3ゴールデン・ポトス
活性炭
スイレルケージファン
(15-30 CFM)
余分な水
ポッティングソイル
電動機タイマー
図1.
観葉植物と活性炭を組み合わせた室内空気浄化システム。
人間、植物、微生物、土壌など）の間でさらに評価されなければならない。
図2を参照。
ステニス宇宙センターでの植物研究は、微量化学汚染の特定だけでなく、植物自身から放出される可能性のある揮発性有機代謝物の特定にも重点が置かれている。
NASAと米国造園建設業協会（ALCA）の共同作業は、地球上の室内空気汚染問題を解決するためのツールとして観葉植物を利用する可能性に関する2年間のデータを網羅したもので、人類が地球上で生存し、幸福を維持するためには植物が不可欠
であることを再認識させることに大いに貢献した。
植物スクリーニング試験で使用された化学物質
ベンゼン
ベンゼンは非常に一般的に使用される溶剤であり、ガソリン、インク、油、塗料、プラスチック、ゴムなど、多くの基本的な製品にも含まれている。
さらに、洗剤、爆薬、医薬品、染料の製造にも使用される。
ベンゼンは皮膚や目を刺激することが古くから知られている。
さらに、バクテリアの細胞培養に対して変異原性があることが示されており、いくつかのテストでは胚毒性活性と発がん性が示されている。
また、ベンゼンが発がん性の一因であるという証拠も存在する。
5ヒトの染色体異常や白血病の原因となる。ベンゼンとの皮膚接触が繰り返されると、乾燥、炎症、水疱形成、皮膚炎を引き起こす。
高濃度のベンゼンを急性に吸入すると、めまい、脱力感、多幸感、頭痛、吐き気、目のかすみ、呼吸器疾患、震え、不整脈、肝臓・腎臓障害、麻痺、意識障害を引き起こすことが報告されている。
動物実験では、ベンゼンの吸入によって白内障が形成され、血液やリンパ系に疾患が発生した。
比較的低濃度でも慢性的に暴露されると、頭痛、食欲不振、眠気、神経過敏、精神障害、貧血や骨髄疾患などの血液系の病気を引き起こす。
トリクロロエチレン
トリクロロエリレン（TCE）は、幅広い産業用途を持つ市販品である。生産されるTCEの90％以上は金属脱脂とドライクリーニング産業で使用されているが、印刷インキ、塗料、ラッカー、ワニス、 接着剤にも使用されてい る 。 1975年、米国国立ガン研究
所は、TCEを胃内挿管で投与したマウスに異常に高い肝細胞ガンの発生率が観察されたと報告した。
同研究所はこの化学物質を強力な肝臓発癌物質とみなしている。