独身男性の幸福度は生涯にわたって低迷…不安定な経済力は結婚以前の段階からハンデになるという現実(リンクあり)
>メイトサーチ・モデルでは、結婚市場という出会いの場が存在し、ある一定の確率で潜在的な結婚相手と出会い、結婚するかどうかを決めていくという構図を考えています。このモデルでは、潜在的な結婚相手が望ましいと思うスペックを持っている人ほど良い出会いに恵まれ、結婚も早くなると想定しています。
>男性の場合、この望ましいスペックとは、ズバリお金です。
>高い所得や安定した雇用形態が結婚市場で高く評価されることになります。この結果、所得が相対的に高く、雇用が安定的な正規雇用者ほど結婚しやすく、逆に所得や雇用が不安定な非正規労働者ほど結婚しにくくなるわけです。
>失業や低い所得水準は男性の幸福度へのマイナスの影響が大きいため、不安定な雇用形態の比率が相対的に高い独身男性の幸福度が低くなると考えられます。
大事なのところを特に太字でわかりやすくして強調しておきました。男性の年収と結婚しやすさは相関関係があります。そして男性の稼ぐ能力がスペックという形で最もはっきり評価されるのが、結婚相談所の婚活市場です。非正規はもちろん正社員でも年収400万円以下の年収だと、婚活市場ではその男性は存在しないのと同じ扱いをされるのは有名な話です。
>日本では子どもを持つ女性の幸福度の方が子どもを持たない女性よりも低くなっています。しかし、これまでの少子化対策が機能し、育児・就業環境が改善すれば、子どもを持つことの幸福度の低下幅が小さくなってもおかしくありません。
>結婚以前の段階からハンディキャップとなる
>ちなみに、非正規雇用という働き方では、結婚以前の段階からハンディキャップがあると指摘する研究があります。神戸大学の佐々木昇一研究員の分析によれば、非正規雇用で働く場合、相対的に所得水準が低く、これが現在恋人のいる確率を低下させることがわかっています。また、非正規雇用で働く場合、結婚意欲も低下する傾向にありました。
>性別役割分業意識が依然として残る日本において、男性には「稼ぐ力」が求められます。非正規雇用で働く男性の場合、この力が相対的に弱く、交際や結婚へのハードルになっていると考えられます。
調べなくても非正規雇用とかで稼ぐ力が低い男性は、結婚しにくいのは容易に想定はつく気がしますけどね。厳しいようですが金がないと結婚生活を続けていくのはなかなか難しいのは現実です。だれも好き好んでお金のない生活をしたい女性はいないですからね。つまり男性については収入・所得が上がれば明らかに結婚しやすくなります。
さて、一方女性の幸福度ですが、
>子どもを持つことが女性の幸せにつながらない
これがはっきりとデータで出ています。
>子持ち既婚女性の幸福度の推移について説明する前に、子どもの有無によって既婚女性の幸福度がどう変化し、その背景にはどのような要因が存在するのかについて簡単に見ていきたいと思います。
図表1は、子どもを持つ既婚女性と子どもを持たない既婚女性の幸福度の平均値を見ています(*1)。使用しているデータは、社会科学の学術研究で多く利用される日本版総合的社会調査(JGSS)です。分析対象は2000~2018年までの20~89歳の既婚女性8331人で、幸福度を1~5の5段階で計測しています。
>子持ち既婚女性の幸福度の方が低くなっています。子育て期にあたる50歳以下の既婚女性に絞ると、幸福度の低下幅はより大きくなります。この図の意味するところはシンプルで、「子どもを持つことが女性の幸せにつながっていない」ということです。
図を見ればわかりますが、子供がいない女性のほうが子供がいる女性より幸せです。ただし、
>子ども自体が幸福度の低下につながるというわけではありません。子どもの存在は、親の幸福度を高めると考えられます。しかし、子どもを持つことによって夫婦関係、お金、働き方、時間の使い方等が変化し、それによって発生する負担の方が大きく、幸福度の低下につながってしまうわけです。
>「子どもを持つことのコストの方が大きくなりすぎている」というのが適切な現状認識でしょう。
>ちなみにヨーロッパのデータを用いた分析によれば、子どもを持つことによって女性の幸福度が低下する一番の原因は、ズバリお金です。子育ての金銭的負担が過大であり、これが解消されれば、子どもを持つことの幸福度へのプラスの効果が顕在化します。日本のデータを用いた分析では、夫婦関係の悪化とお金が幸福度低下の主な原因であり、やや夫婦関係悪化の影響が強いと指摘されています。
身も蓋もないですが、女性は子供を持つことによって幸福度が下がる要因がお金であることがでています。お金があれば子供を持っていても女性の幸福度は上がります。
>50歳以下では子どものいない既婚女性の幸福度が上昇
>子育て期にあたる50歳以下の既婚女性に分析対象を絞った場合、やや結果は異なってきます。
>子持ち既婚女性の幸福度が経年的に上昇していないという点は変わらないのですが、子どものいない既婚女性の幸福度が上昇傾向にありました。この結果、子持ち既婚女性と子どものいない既婚女性の幸福度の差が緩やかに拡大したのです。
>なぜ子どものいない既婚女性の幸福度は上昇したのでしょうか。この背景には、「結婚したら子どもを持つべき」という社会的なプレッシャーの低下が影響していると考えられます。
最近は結婚しないのも一つの生き方という考え方が日本でも主流ですからね。女性は子供を産まなければらないというプレッシャーから解放されて子供のいない既婚女性は、むしろ昔よりこおうふくどはあがっています。
>日本では子持ち既婚女性と子どものいない既婚女性の幸福度の差が変化していないか、もしくは拡大傾向にありますが、アメリカでは逆に縮小傾向にあることがわかっています。日本とはちょうど真逆です。
>この点はアリゾナ州立大学のクリス・ハーブスト准教授らが分析を行っています。彼らの分析によれば、アメリカでは子持ち女性の幸福度が経年的に変化していないものの、子どものいない女性の幸福度が低下傾向にありました。この結果、子持ち女性と子どものいない女性の幸福度の差が縮小したのです。
>なぜアメリカでは、子どものいない女性の幸福度が経年的に低下したのでしょうか。この点に関して、ハーブスト准教授は子どもを持つことがコミュニティーとのつながりや政治への関心、友人との交友関係を維持し、幸福度の向上につながる可能性があると指摘しています。子どもがいない場合、社会や人とのつながりが狭くなり、これが幸福度低下の原因となるわけです。
これに対してアメリカでは逆に子供のいない女性が幸福度が下がっているみたいですね。子供がない女性より子供がいる女性のほうがコミュニティのつながりが強くなるのが要因のようです。
>少子化対策がまだ不十分であるといえるでしょう。日本やヨーロッパでは子どもを持つことの幸福度低下の大きな原因として、金銭的負担の大きさが挙げられている点を考えれば、子育ての金銭的支援拡充をより真剣に検討すべきでしょう。
結論は子供を持つ人に金をばらまければ幸福度は上がるという身も蓋もないものでした。研究結果としては面白いですが、個人的にはお金ばらまけばそれで幸福度が上がるのかというと疑問は残ります。ただお金が結婚生活を続けるうえで大事な要素なのは確かなのでしょう。



