真相解明に不可欠な知見
上巻 下巻を両方読んでの感想。新型コロナの類は調べれば真相がわかるように仕組んであるはずで、それを解くことを期待して仕組んであるはずだけど、いろいろな仕掛けがあって 考えに整理がつかなかった。プーファ?とか汚染物質原因説?の主張のすべてが正しいとは思えませんし、個人的感染経験に照らして カウフマン理論由来なのかトーマスコーワンなのか エクソソーム とウイルスを同視しすぎのように思え、独自理論部分は疑問。有害物質原因説も 一定の症状が感染するという個人的経験を説明できない。しかし、風邪や肺炎類似の症状は 病原体が主因とは限らず いろいろな要因で 風邪や肺炎に似た症状になりうる という気づきは重要だった。ニセ情報が氾濫するこの非常事態の中で記述に乱れはありますが、 専門に論文を読み込まないとわからない また 実験を経験しないとわからない 細かい具体的な部分がよく書けていると思います。ウイルス の増殖速度とか。風邪症状の原因特定の実態もよくわかった。ほとんどの人が エイズがウイルス感染症だと思い込んでいる中で、的確に疑問点を指摘し、また衛生環境とワクチンの関係は大きな気づきでした。且つ ウイルス の培養方法・ウイルスの分析法 新型コロナと呼ばれているもののPCR Ct値と検出感度の関係 についてもよく解説してあり、他では得られない知見が得られた。(スペイン風邪の正体は アスピリン過剰説もあるようで、有害物質原因説は少し無理があるとかは思います)ロバートケネディのエイズ・ファウチ本(The Real Anthony Fauci)と 合わせ考えることで ねつ造の経緯が 明らかになる。ウイルスは存在しない というタイトルは あまり良くないとは思いますが、世の中の一般の人に対しては こういうタイトルのほうが売れるというのが現実なのか とにかくインパクトが大きいことが売れるために重要なのか・・複雑なことは大多数の一般人には理解されないというのが現実だから。
正しくいえば 1980年以後登場したといわれる病原性ウイルス は存在しない というところか。
いろいろなことに制限がある中でこの内容の本を出版しただけで価値があると思います。