まさかの予選敗退、、、(前編) | ドングリクンパパのブログ

ボウズのサッカー人生の集大成と言っても良いだろう。選手権のないボウズ達クラブチームにとって最大の大会、クラブユース選手権。この大会を目標に戦ってきた。スカウトの目に留まるにもこの大会で強豪を倒して勝ち上がる、そんな意気込みで迎えた高校年代最後で最大の大会において、、、

 

信じられない事にボウズ達はチーム歴代初という予選敗退に沈んでしまったのである。

 

ボウズ達の代は強いと言われてきた。昨年3年生が3人しかいない状況で、ボウズ達2年生が主軸になってきっちりトーナメントには出場している。いよいよボウズ達の代となって、春の合宿でも全国の強豪相手に好勝負を繰り広げた。

 

今年はトーナメントでジャイキリだ!!パパもそんな期待をしていたよ。まさか予選で負けてしまうとはな。まあ理由を探せばいくつかあるのかもしれない。一歩引いて考えると、やはり普段の練習がフットサルコートだけだとやはり厳しいのかもなとも思う。以前は週1で高校のグラウンドが借りられていたそうだ。

 

それがコロナ以降使えなくなって、恐らくボウズ達の代はフットサルコートだけで育った初の代なのだ。その代が歴史的予選敗退となるとやはり影響は大きかったのかもな~と。監督さんが本当に色々工夫してくださって良い練習してるんだけどね。でもシュートひとつとってもやっぱりサッカーサイズで練習を積み重ねているチームとはどうしても差が出るよな。

 

またボウズ達は前に前に放り込んでくる相手に弱い。足の速いフォワードのいるチームにも弱い。セットプレーも弱い。この辺りもフットサルコートの影響は感じるよな。空間認知に差が出るのは当然だと思う。フットサルチームがサッカーチームと対戦したらやっぱりその辺りでやられるもんな。

 

結局神奈川4部のチームにも負けてしまったのだが、まあまさに苦手なタイプのチームではあったね。神奈川4部はそもそも弱くないんだけどな、ただそれでも勝たなきゃいけなかった。良い試合ではあったし、ずっとボウズ達が押してはいた。ただ負けは間違いなく負けだ。

 

予選最終戦はJ下部だったのだが、前半30分までは1-1の互角、やや押していた。ただそこから立て続けにゴールを割られて終わってみれば大差の完敗。ボウズは数日前にチームの相棒K君と相手の試合を見に行って動画も撮ってきてチームメイトと共有してな。ボウズが言うには「ある程度パターン化された連動性の高い攻撃の形を持っている」と。

 

3人目、4人目が連動してダイレクトで繋いでくると。ボウズは「俺達は全てが即興で、それが俺達の強みでもあるけど、、、あれは見習いたいなあ、、、やっぱりあれはある程度パターンとして練習してるのかな~」と言ってたな。

 

で、当日パパはJ下部戦を見に行ったのだが、確かにボウズの言う通りだった。中盤気迫の球際でボウズのチームが粘り、優位な状況を作っても、相手は何度でも何度でも、いわゆる正しい攻撃を繰り返してくる。で、それはやっぱり圧倒的に距離感が良いんだよね。

 

的確な距離感と、ダイアゴナルが意識された的確な連動性、これを繰り返されると、集中が少しでも切れたりミスが出ればやられてしまう。身体も全員完全に出来あがってる顔からしておっさん選手ばかりだったし、しかも技術力もあるからな。逆にボウズ達は、というかボウズが特になんだけど、どうにも距離感が狭くなっちゃうんだよな。

 

特に連動性を上げようとすると狭くなり過ぎる。狭い所でこちゃこちゃ繋いでも相手は怖くない。稀に距離感が上手く行くと面白い攻撃するんだけどな。結局ゴール前に出るボールは中盤からの縦パス一本で、惜しいけど繋がらないの連続。相手は斜め縦につけて、逆斜めに落として、別の選手が走り込んでダイレクトでサイド裏、クロス、ズドン、みたいな。

