元九州大学助教(現 神戸大学講師)の西尾美希氏らによるイベルメクチンの抗がん作用の発見は、国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)により2014年に特許出願されましたが、なぜか審査請求が出されず(請求しないと審査が始まらない)、時効によりみなし取り消しとなってしまったようです。これは何を意味するのでしょうか?

発見者は西尾氏ら研究者でしたが、特許の出願は産
総研が出しています。これは九州大学生体防御医学研究所が産総研からの資金提供を受けて行なった研究だったからだと思われます。

産総研はなぜ特許の審査を求めなかったのでしょうか?

邪推ですが、イベルメクチンの抗がん作用が世間に広く知られるのを遅らせる狙いがあったのでは。国は特許の切れた安い薬イベルメクチンを抗がん剤として開発する気はなかったからではないでしょうか。

国と製薬会社によるイベルメクチン潰しはもうこの頃から始まっていたのではと思います。国が本当に国民の健康を考えているなら、抗がん剤としての臨床試験を一日も早く行ない実用化を目指していいはずではないですか?