年末のキャンプ詳細(1) | ドングリクンパパのブログ

■能登半島地震

まだ明るみになっていない、厳しく危険な状況の方々も沢山いるのだと思います。被災地の方々に1日も早く心穏やかなる日々が訪れますように心よりお祈り申し上げます。

 

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■名古屋高校

1年前にブログでシリーズにして取り上げた名古屋高校が選手権初出場でベスト8進出という快挙。やっぱりやるべき事やっているチームは強くなるね。取り組んでいる事が上辺じゃない、非常に本質的だとパパは感じるんだよね。

 

 

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■年末のキャンプ詳細

はい、本文です。いや~、念願のキャンプだよ~。キャンプって言うかグランピングっていうの?今時のキャンプって凄いね~、手ぶらで行って、バーベキュー食って、温泉入って、星空眺めて。もう最高の年越し、、、

 

って、そんなとこ行ってねえよ(笑)。ドングリクン家がそんなブルジョワなところ行くわけないから。公園しか行ってねえ。ボウズがキャンプって言えばサッカーキャンプに決まってるじゃん、欧州名門の最新戦術が学べる「バイエルン式MF養成キャンプ2泊3日in新潟」だよね。やっぱり欧州最先端は次元が違うよ、、、

 

って、そんなキャンプも行ってねえし、そもそもやってねえから(笑)ドングリクン家にとってキャンプと言えばこれしかないのだ!!じゃじゃ~ん!!

 

「泣く子が更に泣き叫ぶ伝説の、、、歯の喰い縛り方おしえちゃるけんキャンプ!!by  股サン」

 

参加者:ボウズ1名(笑)あのねえ、そもそも最初にこの話をお誘いいただいたのは1年ちょっと前の事。で、その時最初にこう言われたの。テーマはヨットです、と。ヨット?え?なんか、、、めっちゃ楽しそうなんだけど。一瞬でもそう感じたのは大きな間違いだった。ヨットはヨットでも「戸塚ヨットスクール」だった(笑)。

 

ところが去年どうしても都合がつかず、ボウズは参加を諦めたのだが、勇気ある若者が1人これにチャレンジし、そのあまりの過酷さに倒れ込んだ瞬間地面にぶっちゅ~っとキッスしてしまった、そんな伝説が残されている正真正銘ヤバいキャンプである。

 

12月31日、大晦日、雨。こたつでミカン食いながらテレビ見るべき日にそんな過酷過ぎるキャンプがついに開催されたのである。そしてもう、意味分からないのが、参加者1名と書いたけど、正確には2名なのだ。そう股さんもまったく同じことをやるのである。そう、前回勇気ある若者も股さんに挑んでアスファルトを舐めたのである。

 

でもパパはさすがに止めたんだよ、いくらなんでもと。去年の若者は当時高2、ボウズはもう高3卒業間近だ。この年代の1年はかなり違う。そして股さんは当時から1年歳を取って45歳だよ。いくらなんでも同じことをやるのは無謀だろうと。でも股さんはこう言ったんだな。わけ~奴に口で言っても分かんないんで、と。

 

ボウズはボウズでビビってたね。俺はまあかなり過酷らしいと、サッカーどうのこうのじゃねえ、気合いがテーマだから、みたいな話はしてたんだ。でも裏テーマが戸塚ヨットスクールっていうのは言い忘れててな。

 

ところがオレと股さんで「例の戸塚ヨットスクールキャンプの件ですが、○日は、、、」みたいなラインのやりとりしてたのを偶然ボウズは見ちゃったんだな。そして「え?戸塚ヨットスクールってなんだろう?」と調べたらしい。そして当時の事件のまとめ読んで唖然、「え?人死んでるし、、、」って(笑)。

 

そんなこんなで早朝6時過ぎに家を出て開催地に向かう。1時間半かけて現地についてみると小さな広場に遊具があるわけでもなく、便所がぽつんとあるだけの公園だ。世の中のなんちゃらサッカーキャンプとはワケが違う。雨がしとしと降ってるので便所の軒下でストレッチなどして師匠を待つ。

 

しばらくして股さん登場。「おう!どう?すぐ行ける?」「あ、はい、行けます」と。そこでまず股さんから話があった。これから3つの事をボウズに話すから。ひとつめは今話す。2つ目は途中で話す。3つ目は最後に話す。そう言って股さんはひとつ目の話をした。

 

「人間ってさ、もうダメだ!これ以上絶対無理だ!そう思ってからまだその3倍は動けるから。そういうものだから」

 

はい、もうボウズの顔が引きつってます(笑)。じゃあ、行こうか。まずはアップでちょっと走るから。「自転車乗ってきてるのでパパさんは後ろから自転車でついてきて下さい」とのこと、股さん、ボウズ、パパの自転車の順で1列に並び、とりあえずアップのランニングが始まった。

 

走り始めてすぐ、パパはなんだか異様な雰囲気を感じたのだ。雨のせいかもしれない。ペースがやたら早いな、まずそう思った。アップのランニングにしてはペースがやたら早い。そして次に股さんのランニングフォームを見てなんだかぞっとしたんだよ。身体の軸、肩甲骨と股関節の滑らかな動き、微動だにしない頭、、、こ、これはただ事じゃねえ、、、

 

走り方が既にボウズとかなり差があったのだ。股さんがかなりの量走り込んでいるのは下記のような事があったので良く知っていた。ただ、実際に走る姿を見て、それが1ミリも大げさな話ではない事、そして走り込んでいる時のスピードが想像レベルをかなり超えている事を見てとった。なんか、、、やべえぞ、、、

 

 

 

で、でもアップで軽く走る感じ、、、だよな?1~2キロ走るならこれくらいのペースでも、、、ところがどこまで走っても引き返す様子がない。貴重品以外の荷物は公園に置いてきているのでどこかで引き返すはずだ。なのにいつまで経っても引き返す様子がない。そしてペースは落ちるどころか更に増しているような気さえする、、、

 

大きな橋を渡った。え?これ県境の川じゃ、、、そして土手沿いをそのままガンガン走る。ふとボウズを見ると顔が真っ赤になっている。そして若干股さんから遅れ始めた。おいおい、マジかよ、、、股さんはまだ全然余裕だ。走る、走る、びゅんびゅん走る、結局そのアップのランニングは1時間続いたのである。その距離なんと15キロ。これのどこが「アップでちょっと走るから」なんじゃ~~!!(笑)。

 

15キロを1時間って、キロ4分、1500mを6分ペースだぜ?時速15キロだよ?これを平然と走り切る股さん45歳、どんだけだよ、、、そして普段ラントレやらないボウズもなんとか走り切ったね。途中まで脛が痛くてかなりきつかったらしい。途中股さんが少しペースダウンしてくれて、その後ようやくアドレナリンに火がついて、すねの痛みも取れて、そこからはまた股さんがギアを上げても付いて行けたと。

 

そうしてアップのランニング(笑)が終了したのだが、終了地点は元の公園ではなかった。なんでもない道端だった。ただその道の脇に何やら目にしてはイケないようなものが目に入ったのである。あ、これヤバい、、、

 

続く