花金!週末の足音が聞こえる金曜日、朝からなんだかウキウキで家を出た。いつもより少し早めにオフィスに着いたけど、チームのメンバーは誰一人出社してない!フロアがシーンとしてて、ちょっと拍子抜け。うちのチームはリモート派が多いから、まあそんな日もあるよねって感じなんだけど、グループ全体で見ると出社率は結構高め。他のチームの席は賑わってて、打ち合わせの声やキーボードの音が響いてる。うちのチームだけまるで別世界だな(笑)。月末の締め作業が迫ってるけど、ゴールデンウィークがもうすぐだから、みんなのスケジュールがバラバラで締めのタイミングがズレ気味。誰がどう動いてくれるのか、ちょっと見えづらくてモヤモヤするけど、焦っても仕方ない!と自分を奮い立たせて、タスクに取り掛かる。

午前中は資料整理とメール対応でバタバタ。月末の数字をまとめる作業は、チームの進捗が揃わないと進められない部分もあって、ちょっとスローペース。こういうときは一つずつコツコツやるしかないよね。昼休みは、久しぶりに部内のメンバーと社員食堂でランチ。食堂は他のチームの人たちもいて、結構賑やかだった。リモートが多いから、こうやって顔を合わせてご飯食べるのってなんか新鮮!今日のメニューはベトナム風のフォー。鶏ベースのスープにたっぷりのハーブとモヤシ、ライムの爽やかな香りが最高!そういえば、昔はパクチーの独特な香りが苦手でフォー頼むときも「パクチー抜きで!」って言ってたのに、最近はあのクセがやみつき。今日もパクチーたっぷりでガッツリ楽しんだ。考えてみたら、納豆も昔は食べられなかったのに、いつの間にか大好物になってたし、味覚って本当に変わるんだな。なんか自分の変化にちょっと感動(?)しつつ、ニヤニヤ。

午後も締め作業を進めて、なんとか定時で仕事を切り上げ。よし、今日はストレッチサロンに行くぞ!と気合い入れて、地元近くのサロンへ。体を柔らかくしたくて通ってるけど、ぶっちゃけ進歩が…ほぼゼロ(笑)。トレーナーさんに「焦らず続けましょう!」って励まされるけど、毎回同じとこで「うっ、硬い!」ってなる自分に笑ってしまう。それでも、終わった後のスッキリ感はやっぱり格別。しばらくはコツコツ通おうかな。

サロンの帰りにスーパーで野菜とゴマドレッシングを買い足して、晩ごはんは豚しゃぶサラダに決定!レタス、きゅうり、トマト、紫玉ねぎをたっぷり入れて、ヘルシーで彩りもバッチリなやつを作ろうと張り切って帰宅。キッチンで野菜を切ったり、豚肉を茹でたりしてる時間、なんか無心になれて好きだな。ちょうど豚しゃぶサラダが完成したタイミングで、パートナーが帰宅。ナイスタイミング!「お、うまそう!」って喜んでくれて、二人でテーブルについて食べることに。

味の感想は…パートナーは「美味しい!」ってパクパク食べてくれたけど、ゴマドレッシングがちょっとイマイチだったかも。二人ともワサビ好きだから、ゴマワサビドレッシングってやつを試しに買ってみたんだけど、ワサビのピリッと感がゴマのコクを消しちゃって、なんか中途半端な味に。うーん、期待してたのに!でも、野菜はシャキシャキで新鮮だったし、豚肉も柔らかく茹でられたから、全体的には美味しかったよ。パートナーと「次は普通のゴマドレでリベンジしよう」なんて笑いながら話して、ほっこりした夜になった。

食後はソファでゴロゴロしながら、ゴールデンウィークの予定を軽く相談。まだ何も決まってないけど、近場でのんびりできたらいいな。花金の夜はやっぱり最高!明日もゆるっと自分らしく楽しもう!
おはよう、と言いつつ、なんだか体が重い朝。1週間ぶりの在宅勤務だ。昨日、ついつ い深酒してしまったのが響いてる。ノルウェーから帰国して早1年、東京の喧騒にも慣れたはずなのに、こうやって在宅でぽっかり時間が空くと、疲れがどっと出てくる。都会のスピード感に追いつこうと頑張ってる自分に、たまには休めよって体が言ってるのかも。

在宅なのに、仕事が思った以上に溜まってる。メールがガンガン飛んできて、Teamsの予定もちらほら。集中力が続かないのは、深酒のせいか、それとも久しぶりの自宅のゆるい空気にやられてるのか。デスクの上に積まれた資料と、PCの画面に並ぶ未読メールを眺めながら、ため息一つ。やばい、さっきのクライアントからのメール、見逃してた…。慌てて返信を打つけど、頭がぼんやりしてて、いつもよりタイピングが遅い気がする。こんな日は、普段のキレッキレの自分(自称)とは程遠いな。

お昼は、ちょっと前に買っておいた尾道のご当地カップ麺を食べることに。尾道ラーメン、背脂たっぷりの濃厚なスープが恋しくて、ストックしてたやつ。カップ麺なんて、普段は「ジャンクだな〜」なんて避けるけど、今日はそんな気分。キッチンでお湯を沸かして、3分待つ間に、窓の外をぼーっと眺める。東京の空、曇ってるけど、落ち着く。麺をすすりながら、「たまにはこういうのもいいよね」って自分を甘やかす。スープまで飲み干して、ちょっと罪悪感。でも、美味かったから、まぁいっか。

