「New Research on the Relationship Between Zinc and Melatonin」
亜鉛とメラトニンの関係に関する新しい研究
2020年12月22日 09:11
胃腸管にはメラトニン受容体が存在します。研究では、メラトニンの増加が亜鉛レベルの上昇につながる一方で、メラトニンの遮断がマウスの亜鉛欠乏を引き起こすことが示されています。)
神経内分泌系の複雑さは、最適な機能のために多くの重要な微量栄養素を必要とします。
その中でも特に注目される双方向の関係の一つが、亜鉛とメラトニンです。
片方が不足すると、もう片方も不足する傾向があり、その逆もまた然りです。
この相互作用は、全体的な健康に広範な影響を及ぼす可能性があります。亜鉛、メラトニン、そして神経内分泌-免疫系の関係亜鉛は免疫系、内分泌系、そして神経内分泌系と免疫系の相互関係において重要な役割を果たしています。
多くの酵素において亜鉛は構造的に重要な役割を担っており、多くの免疫細胞の合成と機能に関与しています。
さらに亜鉛は、抗酸化作用と抗炎症作用を持つ必須ミネラルであり、ホルモン(特にメラトニン)の効果を仲介したり、ホルモン受容体の構造の一部となったりします。
そのため、亜鉛不足はホルモンバランスの乱れを引き起こし、メラトニンレベルの低下を招く可能性があります。
一方で、メラトニンは亜鉛の吸収を促進する可能性があります。なぜなら、亜鉛はメラトニンおよびその前駆体であるセロトニンの合成に必要だからです。
実際の研究では:
- 亜鉛不足はメラトニンレベルの低下と相関している
- 亜鉛を補給することでメラトニンの産生が増加した
つまり逆も成立し得るため、メラトニンを補給すると亜鉛レベルが上昇する可能性があり、亜鉛を補給するとメラトニンレベルが上昇する可能性があるという双方向の関係が示唆されています。
要するに(まとめ)
- 亜鉛とメラトニンは互いに影響し合う関係にある
- どちらかが不足すると、もう一方も不足しやすくなる
- 適切な亜鉛摂取 → メラトニン産生↑
適切なメラトニン → 亜鉛の利用・吸収↑
という好循環が期待できる