前回の「下痢スタンダード」の続きです。
私の、自分の内側を見る取り組みの、最初の最初は、
「今、私はどう感じているの?」と問うことからでした。
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あなたと動物をつないで癒す獣医☆しのちゃんです。
これはしのちゃんが【そのまんま】生きるようになるまでの
等身大の物語です。
2012年、乳がんの手術の退院後、
動物病院のお仕事を4か月お休みしました。
サポートに来てくださった獣医さんに診療をお願いして、
私は地域の総合病院での放射線治療に通いました。
何年も経ってから、猫ちゃんの飼い主さんに
「しのちゃんを総合病院の待合室で見かけたけれど、あまりにも辛そうで声がかけられなかった…」
と言われました。
待合室の椅子に座って、下を向いて、腕を抱えていたそうです。
私は、
どれだけ自分が疲れていて、
悲しく感じているのか、
怒りがあるのか、
どう感じているのか、をやっと知ろうとし始めました。
それまでは、自分がどう感じているとしても
やるべきことが山のようにあるんだから考えても仕方ない・・・、
どう感じてようが明日の診察と手術の準備があるのだから、よし、やるぞ!
と諦めてフタをして、そこを見ないようにしていました。
退院後、しばらくは家でずっと泣いていました。
ちゃんと泣くこともできてなかったことに気づきました。
家族のいない時に、台所のマットに膝をついて大声で叫びました。
当時いた猫のきりちゃんがそばでそっと見守ってくれていました。
今は亡き きりちゃん✨ かわいい男の子でした。
私は長年、笑顔で優しく人と接しなければいけないと思っていたので、
そのために、
本当は感じていた怒りや、恐れや、悲しみや、寂しさや、本当の気持ちを
その都度
見えないように まるでなかったかのように
全部お腹の底の甕(カメ)に放り込んでいきました。
どんどん放り込んでぎゅっと蓋をされるもんだから、
長い年月でものすごい圧で溜まっていて限界に達してしまったんだね・・・
周りや状況に合わせる生活
何よりも周りの調和を最優先
本音を言わない生活
私は本当は何をやりたかったんだろう・・・
もう何もわからなくなっていました。
お腹のカメのフタにはヒビが入り、その下では
たまりすぎた感情や無視された想いたちで
ぐちゃぐちゃで大変なことになっていて、
どこをどうすればいいかなんてわからなかったけれど
逃げずにもうそこを見ていくしかない!
とわかっていました。
だって、息もできないし、涙は止まらないし、ご飯も食べられないんだもの。
心療内科でお薬をもらってどうにか踏ん張っていました。
まだその頃はそんなことどーでもいいから消えてしまいたい、という思いもあったけれど
深い深い所では
ちゃんと本当のわたしを生きたい!!という衝動が
打ちひしがれたしのちゃんを突き動かしてくれたのだと思います。
やっと
「本音で生きる」ためのスタートラインまで
乳がんが連れてきてくれました。
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