通常国会で岸田文雄首相が施政方針演説を行い先送りできない課題の筆頭に防衛力の抜本的強化を挙げ、昨年改定した国家安全保障戦略で敵基地攻撃能力の保有や防衛予算の大幅増額を決定したと強調し、今後の課題として「構造的な賃上げ」や「次元の異なる少子化対策」を掲げました。
防衛予算増額の財源については「将来世代に先送りしない」と述べ、昨年表明した「増税」の言葉は無く、少子化対策は6月までに将来の予算倍増に向けた大枠を示すと述べただけで財源には触れませんでした。
首相の演説内容には賛成でも、先送りできない課題に正面から向き合うと言うのであれば国民の理解を得る為に自らが考える具体策を示すなりするすべきで、具体策を示さない演説内容には決意が感じ取れませんでした。
増税などの国民の耳に不快な言葉は出さずに耳に心地よい言葉ばかりが踊っている演説は所詮は4月の統一地方選挙を前にした選挙対策にも感じ、選挙後の大増税を予測しました。
さて、ブログは自宅近くの沼で撮ったキンクロハジロです。