リフティング不要論へコメントありがとうございます! | ドングリクンパパのブログ

やはりテーマがテーマだけに1日で様々な反応がありました。皆様コメントありがとうございます!!反響のあった声についてパパ的にちょっとまとめてみたいと思います!!

 

★楽しんでリフティングしているのであればいいんじゃない?

こういったご意見がたくさんありました。まさしくその通りです。遊びでワイワイ楽しく、もしくは一人しかいないからボールと戯れる、やっているうちに夢中になっていろんな技にチャレンジ、、、すべてとても素晴らしい。

 

昨日初めてネイマール選手の動画を見たんですよ。たまげましたね。でもこれ、まさにリフティング的ボールタッチが随所に見られます。コメント頂いた方々のお子さんのように楽しくリフティングと付き合えていればネイマールも目指せる!(笑)。

 

ご意見頂いた方々のお子さんはみんなそういう具合に自然体で楽しくリフティングとうまく付き合えているんだなあと改めて思います。でもそういう付き合い方ができてない親子やチームも多いと思うんです。

 

文中にもありますがチームでやたらリフティングばかりでサッカーやめた、とか、チームでリフティングにこだわり、メンバー全員がリフティングで階段登れるけど試合には弱い、とか。

 

たくさんの方のブログでも一生懸命子供にリフティングをやらせようやらせようとしています。今日は何回だった、明日こそは的なものです。「親も辛抱強く付き合うしかありません!」などというコメントも随所にみられます。

 

つまりやりたがらない子供を叱咤激励しているパパ同士が励まし合っているわけです。それはそれで暖かいものを感じるのですが、どうせならリフティングでなくてミニゲームや1対1をやらせた方が子供も楽しく親も楽ちん、そして子供はサッカーが上手くなると思うのです。

 

何を隠そうわたくしドングリクンパパだって一時期ボウズにやらせようとしちゃいました。でもボウズはリフティングには興味がなくて皆様のお子様のようにうまくは付き合えなかったんですね。やらないので叱ったりしちゃいました。

 

でもリフティングは大事!という思いが強すぎればそのままやはりやらせていたかもしれません。リフティングの目標を取りやめてパパはずいぶん気が楽になったし、ボウズはサッカーが更に大好きになったと思います。

パパは元々リフティングなんてやらなくてもサッカーは上手くなる、という考えを持っていたのでさっくりやめることができました(リフティングは単にセレクション対策だったので)。

 

つまりリフティングが好きでもないのに無理やりやらされている子供を減らすには、まずリフティングよりミニゲームをやった方が断然上手くなるということを証明するのが一番だと思ったのです。

 

スペインの戦略的ビリオダイゼーション(また後日詳しくブログに書きます)についてネットで調べていたので実戦が一番ということには確信がありました(ビリオダイゼーション、すなわちバルサは明確にリフティングを否定しています)。それをまさに証明するような出来事があったので記事にしたわけです。

 

そして試合形式の中で1対1をピックアップして取り上げたのはそれが最少人数による試合だからです。リフティングは個人練習、試合は複数人数いないとできない、という意見が必ず出ると思ったからです。1対1なら相手がたった一人いればいいだけですから。

 

★複数人数の1対1と、個人練習のリフティングはそもそも比べるものではない?

それでもやはりこういうご意見がありました。しかしこれについてはパパはそう思いません。まずそもそも子供が一人きりでリフティングしかやることができない、そんな時間がそんなにたくさんあるようには思えないのです。

 

少なくともボウズにはありません。リフティングをやらせていた頃も、一人の時は集中してできるのですがそれが1週間に30分もない、、、すぐに他の子に捕まっちゃう(笑)。ごくまれに近所の子が誰もいない休日があったりしますが、そういう時は公園行っておいで、と言います。そうすると誰かしらサッカーやっていますので混ぜてもらうのです。

 

従ってボウズの場合、誰もいないからリフティングしかできない、という時間は一切ありません。地域やご家庭の事情にもよるとは思いますが、大概リフティングの時間を1対1やミニゲームに変えることはいくらでも可能だと思います。学校帰りに声をかけて何時にどこどこ集合!とすればいいだけですから。1対1ならスペースなんて誰かの家の駐車場だってやれます。

 

親子練も同じです。パパが付きっきりで子供がリフティング、みたいなことをやめて、どんどん近所の子に声をかけて一緒にミニゲームをやるべきです。やりたい子は死ぬほどたくさんいます。

 

パパ練をみていれば分かります。試合ができるならDSもテレビもほったらかしてみんな来ます。パパ練は6時半からなのに「朝5時半にもう行く!と言って家を出ちゃうんです、、、」と言ってあきれているママが複数いますから(笑)で、夜8時には電池切れでぱったり寝ちゃう。素晴らしい。

 

リフティングがやりたくてやりたくて朝5時半に始めちゃう、、、さすがにそれはないですよね?大人たちは工夫して子供がもっともっとストリートサッカーができる環境に尽力すべきだとパパは思います。

 

★1対1だけで、テクニックの練習をしないと結局うまくならないのでは?

これはその通りです。後日書くつもりで書きませんでしたが、そう思っています。ブログが長くなりすぎるのでやめたのですが、それでも長い!と叱られてしまいました(笑)

 

テクニックは大事です。しかし順番があります。テクニックの練習→1対1が強くなるではありません。1対1で勝ちたい→だからテクニックを学ぶようになる。この流れが非常に大切だと思います。それがまさにブラジルの育成スタイルです。これについては近日もう少し詳しくブログに書きたいと思います。

 

★ブラジルが弱くなったのはストリートサッカーをやらなくなったからでは?

今回の記事に共感してくださった方の書き込みにありました。これ、まさに次に書きたいなあと思っていました。非常に大事な視点だと思います。何のために大事かって?もちろん僕らの子供達がワールドカップで活躍するためにです!(笑)

 

同じ方の書き込みに、毎日習い事漬けで大人より多忙な子、本人の意思を尊重しない大人の都合の蔓延、子供の特権であるはずの自由のない子供、というような文章があり、記事を書いてよかったとつくづく思いました。まさしく今回の記事で一番大事にしたい部分への共感だと思います。

 

子供はもっともっと子供らしくなければいけません。自由に無邪気にやんちゃに跳ね回らないといけません。でも彼らにはすでに駆け回る野原も、探検するべき森も、飛びこんで魚と泳ぐ川もない。田舎の子ですらもうDSという名の奇妙な箱に絡め取られて身動きができなくなりつつあります。

 

そしてそれどころか彼らは本当に忙しいのです。スケジュールがぎっしり、やらなければいけないことで埋め尽くされています。そんな中サッカーまで「やらなければいけない事」にしてしまってはいけません。サッカーは遊び、ルールも単純で非常に自由度の高い遊びです。

 

そして子供たちはサッカーが大好き。サッカーの試合が大好きなのです。ぜひ子供たちにじゃんじゃん試合をさせてあげましょう。そして試合をやっている方がへたな練習よりずっとずっと強くなります。そして1対1は最少人数の試合、相手がたった一人だけでもできるストリートサッカーなのです。

 

大人たちのほんのちょっとした心がけ、行動で可能になります。ストリートサッカーを子供達に!もっともっと自由でやんちゃではじけたサッカーを子供達に!やりたくてやりたくて仕方がないサッカーを子供達に!

 

**ボウズのようにリフティングをやりたがらない子供も、本気でプロを目指すなら勝手にやり出す日が必ず来ます。パパは最終的にボウズもリフティングの上手い選手になると心から信じてなんの心配もしていません。その為にもまずはミニゲームと1対1なのです。