな(その高校はその科目の成績が良いほど後ろの席で授業を受けるらしい)
あとー、電車の本数が少ないから、あんまり遅刻できなかったし、お昼も学校内で食べたよ。
と言っていた。
当たり前だとは思うけど、全然違う。
遅刻の言い訳にするために、大量の遅延証を持っていたり、寝坊してパジャマにパンプスという謎の姿で学校に登場したり、お昼ご飯をラーメン屋に食べにいったり、
休み時間どころか授業中にお弁当を食べていたり、私がそんなだらしない生活をしている間に、わーさんは全く別の人生をいきていたとは。
あの高校時代の私とわーさんが出会っていたら、きっと嫌われていただろうなとも。
わーさんだけでなく、全く関係ない別の場所で生きてる誰かが、いつか自分の人生と交ることになるのはすごいことだと思う。
そんな大切な人たちと1日でも早く再会を心から喜び合えるよう、会社と家を往復するだけの退屈な毎日を耐え忍んでいこうと思います。
どうかそれまで皆さまご無事で。
疎遠になった人も、今でも仲良くしてくれる人も。
またいっぱいコーヒーを飲みに行きましょう。
バス停から見上げた夜桜。
花見は行けなかったけど、変わらず綺麗に咲き誇ってました。
