軌跡10・非二元 私がゆるむ | あなたと動物をつないで癒す獣医☆しのちゃんのブログ

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動物たちとご家族と出会って、いっしょに笑ったり泣いたりする25年は私にたくさんのことを教えてくれました。
動物たちは「私とは何か」に気づかせてくれます。

2015年冬


私は、何をもって「私」としているのだろう。

真面目にノートに書き出していったように

展開している目の前の現実(現象)を紐解いていけば、そこが見えてくる。

毎日起きてくる、いろんなことの中に、

「私を何と捉えているのか」

丸見えなのである。



和サンガ広島 青空禅塾で 

伊東先生は「ただ在る」について、

禅の話をはじめ、

脳の仕組みや科学の法則や、量子力学や、ご自分の体験、

毎回いろんな表現で伝えてくださった。


(脳の3層構造)


「人間の私」は、まずとにかく理解したい。

正しい、正しくないを見極めたい。
それは人間に備わった初期設定、(生き残るための)習性である。


「ただ在る」
それしかないよ!ほら!!
じっとひたすら座ってごらん。

なーんて言われても、
それに値する理由に納得しないと、「人間の私」は座ってなんていられない 笑。


「え?それをするとどうなるの?」
「そうやったら悟れるの?」「何時間やればわかるの?」思考が騒ぎ出す。
次には
「じゃあ、やってもいいけど、効率のいい座り方はどうだろう」とか言い出して、
実際には座ろうとしない。
しのちゃんも例に漏れずそうだった


  (六欲)


これも人間の習性だが、
何もなさをとても嫌がる。
対象を見つけて安心したがる。


「人間の私」の知りたい欲求も満たしてもらいつつ、講座は進んでいった。


「意思決定の7秒前に、脳が判断している」マックス・プランク研究所 fMRI
コーヒーを飲むために手を伸ばそうと、自分が決めた7秒前には、脳は既にその活動を決定している。
決めているのは私ではない。
自由意志はない。と
科学が証明しているというお話などは
「人間の私(自我)」の大好物だ。
あ!じゃあほんとかもしれない!
納得の証拠集めの一つにはなる。


そうやって「人間の私」は納得材料を集めようと活発にキョロキョロする。
それが本当のをことを覆い隠しているなんて思いもしない。

そこに答えはないというのに・・・笑


「青空禅」伊東充隆先生著 より



本当のわたしは「この身体、人間」ではない。
そのことを言葉ではなくて、芯から実感するには
それまでと同じこと(生き方や習慣)をやっていても決してわかり得ない。
「人間の私」には人間をやめることはできないからだ。
いくら話を聞いても、証拠を集めても、一瞬 「ああ!そうか!!」とわかった気になっても
次の瞬間には「えっと。じゃあ、こういうこと?」と
知識や記憶との照らし合わせが始まる。自動的に。



まずは「人間の私」の習性・習慣を崩していくしかない。
理屈ではない。
エネルギー的に変容をしていくしかない。



しのちゃんの習慣も少しずつ変わっていった。

⚪︎毎月の講座の最初には、みんなで3、40分の瞑想をした。
⚪︎家でも毎日10〜30分の瞑想を習慣にした。
⚪︎引き続き、毎日の生活の中から自分の内側を見ていった。
ひたすら、毎日、しつこく。


伊東先生のお話を聞いたり、仲間とシェアしたりしながら、
「ただ在る」青空意識に親しんでいった。(概念ではあるが。)
話を聞いているのは「人間の私」だったが、
深いところでは知っているので(ソレなので)心地よさも感じていた。


今思えば、そういう生活を続けるうちに、
しのちゃんの「人間エネルギー」は少しずつ変容していったのだと思う。
「人間の私」の頑なな面がゆるんでいったのだと思う。


以前と比べると、ずいぶんと軽やかに人生が開けていくような気がしていた。


動物病院のお仕事にしても、自分のペースで
やりたいお仕事がどんどんできるようになって、
私が苦手な分野を得意とする人がどんどんやってきてくれた。
起こることが誰のせいでもないと知ることは、
誰も責める必要がないということは、なんて楽なんだろうと感じていた。





軽やかに楽になってきたしのちゃんだったが、


次にやってきたのは






いわゆる禅病 だった。




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大丈夫を伝える獣医⭐︎しのちゃん

「本当のわたし・しのちゃんの軌跡」10


読んでくださってありがとうございます🍀