アルフレッド・ヒッチコック監督の最高傑作品!!!
1960年制作の作品で、モノクロでありながら、精神的な怖さをそこまで表現できるのはさすがである。
若いアンソニー・パーキンスに、ジャネット・リー・・・
本当にすばらしい演技力に、ただただ怖いとしかいいようがない。
アンソニー・パーキンス演じるノーマンは、多重人格者であり、ノーマンの人格ではないときに殺人を起こしているといった、めちゃくちゃ怖いもの。
ノーマンはその殺人を自分ではなく母親が行ったとして、後片付けを行うのである。
母親への愛情がすごく強かったノーマン・・・しかし、母親は10年前にすでに逝去しているのに、自分の中ではまだ生きている?!と思うといった精神的な部分の描写もあったりするのが、怖さを最大限に引き上げる。
ノーマンが経営している宿屋にたまたま宿泊してしまったマリオン・・
浴室でシャワーを浴びているときに、部屋に忍びこんできたノーマンに殺害されるシーンがあるのだが・・・
モノクロでありながら、シャワーカーテンに飛び散る血吹雪、色は黒なんだけれど、自分の想像の上で観てしまうと真っ赤に染まっているように見えてしまう。流れるBGMもそのおどろおどろしさを表現している。
やっぱりヒッチコック監督作品は、いつまでもあせない面白さがつまっている。
今日はここまで~