午後も仕事は続くけど、エンジンがかからない。Teamsの通知がピコンピコン鳴るたびに、ちょっと現実逃避したくなる。SNSをちらっと覗いたら、アルゴリズムがまた妙にハマる投稿を推してくる。あ、これ、前に話してた「SNSって洗脳装置?」ってやつだな、なんて思いながら、スクロールの手が止まらない。ダメだ、仕事に戻らなきゃ。パートナーに「今日、めっちゃ自堕落だわ」って愚痴ったら、「まぁ、たまにはそういう日もね」って笑われた。ほんと、優しいな。

夜は、料理する気力ゼロ。冷蔵庫とにらめっこする気力すらなくて、「もうテイクアウトでいいかな」なんて思ってたら、パートナーが「俺が何か作るよ」ってキッチンに立ってくれた。いや、ほんと、感謝しかない。出てきたのはシンプルなパスタ。オリーブオイルとガーリックの香りが部屋に広がって、ホッとする。二人でテーブルに向かい合って、ゆるく雑談しながら食べる。「在宅って、楽そうに見えて意外と疲れるよね」なんて話しながら、ワインの話になった。前に飲んだ微発砲のワイン、チャコリみたいで美味しかったな。また買おうかな。

食後は、ソファに沈み込んで、Netflixでも見ようかと思ったけど、結局またSNSをダラダラ。自分でも「これ、完全に時間の無駄じゃん」ってわかってるのに、なぜかやめられない。パートナーに「ほんと今日、ダメ人間すぎるわ」って笑ったら、「明日からまた頑張ればいいじゃん」って。うん、そうだね。慣れって怖いけど、こういうダラダラした日も、たまには大事なのかも。

そんなわけで、今日は自堕落の極みみたいな1日だった。明日はもうちょっとシャキッとしよう。たぶん。  
朝、目を開けた瞬間から気分がどんよりしていた。窓の外は灰色の曇り空で、心の中までその色に染まるよう。コーヒーを淹れながら、今日の予定をぼんやり整理する。午前中の歯医者の予約が頭に重くのしかかる。数日前から疼いていた奥歯の痛みが少しマシになった気がしてたけど、歯医者ってだけで憂鬱だ。ドリルの音を想像するだけでゾッとするけど、行くしかない。

歯医者に着くと、待合室の消毒液の匂いが鼻をつく。診察台に座った瞬間、緊張で肩がこわばる。レントゲンを見た先生が「やっぱり神経を抜く必要があるね」と淡々と言う。心の中で「マジか…」とため息。痛みが落ち着いてたから少し期待してたのに、現実は厳しい。治療の説明を聞きながら、ちょっとブルーになりつつ、「これで痛みがなくなるなら」と自分を励ます。今日は抗生物質を処方されて、次回の予約を入れて終了。診察台の硬い感触とあの無機質な雰囲気、頭にこびりついて離れない。

歯医者を後にして、ポリタンに渡す結婚式の動画が入ったUSBスティックをバッグから確認。去年のあの華やかな結婚式、笑顔と感動が詰まった動画をようやく編集し終えた。渡せると思うと、ちょっとした達成感。ポリタンとは彼のオフィスの前で待ち合わせ。ビルのエントランスに着くと、ポリタンが先に待っていてくれて、ホッとする。「やっと渡せたよ!」とUSBを手渡すと、彼の弾けるような笑顔にこっちまで元気をもらう。でも、彼もバタバタしてたみたいで、ほとんど話す暇がなかった。結婚式の思い出をゆっくり語りたかったけど、「また今度な!」と軽く言葉を交わして別れた。ちょっと物足りなかったけど、USBを渡せただけよしとしよう。

ランチは時間がなくて、流行りのオレンジジューススタンドで済ませた。目の前でオレンジを絞ってくれるフレッシュなジュース、インスタでバズってるだけあって爽やかで美味しい。紙カップを手に街を歩きながら、ほんの少し気分が上向く。でも、「神経を抜く」って言葉が頭の片隅でチラついて、完全には晴れない。

午後は会社でチーム会議と上司との身上面談。チーム会議はプロジェクトの進捗確認のはずが、話があちこちに飛んで集中力との戦い。身上面談は最近の業務や今後の目標を話す時間だけど、履歴書を読み上げるような堅苦しさで、ちゃんと伝わってるのか少し不安になる。でも、上司から意外な言葉。「君、前任者より出社率高いし、デスクの周りのスタッフたちと和やかな雰囲気を作れてるね」。褒められて嬉しいけど、「前任者ってどんだけ荒んでたんだ?」と心の中で苦笑。前任のデスク、書類の山とコーヒーの染みでカオスだったもんな。スタッフたちと和やかにやれてるのは、みんなが気さくに話しかけてくれるおかげ。私一人じゃこんな雰囲気は作れなかった。

夜は同僚と居酒屋で飲み会。ざわざわした雰囲気が心地よくて、ビールが進むにつれてつい飲み過ぎてしまった。ほろ酔いで同僚と仕事やプライベートの話で盛り上がったけど、帰りの電車で上司と二人きりになったとき、つい本音がポロリ。前の部署での一年、仕事をもらえず、誰も出社してなくて、何をすればいいのかわからなかったあの無力感。あの時の虚しさが今でも胸に刺さる。上司は静かに聞いてくれて、「これから何ができるかが大事だよ」と慰めてくれた。でも、電車の窓に映る自分の顔を見ながら、情けない気持ちが胸に広がる。あの時の自分を思い出すと、心がチクッと疼く。

家に帰ってソファに倒れ込む。今日は歯医者の憂鬱、ポリタンとの短い時間、フレッシュなオレンジジュース、上司の言葉、飲み会の笑顔…いろんなことがあった。ポリタンとゆっくり話せなかったのは残念だけど、USBを渡せたのは一歩前進。神経を抜くのは気が重いけど、痛みから解放される第一歩だ。情けない自分もいるけど、明日の天気は晴れらしい。少しは心も軽くなるかな、なんて思いながら、目を閉じる。