朝6時半、目覚ましより早く目が覚めた。隣でまだ少し寝ぼけているパートナーを軽く揺すって起こし、いつもの朝のルーティンをスタート。今日は土曜日だけど、ジムに行くのが私たち二人の毎日の日課だ。ジムは家から徒歩10分。朝の空気はひんやりしていて、歩きながらパートナーと他愛もない話を交わすのがこの時間の楽しみ。ジムに着くと、まずはトレッドミルで30分のランニング。私は音楽を聴きながらペースを刻み、パートナーはポッドキャストに夢中。ランニングの後はウェイトトレーニング。スクワットとベンチプレスで汗をかき、最近ちょっと気になってきたコアを強化。パートナーが「フォームが崩れてるよ」と笑いながら指摘してくるので、軽く言い返しながらトレーニングを終える。ジムを出る頃には体が軽く、頭もスッキリ。家に戻ってシャワーを浴び、プロテインシェイクを一緒に飲みながら、今日の予定を確認し合う。こういう朝の時間が、二人にとって大事な絆の時間だ。
13時に、代理母出産を検討しているカップルとカフェで会う約束。場所は地元の落ち着いたカフェで、木の温もりが感じられる店内の窓際席を予約しておいた。今回会うのは、同じくゲイカップルで、一方が外国人パートナーという二人。30代後半で、穏やかだけど少し緊張した雰囲気の二人だった。自己紹介を交わし、コーヒーを注文してから話を始める。彼らは代理母出産のプロセスについて知りたいということで、私たちの経験をベースに具体的に話した。「代理母とのコミュニケーションはどうしてる?」「海外での手続きはどうだった?」と、特に外国人パートナーの男性が熱心に質問してくる。法的な話やエージェント選びのポイント、感情的な側面についても率直にシェア。2時間ほど話すうちに、彼らの表情がだんだんリラックスしていくのがわかった。最後には「リアルな話を聞けて安心した」と笑顔で言ってくれて、こちらもほっとした。この出会いが彼らの次のステップに繋がればいいなと思う。
15時半ごろ、カフェを後にして、代理母出産エージェント主催の懇親会へ。会場は都内のイベントスペースで、代理母やコーディネーター、専門家たちが集まるカジュアルな集まり。すでに20人ほどがいて、軽食やドリンクを手に談笑している。エージェントの代表が最近の業界動向や法改正について簡単に話した後、参加者同士で交流する時間に。私は新しい人と何人か話したが、深い話になる前に時計を見ると17時半。今日は茂木への移動があるので、早めに失礼することに。主催者に軽く挨拶して会場を後にする。少し慌ただしかったけど、ネットワークを広げるいい機会だった。
懇親会を抜け出し、18時の電車で栃木県の茂木へ。車窓からは夕暮れの空がオレンジに染まり、だんだん星が見え始める。約2時間の移動中、Kindleで小説を読み進めながら、明日の予定を考える。明日はいよいよSLに乗る予定だ。茂木駅に着いたのは20時過ぎ。静かな駅前の雰囲気に癒される。タクシーで10分ほどでフェアフィールド・バイ・マリオット茂木に到着。シンプルで清潔な部屋にチェックインし、窓から茂木の静かな夜景を眺める。星がきれいで、都会の喧騒が遠く感じられる。シャワーを浴び、ホテルのラウンジでビールを飲みながら今日を振り返る。パートナーとの朝の時間、ゲイカップルとの有意義な会話、懇親会の刺激。充実した一日だった。明日のSL乗車に思いを馳せながら、ベッドに潜り込んで眠りについた。