ウクライナに北朝鮮製ミサイル着弾、国連監視団が破片調査=報告

国連制裁監視団によると、
ウクライナ東部ハリコフ市に今年1月2日に着弾したミサイルについて、
その破片を調査したところ、北朝鮮の弾道ミサイル「火星11」のものと確認された。  
 
この映像は1月の攻撃から数日後に撮影された。
 
当時、地元の検察当局は、ミサイルの破片をメディアに公開し、
北朝鮮から提供されたミサイルである可能性を示唆した。  
 
国連制裁監視団は報告書で「ミサイルの残骸は北朝鮮の火星11ミサイルに由来するものだった」とし、北朝鮮に対する武器禁輸措置に違反していると指摘した。
 
北朝鮮は2006年以降、弾道ミサイルと核開発を巡り国連の制裁対象となっている。  
 
監視団は報告書で「ミサイルがどこから、誰によって発射されたのかを独自に特定することはできなかった」とした。
 
ウクライナが提供したミサイルの軌道に関する情報では、ロシアから発射されたことが示唆されるという。  
 
米ニューヨークの国連にあるロシアと北朝鮮の代表部から現時点でコメントは得られていない。  
 
米国などは過去に、北朝鮮がロシアに武器を提供していると非難していた。
 
北朝鮮とロシアはこれを否定している。両国は昨年、軍事関係を深めると表明した。