 

もちろんそのパターンのみならず、とにかく教科書みたいな組織化された動きで何度も仕掛けてくる。単純な話、J下部は普段の紅白戦でサッカーをやっている。ボウズ達はフットサルコートでミニゲームをやっている。フットサルコートで5対5や7対7をやったらボウズ達が勝つよ。少なくともかなり良い勝負をするだろう。それくらいの力はあると思う。でもサッカーサイズでサッカーをやったらボロ負けする、そういうことだよな。

 

コロナでなかなか開催されなかった父母の飲み会が春にあって、みんなほんと良い人ばかりでメチャメチャ楽しかったのだが、そこでも練習コートやゴールサイズの問題の話は出ていた。でもねえ、これはもう現状物理的に仕方がない。言っても意味がない事だ。

 

逆に狭い所で練習しているからこその技術は試合で存分に出ていて、見てて本当に面白かったしな。監督さんも本当に色々工夫してくださって良い練習をしている。やれることをひたすら一生懸命やる。それだけだ。足りないものがあるなら工夫する。それだけのことだよ。そしてそのサイズの問題、距離感の問題を補う唯一の方法が、動画を振り返ることだとパパは考えている。

 

とにかく何度も何度も試合動画を見ることだ。その中でイメージを繰り返す。もっとここでこう出来たのでは?ここはこう動くべきだった、ここに走り込んでいれば、ここはカバーが遅かった、狭い所に展開してしまってる、こっちのスペースが見えてない、、、そういうイメージトレーニングはどんなにやってもやり過ぎになることはない。フィジカルにダメージはないのだ。ほんとやるしかねえよな。特にアホすぎるボウズにはこれが命綱だ。

 

以前は動画を振り返る習慣がチームになかった。ここは気になっていた。まあどんなに素晴らしいチームにも弱点難点はある。ただボウズ達の代になってから毎回動画を撮影し(人がいなければ固定カメラでも)それをなるべく試合直後にアップしているのでチームメイトも動画を見ることが増えているようだ。

 

この試合直後っていうのが大事なんだよな。直後だと動画を見ようと思う子が増える。パパはそれを大人のラインにもアップしている。パパさん、ママさん達も見に行けない時に動画を見られるのでとても喜んでくれている。ボウズがうっかりアップするのが遅くなった際、親から動画をもらって既に見たという子もいたそうだ。

 

その上で動画を元にあそこはこうだった、ああだったとチームメイトと話をする機会を増やしていく。その話はフットサルコートではなく、サッカーのピッチ上のイメージの共有なんだよな。間違いなくサッカーの経験を増やしていることになるのだ。これこそがサッカーサイズの練習経験の少なさを補う最も有効な手段だとパパは考えている。

 

特にボウズは本当にサッカー脳の低いアホなので、人一倍これをやらないければならない。しっかり続けていこう。

 

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で、もうひとつだけ愚痴めいたことを書いてしまうと、、、やはりボウズ達の代のキーパー君がやめてしまったことの影響は大きかったよな。今はJYの中学生を借りている。ただこの中3の子がフィジカル的にも恵まれてるとは言えないのに本当にめちゃくちゃ頑張ってくれていてね。キーパーのせいにはしたくないのだ。

 

ただJ下部戦に至ってはこの中3の子も借りられず中2の完全に子供みたいな子がキーパーで、、、ああ、もうそういう愚痴もやめような。この子も頑張ってくれてたよ。ボウズの代のキーパー君だって自分の進路の為にやめる道を選んだわけで、何ひとつ間違ってない。受験勉強を応援してあげたい。

 

まあなんにしても実力がなかった。その程度の実力だった、それだけのことだよな。

で?そんな中ボウズ本人はどうだったのか?

 

続く

 

 

 

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