1999年公開の作品
ストーリー
1935年、刑務所の看守をしていたポール。
その刑務所にある日、強姦殺人罪の死刑囚ジョン・コーフィーが収監されてきた。ジョンは死刑囚とは思えないほど、繊細な心の持ち主だった。
ある日、ジョンはポールの局部を掴んだため、ポールはびっくりするのだが、実はポールには尿路感染症を患っていたのだが、その日を境に感染症が完治するという不思議なことが起こった。
またポールが刑務所で飼っていたネズミのジンクルズも瀕死の重傷を負ったが、ジョンによって完治したのである。
しばらくしてまた一人の死刑囚であるウィリアム・ウォートンが収監されてくる。実はジョンが起こしたとしていた強姦殺人はこのウィリアムが起こしたものであり、ジョンは間違って殺人犯となってしまったのであった。
そんなジョンの死刑日が近づいてくるが、ポールはそれを行うことは神に背く行為なのではないかと悩むが、その日はやってくる。そしてポールは罪の意識に苛まれながらジョンを電気椅子で処刑した。
その後のポールとジンクスズは60年近くも生き続けて、ポールは108歳になっても生き続け、自分の知り合いや愛する人を全て見送っていかなければならないことになっていた。それはジョンを死刑にした神からの罰であることを思いながら・・・
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ポール トム・ハンクス
ジョン マイケル・クラーク・ダンカン
スティーブン・キングの小説であるが、この話は不思議なところがたくさんあっても、怖さはなく、なんせ涙なしでは見れない作品である。
ジョンには不思議な力が備わっていて、病気になった人々を助けることができるのである。
周りにいる病気を持っている人たちを助けることができるジョンは、本当に神の使いであり、不幸な人間たちを幸せにすることができる力を持っている。
そんなジョンは冤罪で死刑囚となってしまったのである。
ポールは最後にそのことをジョンに触れた時に、全てその事実をジョンを通じて見て信じるが、どうすることもできなかった。
ポールは罪の意識に苛まれながら、いつ死を迎えることができるのかわからない状態で年を重ねる。
周りの知り合いをみんな見送って、ひとりになるというさみしさ・・
それがジョンを死刑にした自分に与えられた罰であるとして受け入れて生きるのである。
長生きはしたいけれど、あまり長くなると今度は違うさみしさが出てくるのだろうなと・・・この作品をみると、切なくなる。
久しぶりにWOWOWで放送されていたので、観たのだが、やっぱりジーンときてしまう・・
私のおすすめ作品の一つである。
今日はここまで〜