先般、上海万博のテーマソングが岡本真夜さんの楽曲の盗作であるとの報道が盛んに行われました。
日本のメディアと国民のとらえ方は、中国は著作権後進国であると見下したものでした。
なにを持って後進国として非難(馬鹿に)しているか考えてみます。
1、万博のような国家事業でも盗作が行われるのだから国全体に盗作が蔓延している。著作権を保護する仕組みがない。国民に著作権を尊重する意識がない。
2、万博の事務局は盗作と知っていながら採用した。
3、万博の事務局は盗作をチェックする能力がなかった。
それに対して、日本ではどのように盗作が行われているでしょうか。
1、著作権のない曲(クラシックなど)を真似る。
2、編曲を巧みに行い、原曲と違うという。
3、何かに似ている聞いたことがある楽曲ばかりで誰も気にしなくなった。
4、盗作で訴えても勝てない。負けそうだと和解する。
このように比較すると、日本と中国で何が違い何が同じかが分かります。まず、共通点は両国とも盗作は平気で行われているということです。
違うのは、今回中国では上海万博事務局が盗作を認めたのに対し、日本ではほとんど盗作を認めることはないということです。また、日本では盗作に著作権を認めているという点です。
日本の著作権管理会社は、楽曲が使われたときに著作料を徴収することに熱心ですが、その楽曲が著作と呼ぶに相応しいかについては関与していません。だから、盗作の著作の著作権を徴収することもしているわけです。
最後に、ニュートンは次のように言ったそうです。「私がさらに遠くを見ることができたとしたら、それはたんに私が巨人の肩に乗っていたからです。」
みなさん、著作権について深く考えてほしいと思います。インターネットの発展と密接に関わっていることなんですから。