世帯年収1000万円はパワーカップルでもなんでもなく、「隠れ貧困」のリスクがあるという記事を昨年掲載したところ、結構な反響がありました。
ブログ記事の元記事は上記の二つの記事だったのですが、この記事の著者のファイナンシャルプランナーの加藤梨里が書いた本について着物大好きママさんがブログで取り上げていました。
そこで今回は着物大好きママさんの記事をもとに、人生の必要資金についてもう少し深堀りして書こうと思います。
人生の三大資金は「住宅資金」「教育資金」「老後資金」と言われており、今回はこの三つの資金について考えてみます。前回も書いたようにはてなは世帯年収1000万円というのは婚活女子が夢見る優雅な暮らしをできる年収水準には程遠いと思っていますし、むしろ都心部ではカツカツの年収水準だと思っています。これについては着物大好きママさんも同様の意見でした。子供の数にもよりますが、首都圏だと世帯年収2000万円以上ぐらいないと優雅な生活は無理だと思われます。地方だと住宅資金が安い分もうちょっと余裕があるでしょうが、それでも年収1000万円で優雅な生活というのはきついのではないでしょうか。
①住宅資金
老後の三大資金の中で最近急速に金額が上昇しているのが「住宅資金」です。特に首都圏の不動産価格が上昇はつづいており、これが首都圏での婚活で共働きを求める男性が急増している最大の要因だと思っています。
首都圏を中心に鬼のように不動産価格があがっており新築なら1億円超えはあたりまえで、場所によっては中古でも1億円超えの家もあるぐらいです。こうなると男性一人の収入で奥さんが専業主婦で子供二人でマイホームをもってという人生設計は、よほど男性側の収入が高くないと困難になります。一方、地方だと不動産価格がまだ東京ほど高くないので、奥さんが専業主婦で子供二人でマイホームをもってという人生設計は今でも可能と思われます。それなら東京に住まなければいいじゃないかという人もいるかもしれません。
ただ婚活していて思ったんですが、首都圏に住んでいる女性は東京周辺の首都圏以外には住みたくないという女性はめちゃくちゃ多いです。男性は仕事の問題さえクリアできば住む場所にそれほどこだわらない男も多いでしょうが、女性は本当に転勤やその他の理由で地方に移住するのを嫌う人が本当に多い。首都圏出身とか仕事の都合で首都圏から離れられない女性だけでなく、東京以外の地方出身の女性、あるいは専業主婦希望の女性でも東京周辺の首都圏以外に住むなんてありえないという女性が主流でした。なんでなのか疑問に感じる部分もありますが、やっぱり都心に出ておしゃれでセレブな生活をするということにこだわっている女性がそれだけ多いということなんでしょう。
首都圏周辺に住むとなると必然的に「住宅資金」は上昇することになります。
着物大好きママさんのブログでも
>都心近くの家族4人で住める物件だと賃料20万円を切ることはなかなかないそうです。
とあるように、賃貸にしても持ち家を買ってローンを編成にするにしても都心近くだと月20万円をきることはほとんどないんですよね。そうなると、都心部からかなり離れた通勤時間のかかる場所に家を買うか、あるいはそもそも家を買うことをあきらめて定年まで賃貸でしのぐかという選択になるのかもしれません。
Yahooの記事にも出てましたが、就職氷河期世代の40代は持ち家なしが急増しているようです。今後は一生持ち家なしで暮らす人も主流になってくるのかもしれません。ただ持ち家なしだと退職した後が課題で、高齢者に家を貸すのは家主が嫌がるケースが多いんですよね。今後は一生賃貸というのも当たり前の世の中になってくるのかもしれませんがなかなか定年後も貸家というのも難しいなとは思います。
②「教育資金」
次に教育資金ですが、カギとなるのは子どもの数と教育費を一人当たりいくらぐらいかけるかでしょう。中学受験させない、塾や習い事に通わせない、学童などにも通わせないという形なら教育資金はかなり減らすことが可能でしょうが、首都圏だと塾や習い事、学童など子供に様々な教育投資しようとする家族は多いです。
そうなると、
>学費のピークである大学生の子供が2人いる状態では、平均で32万円/月ほどかかる計算となります。
とのことで世帯年収1000万円でも教育費にこれだけ毎月の金がかかるとそりゃきついだろうなと思います。
③「老後資金」
現役世代の夫婦だと「老後資金」はまだ先のことだと思っている夫婦が大半で、あまり考えてない人が多いと思います。なのでふれるのは少しだけにしておきますが、今後年金とかは一切あてにしてはいけません。最近年金の制度改正が頻繁にされていますが、基本的には年金額が減るような不利益制度改定しかされてないですし、今後ももらえる金額は減り続けるでしょう。
個人ができる対策としては二つ。一つは体が元気な限りは60歳以上、65歳以上になっても働いて稼ぎ続けること、もう一つは働かなくても十分すぎるぐらいの資産を老後までに貯蓄しておくことになります。①の住宅資金とも関係する部分になりますが、老後のことを考えるならやはりマイホームは持っておいた方が資金的に楽なのは間違いありません。老後までに家のローンが返済して子供も成長していれば、月20万円もあれば夫婦二人暮らしていくのはそう難しくはないからです。
あとは老後に向けていくら貯蓄しておけばいいかですが、一時期2000万円問題として老後30年間で約2000万円が不足すると話題になりました。実際にいくら貯めておけばいいかは人によりますが、計算方法としては下の記事が参考になるかもしれません。
以上今回は着物大好きママさんの記事をもとに人生の三大資金について考えてみました。
私も先日妻に、夫婦両方の給与全額を共通口座に入れる形にしたい、支出もお小遣い制を導入し支出を節約する、と経済的に真綿で首を絞められており、え…となったところです。どうも女性の方が男性よりも将来的な金銭面の不安が大きいらしく、それが婚活でも男性の年収にこだわるのにつながっているのかもしれません。結婚すると様々なお金の制約がかかるなぁと実感している日々ですが、収入を増やしつつも支出をうまくコントロールしていきましょう。お金がすべてではないですが、お金があれば人生の選択肢が増えるのは間違いないのですから。





