以前に取り上げて反響があった東京への人口集中の問題と婚活をからめて書かれた記事にみつけました。

 

 

 

(参考)

 

以前のブログ記事でも取り上げましたが、地方の女性が東京をはじめとした都会に向かう流れは続いています。どうして女性は生まれ育った地元を捨てて次々都市部へ流れるのか?その理由が記事では次のように書かれています。

 

>「出生数80万人割れの衝撃。地方の少子化対策はここがズレている」と題された記事で、ニッセイ基礎研究所の人口問題リサーチャー・天野馨南子さんは、地方の著しい少子化問題の真因は地方を見限った若い女性による東京への人口流出がまったく止まらないことにある、と指摘。

>おおかたが予想するような高学歴女性だけではなく、実際には幅広い学歴の女性がごっそりと地方を去っているのは、地方に魅力的な職場や仕事、幸せを感じられるライフスタイルがないことが主因なのだ。天野さんは「地方の少子化とは人口問題というよりも労働問題である」と主張している。

 

結局これに尽きるんでしょうねぇ。若い女性が地方に魅力的な職場や仕事、幸せを感じられるライフスタイルがないと判断してしまっているんですよ。その結果、若い女性が地元を脱出してどんどん東京をはじめとする都市部にごっそり移住していくわけです。まだ男性の方は地元に残ろうとする傾向はあるのですが、女性は地元に残るという選択をしない人がどんどん増えています。これは私の婚活時の実感としても地元には戻りたくないという女性は多かったです。

 

この若い女性の人口移動は婚活にも影響が出ています。紹介した記事には婚活のデータも出ており、次のように結論付けています。

 

>東京では女性が余っている。選ぶのは男性の側となって、女性にとっては婚活に不利なレッドオーシャンなのだ。

>地方では男女成婚率の逆転が起こり、今度は女性にとっての圧倒的売り手市場となっていることだ。

 

女性は結婚したいなら都市部よりも地方の方が売り手市場で有利です。

ただし、それでも若い女性が都市部に流れる傾向は変わりません。しかしながら東京は人口のブラックボールと言われるように地方に比べて都市部は結婚しにくいので、結婚する人も減るし少子化も進みます。この流れを変えるには、まずは地方は若い女性に地元に残ってもらうように努力するしかないのかもしれません。