民主党政権の終わりにあたって | 大器は早成し、小器は晩成する

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総選挙投票を1週間後に控え、民主党の大惨敗がメディア各紙で予想されています。

多少の盛り返しはあっても、政権を失うことは確実です。


そこで、この3年間、党内に多くの非常識議員を抱えながら政権を担ってきた、民主党の良識派議員に感謝したいと思います。


まずいえることは、マニュフェストが何であれ、政権を担ったからには、直面する難題に真摯に取り組む以外にないということです。


今回の未来何とか党の公約を見ればわかりますが、前回の民主党のマニュフェストも国民に心地よい言葉で彩られていました。私など昔からの民主党支持者にとっては、不必要な項目がいっぱいありました。余程、3分の2欲しかったのでしょうね。


その後、東日本大震災、消費税増税、TPPなどに対して、菅さん、野田さんはよく対応したなあと思います。


東日本大震災については、発生時政権を担っていたということで、原発事故についての責任を自らがすべて背負い込み、本来最大の元凶であるはずの自民党に責任転嫁することをしませんでした。今回の総選挙でも、それには言及していません。

自民党は、それにかこつけて、一部幹部が発言の冒頭でちょっと謝罪することで済ませています。


消費税増税についても、小泉政権がなぜかしら先送りしたわけで、次の総選挙後の政権で取り組まなければどうしようもない課題であったわけです。

まさか、自民党が政権交代を予想していて、消費税に取り組まなかったわけでもないでしょうが。


そして、消費税増税が決まったので、多少の財政の余裕ができたということで、経済団体が喜びそうな公共事業のばらまきを、自民党次期政権は行えるわけです。


自民党は幸運というか、原発事故の責任を逃れ、増税の主体者にもならず、従来型の政治をおこなう再度のチャンスを得たわけです。


民主党まじめ良識派は、国難に立ち向かい、全く評価されず、選挙では落選の危機に直面しています。

でも、私は、こういう人たちこそ国士というにふさわしいと考えます。

多くの国士が、今回の選挙で国会を去ることを想うとき、暗澹たる気持ちになります。


声高に軍事力強化や対外強硬意見を述べるのが国士ではありません。


次期政権の方々が、国士であることを祈らざるをえません。