sakurasakuyaさんからコメントをいただきました。
 
血圧降下剤のアムロジピンの副作用としての逆流性食道炎
 
気になっていた副作用でしたので
 
コメントをご紹介するとともに記事を書いてみようと思います。
情報感謝です。
 
 
 
アムロジピン(Ca拮抗薬)は、食道下部括約筋を緩める作用があるため、副作用として
胃酸が逆流しやすくなり、逆流性食道炎を引き起こしたり、症状を悪化させたりすることがあります。これは血管の平滑筋を緩める作用が、食道にも働いてしまうことによるものです。 
主なポイント
  • メカニズム: カルシウム拮抗薬の平滑筋弛緩作用により、胃と食道の境界の筋肉が緩み、胃酸が逆流しやすくなる。
  • 症状: 胸やけ、胸の痛み、夜間に胃酸が上がってくる、など。
  • 対応: 症状が出た場合は医師や薬剤師に相談し、薬の変更などを検討する。
  • 注意点: 服用開始後、または増量後に逆流症状が気になり始めた場合、副作用の可能性がある。 
アムロジピン以外でも、高血圧や喘息の薬の一部に同様の作用を持つものがあります。自己判断で中止せず、まずは医療機関にご相談ください。 
 

 

ジヒドロピリジン系カルシウム拮抗薬の服用と逆流性食道炎の発症リスクの関連性に関する調査研究
 
 

抄録

要 旨:
 
本研究では,高血圧治療薬であるジヒドロピリジン系カルシウム拮抗薬(dCCB)による逆流性食道炎(RE)の発症リスクに関する明確なエビデンスを構築するため,dCCB のタイプ別(L 型,N 型,T 型),用量別および服用期間別におけるRE の発症率の違いをアンギオテンシンII 受容体遮断薬(ARB)と比較することにより評価した.
 
その結果,アムロジピンやニフェジピンのようなL 型dCCB は,低用量からRE 発症率が有意に高く,投与期間に依存してRE 発症率の有意な上昇が認められた
 
これに対し,交感神経終末膜のN 型カルシウムチャネルの遮断作用を有するシルニジピン,ベニジピンや反射性交感神経増強作用が弱いアゼルニジピンは,用量別,投与期間別におけるRE 発症率の有意な上昇を示さなかった.
 
これらの薬物は,RE の発症に深く関係する下部食道括約筋の弛緩を抑制するため,L 型に特異性が高いアムロジピンやニフェジピンよりもRE 発症率が低かったものと考えられる.