今日から始まったNHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』は、
宮城県の登米という、気仙沼から内陸に60キロの場所にある町が舞台です。
伊達政宗公のお膝元だけあり、
劇中、主人公の百音(清原果耶)が下宿先の主人(夏木マリ)とともに貞山公(伊達政宗の没後の法名)の遺訓を唱和するシーンがありました。
「礼に…」と聞こえたので、
「五常だ!」
と分かりました。
なので、さっそく
何と書いてあるのか調べましたよ。
【貞山公遺訓】
仁に過ぐれば弱くなる。
義に過ぐれば固くなる。
禮に過ぐれば諂(へつらい)となる。
智に過ぐれば嘘をつく。
信に過ぐれば損をする。
貞山公遺訓にはまだ続きがあります。
氣長く心穏かにして、萬(よろず)に儉約を用て金銭を備ふべし。
儉約の仕方は不自由を忍ぶにあり。
此の世に客に來たと思へば何の苦もなし。
朝夕の食事うまからずともほめて食ふべし。
元來客の身なれば好嫌は申されまじ。
今日の行をおくり、子孫兄弟によく挨拶をして、娑婆の御暇申すがよし。
【口語訳】は、
人のためを思う気持ちが強ければ自分が弱くなる。
正しくあろうとする気持ちが強すぎれば考えが固くなる。
人を尊重しようとする気持ちが強ければ媚になる。
利口なだけでは嘘吐きになる。
人を信じるばかりではだまされて損をする。
穏やかな気持ちで倹約し、蓄えをすることだ。
倹約とは、自分が不自由であることを我慢することである。
自分は、この世に来た客と考えれば辛いこともない。
食べ物がまずくても褒めて食え。客なんだから好き嫌いを言うな。
過ぎ行く一日を大切にし、身内の者たちに感謝の挨拶をして、この世に別れを告げるのがよい。
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伊達政宗は1567年生まれ。
400年以上前の教えです。
私は、算命学の勉強をしたお陰で、伊達政宗公と同じように五常(仁礼信義智)が何か分かるようになったことを嬉しく思いながら、(^.^)
五行の相生、相剋図に五常(仁礼信義智)を書いて、白い矢印の相剋と遺訓を読み比べて、納得したのでした。(^.^)
仁に過ぐれば弱くなる。
義に過ぐれば固くなる。
禮に過ぐれば諂(へつらい)となる。
智に過ぐれば嘘をつく。
信に過ぐれば損をする。
〈五常〉
仁は思いやり
礼は礼儀礼節
信は誠実さ、信頼を得ること
義は善悪を区別、正義・道義
智は道理を学び悟る、智徳
五常(仁礼信義智)の道を常におこなっていく先に、福寿禄官印の「五徳」が備わるといわれています。
おしまい。
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