読み漁った本たち
市の図書館で友人と待ち合わせをした時、試しに日本語の本のコーナーを眺めてみたら、思いがけず読みたい本があってびっくり。昼間は刺繍で忙しい(?)ので、本は寝る前のひと時だけなのですが、面白くて一気に読んでしまうものばかりでした。おかげでこの所寝不足続きです…花の鎖/文藝春秋¥1,440Amazon.co.jp両親を亡くし仕事も失った矢先に祖母がガンで入院した梨花。職場結婚したが子供ができず悩む美雪。水彩画の講師をしつつ和菓子屋でバイトする紗月。花の記憶が3人の女性を繋いだ時、見えてくる衝撃の事実。そして彼女たちの人生に影を落とす謎の男「K」の正体とは。驚きのラストが胸を打つ、感動の傑作ミステリ。読み始めて気づきましたが、「これ、ドラマで見たわ」。ドラマだと、画像で見えてしまうので驚きのラストに至らなかったのですが、本はちゃんとだまされるんだろうなあ湊作品らしく、まぁまぁだね、な仕上がりでした。デパートへ行こう! (100周年書き下ろし)/講談社¥1,728Amazon.co.jp明かりの消えた真夜中のデパートにうごめく人影。その日に限って、なぜか居場所をなくした人々が集まってくる。よからぬ企みを抱く女性店員。生きる希望をなくした中年男。訳あり家出の高校生カップル。道を踏み外した元刑事……。悩める人々がつどう時、奇跡の一夜が訪れる。感涙必至の傑作、ここに登場!映画の『THE有頂天ホテル』を髣髴とさせるような、ドタバタ劇。これは、逆に映像で観たかったなぁと思う作品でした。デパートという複雑な構造をしている建物が舞台なので、情景を思い浮かべて感情移入するのが難しかったけど、最後はうまくまとめたな、と満足いくラストでした。虚夢 (講談社文庫)/講談社¥691Amazon.co.jp通り魔事件によって娘の命は奪われた。だが犯人は「心神喪失」状態であったとされ、罪に問われることはなかった。心に大きな傷を負った男は妻とも別れてしまう。そして事件から4年、元嫁から突然、「あの男」を街で見たと告げられる。娘を殺めた男に近づこうとするが…。人の心の脆さと強さに踏み込んだ感動作。『刑事のまなざし』と出会って以来、三作目の薬丸作品です。『天使のナイフ』も良かったし、この人の作品は登場人物の描き方があったかくて好きですね。昨今よく話題になる、心神喪失者による犯罪。大きな問題を抱えていると思いますが、この作品は声だかに刑法39条を批判するわけではなく、別な角度から切り込んでいる。きちんと構成されている作品なので、わかりやすく一気に読めました。いやあ、面白かった。凍土の密約/文藝春秋¥1,728Amazon.co.jp赤坂で発生した殺人事件の特捜本部に、警視庁公安部でロシア事案を担当する倉島が呼ばれた。被害者は右翼団体に所属する男だ。二日後、今度は暴力団構成員が殺された。2つの事件に共通する鮮やかな手口から、倉島はプロの殺人者の存在を感じる。鍵はロシア、倉島は見えない敵に挑む。読みはじめて、「あれれ?何やら知ってる雰囲気だ」と思い、調べてみました。これ、以前に読んだ作品『白夜街道』の第三弾だったようです。もう一度、読み直してみたいなぁロシア人の名前は覚えにくいし、登場人物も多いし、わけわかめだ~と思いながら、ほぼ斜め読みだったのですが、基本的に今野作品はそんな感じなのでね。それなりにドキドキしながら、さらりと楽しめました。さて、今後は未読で本棚に並んでる本たちを読んでいきます。まずは、ほんわかと『ぶたぶたさんシリーズ』読みますかね。