名古屋高校サッカー部さんの取り組み(2)ガクトレ(後編) | ドングリクンパパのブログ

前編からの続き

 

日本の教育は長きに渡って「前に習え!」で来た。学校は先生が教えて、生徒が従うもの。列からはみ出さない。最初から答えが決まっているモノに対して「如何に間違わないか?」で成績が決まる。でもそれが世界の潮流に乗った時代もあったんだよな。

 

メイド・イン・ジャパンが世界を席巻した時代があった。とにかく日本製は安くて壊れない。単純に工場のラインにおいてミスがないんだよ。勤勉で規則にきちんと従うこと(如何に間違わないか?)に慣れている日本人の作る工業製品が世界中を席巻した。ジャパンアズナンバーワンと言われた時代だよな。

 

でももうその時代はとっくに終わってる。今や「如何に間違わないか?」の部分は機械やAIが担当することだ。今求められているのは新しいアイディア、新しい価値の創造、柔軟なコミュニケーションだよな。「前に習え」から最も生まれにくいものが求められているのに教育が変われないから今の日本がこうなってるわけだ。平均給与なんてもはや韓国にも抜かれちまった。もう立派な後進国だよ。

 

パパが以前書いた「なぜホッケは小さくなってしまったのか?」なんて話は本当に日本全体を象徴していると思う。

https://ameblo.jp/dongurikunpapa/entry-12702286859.html

 

 

まさに「ザ・変われない日本」だよな。今やホッケだけじゃない、サンマいなくなった、カツオいなくなった、そして今サバまでいなくなり始めてる。海水温だ中国密漁だ、なんだかんだ理由つけてるけど根本はここだよ。既に漁業規制改革を成し遂げた国はどこも魚がピチピチ跳ねて漁師が儲かりまくってるよ。規制改革前に同じように海が枯渇し漁師が疲弊していたアイスランド漁師の平均給与は今や2500万!!

https://toyokeizai.net/articles/-/617222

 

サッカーの育成でも同じ。こんな話をかつて読んだ。有名高校サッカー部である子が監督さんに提案した。「ここをもっとこんな感じにしてみたらどうでしょうか?」と。エースクラスでキャプテンシーもある子だった。で?その子どうなった?監督は「てめえ何様だよ!」と激怒してすぐさまBチームに干されたそうだ。

 

そうして日本中で子供達のイノベーション精神を潰しまくっているのが現状。で、そういう変われない日本において、山田先生みたいな存在が本当に頼みの綱なんだよな。「ほお、面白いな。どうせなら君が中心になってやってみたらどうだ?」もうそれが本当に大事、まさに今後の日本のベースを作る教育だと思う。

 

下記のドリームリレープロジェクトというのも素敵だ。バザーで集めたものを途上国に送ろうという地元の議員さんが始めたプロジェクトだそうだけど、これも山田先生が生徒会に働きかけて、生徒の手で運営されている。

 

 

山田先生はこう書かれている。自分がまずチャレンジするんだと。それを見て生徒がそれを受け継いでいくのだと。学校側もチャレンジする、そして生徒のチャレンジもじゃんじゃん受け入れて一緒に盛り上がって行く。素晴らしいね、めっちゃ楽しそうな学校だ。

 

ま、こうしてダラダラえらそ~にブログ書いてるだけで何も変われない自分も耳が痛いわ(笑)。でも応援することもほんの少しはイノベーションに繋がるかな?山田先生がやってるようなチャレンジングな試みの記事を読んでると元気が出るよね。俺達日本のポテンシャルは絶対低くない。必ず日本は復活する。

 

さあ、頑張ろうニッポン!!