親の言うこと聞かなくてもいいんだー | あなたと動物をつないで癒す獣医☆しのちゃんのブログ

あなたと動物をつないで癒す獣医☆しのちゃんのブログ

動物たちとご家族と出会って、いっしょに笑ったり泣いたりする25年は私にたくさんのことを教えてくれました。
動物たちは「私とは何か」に気づかせてくれます。

我が家は広島県北部の山の中。

自然の中にあります。



あなたと動物をつないで癒す獣医☆しのちゃんです


我が家の息子は一人っ子。

保育所も小学校も学年16名。

9年間ほぼ同じメンバーで、

お互いの成長を見ながら育ちました。




親が一度は考えること。習い事。

「この子の才能を伸ばしてあげたい」



私も例に漏れず、そんな新米お母さんでした。

それが親の愛情と信じていました。



しょうくんはサッカー

みっちゃんはピアノと水泳

たっくんは習字と剣道

しおりちゃんは踊りと塾に行ってるんだって。



我が子はなんの才能があるんだろう?

何をさせてあげればいいだろう…?




息子は毎日、外で泥んこになって遊んでいました。

特に水に目がなくて

水たまり、噴水、川、

水を見ればびしゃびしゃ突っ込んでいく…💦

そんながんぼったれ(広島弁でやんちゃ坊主)でした。

他にはプラレール、メガレンジャー、仮面ライダーが大好きで

ポケモン図鑑は暗記するほど読み倒していました。





今のままでも十分楽しそうだけど、

それでいいんだろうか?

楽しいだけでいいんだろうか?

何かを学ばせてあげたほうがいいのでは?

社会性や一つのことを継続する力をつけた方が

大人になって生きやすいのでは?



息子には何が向いているんだろう?



私「こーちゃんは、何がしたい?

しょうくんはサッカー行ってるんだって。行ってみる?」

息子「行かん」



「じゃあ、野球してみる?

近くでお習字も教えてくれるよ。

水泳は?塾は?」

「行かん」



「一回だけでも見学してみない?

なんかやってみた方がいいと思うよ。」

「いや!」



「たっくん、楽しい、って言ってたよ。

お母さん、連れて行ってあげるから!」

「・・・・・・」



私の口調がだんだん強くなるのに気づいて

夫が口を挟みました。



「嫌がっとるんじゃけえ、行かんでええじゃん」



私「え!?でも・・・」


(嫌だったら行かんでいいのびっくり!?)




「本人のやりたいようにすればいいんよ」



私の子どもの頃はというと

習い事で結構忙しかった。

ピアノ、バレエ、習字、公文、塾…

友だちと外で遊んだ記憶もまああるのですが

でもやっぱり

遊びたいのに習い事に行かされていた、記憶があります。

嫌でも行かされていた…イメージ…。




行きたくなくて、やめたくて反抗しても

母が「行きなさい!」と言ったら

最後は逆らうことができませんでした。

母の言うことは絶対でした。


母の言う、

「あなたのためなのよ」がホントに嫌だったのに


私、息子に同じことしてる!!

って気づきました。


嫌なら嫌って言っていいんだー



嫌なら親の言うこと聞かなくてもいいんだ!



そんな当たり前のことを


30代になって

息子と夫から教えてもらって

びっくりして泣きそうになりました。



こっこちゃんと息子♡



あれから20年



何も習い事をしなかった息子は現在

広島市で一人暮らしをしていますが、

自分の人生を自分らしく楽しんでいる様子で

うれしく思っています。






「嫌がっとるんじゃけえ、行かんでええじゃん」

「本人のやりたいようにすればいいんよ」



夫の言葉は

子どもの力を信頼しているからこそ言える、

子どもにとっては何よりの応援の言葉だなあ、と

今では思います。


あの時の息子の「いや!」と夫の言葉は

私を一つ自由にしてくれたなあ、

と改めて感謝しています。





**************


ポッドキャストラジオ【フロシキトーク】はこちらから聞けます👇





しのちゃんのメルマガはこちらです👇

登録していただくと配信後すぐ読めます。