世の中では当たり前のことを対立軸として取り上げ、相手方を非難することが横行しています。
景気・・・20年来好景気にならないのに、いまだに成長戦略がないなどという人がいます。成長戦略ではなく、いかに生活水準を落としながらも満足できるようにするかだと思いますが。
成長戦略・・・政治家や役人上がりが、成長こそがすべてを解決するというようなことを言っています。そんなことは言われるまでもありません。でも、そういう人は、新しい事業をおこしたことも企業を成長させた経験もないわけです。ただ、彼らが思いつくのは政府が予算を取ってそれを与えた企業が儲かって成長したという事実です。それで、政府が予算を取ったり、政策で優遇したりすることが成長戦略だと思うわけです。何か違いますよね。成長を求めるには、人々のエネルギーが必要です。だいたい、今の国民にエネルギーがありますか。何かといえば、国を頼り、国に文句を言い、自分たちは動かない、それが現実です。
収入が少なくなる・・・こないだの国会で、きずなさんの議員が、消費税に反対して、庶民の生活を救うのが政治の役割などとのたまわっていました。年金の支給が遅れ支給額が減り、国民の収入が減るのは自明です。それは救いようのない事実です。政治では救えません。
震災の被災地の復興が遅れている・・・被災地には莫大な資金が投入されています。その証拠に被災地の需要は活発で好景気に沸いています。でも、インフラが1年半で元通りになるわけはなく、以前の姿と比べれば、何をとっても復興がなされていないというのは簡単に指摘できます。予算が少ないと言っては文句を言い、余ったといってはまた文句。査定すれば文句を言い、ムダ金をばらまいているとも言われる。
消費税・・・みんなの江田さんが国会で、日本の危機はいつ来るかわからないのだから、当面の国民の生活と景気のためには増税はするべきではないといってました。日本の債務がどれだけになれば危機になるのか誰もわかりません。その時に、お気楽なことを言っていた人がその責任を追及されたりするかというと、歴史が証明するように、日本では責任を問われません。そういうことを知っている人は、今世の中に受けることを平気で言うんですよね。
原発再稼働・・・大阪市の橋下さんが、いろいろ文句を言いながら、最後は認めたように、行政の責任者からすれば、当面は再稼働以外の選択肢はありません。再稼働と将来原発をどうするかは別の話であるのに、それを絡めて非難する人もいます。再稼働をなし崩しに原発存続にするかどうかは国民の意思で決めればいいのです。
東電の値上げ・・・今日の朝日新聞では、東電に会社更生法を適用しなかったことが値上げにつながっているという主旨の記事が出ていました。国が賠償金を負担し、融資した銀行や株主がその責任を果たせば、東電の値上げ幅は縮小できるということでしょうか。国が負担するということは国民の負担だし、銀行の融資も事故後のものは政府の要請によるもの。銀行が危うくなれば、政府が助けざるを得ません。政府の支出は、震災の予算の中に入れて、その分国債を発行しておけばいいという話なんでしょうか。