あらためて読み返してみた!
根底に流れるテーマは「家族」
不倫で家族を壊された心に突き刺さる名言いっぱい!
従っても逃げても
自由は手に入らない
戦うしかない!!!
10巻、第80話「ジャンヌ・ダルク」より
*初めての方は、こちらをご覧下さい。
過去の話。
精神安定剤で不安を消しても一時しのぎ。
なので不安の要因を少しずつ減らしていった。
そんなある日…
鍋のフタのつまみが壊れたので生活雑貨の店へ。
しかしそこは俺にとって地獄だった。
幸せそうな家族の比率が、スーパーの比じゃない。
「なんで俺はこんな所に来てしまったんだ!」
ニコニコの笑顔に囲まれて、一人 鬼の形相。
命からがら逃げてきて、苦労して手に入れた つまみを交換しようとキッチンへ。
そこには庭になっていたミカンが収穫されて置いてあった。
見た目は酷く、どれも痛んでパックリ割れてる。
長男に聞いたら
「お母さんが食べてたよ」
と。
試しに一つ食べてみた。
痛んでる所は捨てて。
ちょっとすっぱいけど、ミカンの味が濃くて とてもおいしかった!
「ねぇ。鍋のフタのつまみ、直しといたよ。
あとさ…、ミカン、見た目は良くないけど美味しいね!」
「うん」
なんか最近、自然に受け答えしてるなぁ。
不安を少しずつ減らしてるから、妻との接し方にも変化が表れ始めたのかも。
そしてそれを妻も感じ取ってるんだろう。
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