今回は職場結婚が減り続けているという話題についてとりあげます。近年は女性もフルタイムで働く人がどんどん増えているので、必然的に職場にいる若い女性の数はどんどん増えています。したがって、本来なら職場婚の割合も人数もどんどん増えてもおかしくないはずですが、現実には職場婚は割合も人数も減り続けています。これはどうしてでしょうか?というテーマです。
だから「低年収男性」と「高年収女性」は結婚できない…「職場婚」がじわじわ減り続けている納得の理由
職場結婚が増えない理由として主に以下の二つをこの記事の筆者は上げています。
① 女性が結婚しない理由のひとつは「高年収」
② (女性の)平均年収はバブル期世代<氷河期世代
近年はフルタイムで働く女性が多くなり、昔に比べて女性の年収は高くなりました。その結果、結婚相手となる男性に求めるハードルが上がってしまい、内閣府のレポートによると逆に高年収の女性ほど未婚率が上がってしまっています。出生動向基本調査にある「結婚相手に求めるもの」という項目を見てみると、結婚相手に容姿を求める女性が増えていることからもそのことはわかります。もともと男性が結婚相手に容姿を求めるケースが多かったのですが、近年女性側も結婚相手の男性に求める容姿のレベルが上がっています。生活力に余裕が出たことで無理に結婚しなくても一人で生きていけるようになったことで、容姿容貌への要望も強くなったのでしょう。私の知り合いの20代女性でも結婚相手はジャニーズみたいなイケメンでなければ結婚する気はないと真顔で言っている人がいました。
>「経済力」「職業」「学歴」の3項目は、男女差が埋まらないままだ。いずれも、女性の要望がもともと高く、それが昨今も緩やかに上昇した。この3項目、昭和時代のように性別役割意識が強く浸透し、女性は男性に「食べさせてもらう」しかない社会なら、強まるのはわかる。ところが、女性の社会進出が進んでも一向に低下する気配がない。 この3つの意識が強いまま、女性の社会進出が進み、地位や収入を上げた場合、パートナー探しはどうなっていくだろう? 自分の「経済力」「職業」「学歴」が上がれば上がるほど、自分に釣り合う夫の候補者は減っていくことになる。こうした「昭和の心」が出会いを減らし、高年収女性の未婚率を高くしているひとつの理由と考えられるだろう。
>このロジックだと、低年収の男性の未婚率の高さも、同様に説明できる。
>そして、この20年以上、男女ともに未婚率があがっている理由も、この間、女性が収入・地位を向上させたからだ、とすべてに合点がいく。
年収や学歴、社会的地位の上がった女性は、結婚相手となる男性に自分より上の経済力、職業、学歴を求める、つまり上昇婚を目指すようになっているという記事を以前も紹介しました。その結果としてどうなったかというと、必然的に女性は結婚しくくなり未婚女性の数が増えました。地位や年収が上がった女性につりあう夫の候補の数はどんどん減っていくのですから、結婚しにくくなるのは当然の結果です。一方、低年収の男性は女性に結婚相手にされないので、こちらも結婚できずに未婚率はどんどん上がることになりました。
>ここで、社内結婚が減った理由がようやく見えてこないか?
>勤務先に女性が増えた理由は、総合職正社員の女性が増えたからだ。彼女らから見れば、自分以上の収入・地位を持つ男性は職場に少ない。逆に、かつてのような「女性社員といえば一般職の事務員」だった時代は、容易に自分より条件のいい男が見つかっただろう。そう、社内に“いい男”が減った理由は、こんなところにある。
総合職正社員の女性が増えた結果、自分より条件のいい男が見つかりにくくなったというのは、もちろん職場結婚が減った理由の一つではあるとは思うのですが、それ以外にもはてなは社内結婚が減った理由があると思っています。職場婚が減った最大の理由は職場結婚のリスクが昔より高くなったからでしょう。男性側はハラスメントリスクがどうしてもあるし、女性側ももし職場内で付き合って別れた場合、それが社内で噂になりどうしても居づらくなります。そうしたことリスクを恐れることもあり、どんどん職場結婚は減少しているのでしょうし、今後も職場結婚の数は減り続けるだろうと思います。
>雇用環境や家事負担の問題がある。
>エリートで高年収の女性が、低年収の男性と結婚したとして、彼が家事育児の大半を請け負ったりするだろうか。ともすると、収入も家庭内労働も、すべてが女性の負担になりがちだ。これでは結婚する意味など見いだせず、一人のほうがよっぽどいい。
仮に、「それほど差がないが、やや劣る」ぐらいの男性に条件を緩和したとしよう。それくらいなら社内でも容易に探すことはできる。ただしその場合でも、結婚して子どもができれば、女性のほうがマミートラックに乗るよう無言の圧力がかかる。昨今は、出産しても育児をしながら正社員として継職することも普通になったが、こうしたマミートラックでは、昇進昇格は遅れ、後輩にまで抜かれていくことになる。これではやっぱり浮かばれないだろう。
>だから、無理をして結婚に歩を進める女性が減った。これは、日本人の働き方の当然の帰結といえるだろう。
これはよく女性が言う主張ですね。日本では家事育児負担が女性に偏りすぎる、しかも雇用環境の問題でマミートラックが発生する。だからキャリアを犠牲にしてまで結婚しない女性が増えたのであり、男性はもっと家事育児をやるべきだしマミートラックになる雇用環境を変えるべきだという意見ですね。確かに一理はあります。この考えをもとに家事育児を積極的にやるようになる男性も増えました。ただですね、最近はてなは思うんですよ。
男性が家事育児を今以上にやるようになれば、未婚率は下がり出生率は増加に転じるのでしょうか?
はてなの答えとしては、男性が家事育児を今以上にやるようになったとして未婚率は下がらないし、出生率は増加に転じないと思っています。以前「家事力の高い男性を探す方法」という記事を書いたことがあるのですが、女性が家事育児能力の高い男性を求めてると思っていることが間違いという意見が大半でした。上昇婚の考えが強い女性にとって男性の家事育児能力が高いというのはあまり重視してないのが実態だし、それよりも男性の経済力・学歴・職業重視という考えの女性が大半なんだと思います。また、子供を出産することや育児以外にエネルギーを注ぎたいという女性も増えているのでしょう。この状況を変えようと思うと、社会全体として結婚・出産・育児することによるメリットを大きくし、デメリットを少なくするように誘導しないと、なかなか未婚率の上昇と出生率の低下の状況は変わらないではないかと思います。
<参考>


