水俣病原因のメチル水銀、脳守る仕組み破壊

2017年1月25日 11:42


メチル水銀を摂取すると、

小脳などの脳血管に

特定のタンパク質

が生じ、脳内への有害な物質侵入を防ぐ仕組みが壊れ、血中の物質が漏れ出しているのを新潟大脳研究所神経内科の下畑享良准教授らのチームがラットを使った研究で突き止めた。メチル水銀は水俣病の原因物質。24日付の米オンライン科学誌プロスワンに発表した。


水俣病では体の円滑な動きをつかさどる小脳や視覚に影響する大脳の後頭葉に障害が出て、ふらつきや視野狭窄(きょうさく)の症状が現れる原因が分かっておらず、病態解明につながる可能性がある。


タンパク質の働きを抑える抗体投与で運動機能の障害に改善があったといい、下畑准教授は「メチル水銀中毒の初期段階に有効な治療薬の開発が期待できる」としている。


チームが着目したのは「血管内皮増殖因子(VEGF)」と呼ばれるタンパク質。過剰に発生すると、有害物質から脳を守る「血液脳関門」を破壊する作用がある。実験でメチル水銀を投与され中毒症状を示したラットは、小脳と後頭葉でVEGFが増加。増え方が顕著だった小脳では血中の物質が血管外に漏れていたことを確認した。〔共同〕


 


これはタンパク質が生じて血液脳関門を破壊するわけですよ。
コロナワクチンもスパイクタンパク質を発生させますから、同じ原理で血液脳関門を破壊します。ワクチンに含まれている脂質ナノ粒子も同様に血液脳関門を破壊します。

 過去記事でご紹介したIn deepさんの記事です。
ネイチャーにはっきりと書かれていますね。

(抜粋)


この血液脳関門を「突破するもの」は実はいろいろとありますが、最近のご時世でいえば、

 

・脂質ナノ粒子 (過去記事

・スパイクタンパク質そのもの (過去記事

 

が、血液脳関門を突破して脳内に入ることがわかっているものたちです。

このことは、どちらも、日本でワクチン接種が始まる以前に研究でわかっていたことであり、それだけに、接種キャンペーン前から「そういうものを人体に打ち込むというのはどういうものなんだろう」とは思い続けていました。

以下は、3年前の記事で、これは、ポリエチレングリコールではなく、アストラゼネカのワクチンに使用されていた脂質ナノ粒子ポリソルベート80 (子宮頸がんワクチンのガーダシルにも使われています)というものについて調べた記事です。

(記事)「脳と生殖機能を破壊せよ」 : 青空の実験室と化した地球の中でポリソルベート80を調べる
In Deep 2021年3月7日

本当に青空の実験室のような状態が、2年も 3年も続いたわけですが、ここにきて、スパイクタンパク質は、血液脳関門を突破するだけではなく、「血液脳関門を破壊する」という作用も知ったわけです。

さらには、脂質ナノ粒子は、どんなものであっても「強い炎症性」を持ちますので(過去記事)、この脂質ナノ粒子も血液脳関門や脳そのものに問題をもたらす可能性があります。

スパイクタンパク質が血液脳関門を破壊し、そして脂質ナノ粒子が、そこに炎症性を与えるという、ダブルの効果ですね。


ポリソルベート80が使われているワクチンのいくつか

・三種混合ワクチン
・B型肝炎ワクチン
・子宮頸がんワクチン
・いくつかの季節性インフルエンザワクチン
・肺炎球菌ワクチン
・帯状疱疹ワクチン

ポリソルベート80とは何か

なお、結論的にいってしまえば、これまでの医学界での論争の中心というのは、ポリソルベート80が、

「不妊あるいは卵巣機能の損傷と関係している」

というもののようです。

2014年10月の「ヒトパピローマウイルスワクチン(子宮頸がんワクチン)接種後の青年期の早期卵巣機能不全」という論文には、ラットの実験での以下の記述があります。

ポリソルベート80を新生児ラットに注射すると、注射したジエチルスチルベストロールと同様の卵巣損傷を引き起こした。ラットの卵巣への影響は、10倍の範囲で試験したすべての用量で発生した。

この研究は、HPV4(子宮頸がんワクチン)に含まれる物質の関連する卵巣組織学レポートを提供するため、詳細に検討する必要がある。 PMC

ここに、

> すべての用量で発生した。

とありますように、少なくともラットの場合は、ポリソルベート80がどれだけ微量でも卵巣の損傷を引き起こす作用があることが示されています。

このポリソルベート80のワクチン添加剤としての役割は、調べてみますと、「乳化剤」ということで、たとえば、医学系メディアの記事にわかりやすく書かれていますが、

「たとえば水と油はそのままでは混ざらないが、それを混合するのがワクチンの乳化剤」

ということで、つまり、ワクチン成分それぞれが、水と油のような振る舞いをしないように混合させる役割のようです。

また、ポリソルベート80は、食品の乳化剤としても、たとえばアイスクリーム(溶けにくくするため)などにも使われてきた歴史があるようで、わりと一般的なもののようです。

その影響ですが、過去の医学論文へのリンクが貼られた記事で以下のように書かれてありました。抜粋です。

「ポリソルベート80は安全なのか?」より

アメリカ癌学会で発表された研究では、ポリソルベート80を含む乳化剤の定期的な摂取を含む食事は、腫瘍の発達の悪化と慢性的な低レベルの炎症と関連することがわかった。この慢性炎症はクローン病のような炎症性腸疾患にも関連しており、結腸直腸癌で観察される。研究はまた結腸直腸癌の発生が「 20世紀中盤以降、著しく増加している」ことを指摘している。

2015年の研究では、ポリソルベート80が、腸の炎症、腸内細菌のマイナスの変化、肥満、メタボリックシンドロームと関連付けられた。食物から摂取したポリソルベート80が腸の炎症を引き起こしているとするなら、注射によって接種されたポリソルベート80が炎症(あるいは自己免疫疾患の兆候)を引き起こすかどうかを無視するのは難しい。

また、他の研究では、ポリソルベート80が、血液脳関門を通過することが述べられているが、ポリソルベート80が使われだした理由は、以下のように記されている。

「ポリソルベート80は、血液から脳への化学物質/薬物の送達を強化するために、製薬業界で乳化剤として使用されている。血液脳関門は血流中の多くのものに対して不浸透性であるため、研究者たちは、(脳に)到達困難な脳感染症/病変/腫瘍などを治療するために、血流から脳に化学物質/薬物を送達する方法を見つける必要があった。」

truthsnitch.com

なるほど、少しわかってきました。

脳のバリアである「血液脳関門」は、

> 血流中の多くのものに対して不浸透性(そこを通過させない性質)であるため

とあり、つまり、血液脳関門は「多くの異物をそこで遮断して、脳に入らないようにする」ものですが、たとえば脳の病気などで薬を脳に送達したい場合、

「この血液脳関門を突破して薬を脳に送る物質を探していた」

と。

そこで見出されたのが、ポリソルベート80であり、

「ポリソルベート80を乳化剤として使用すれば、いかなる薬も簡単に《脳に到達》する」

と。

なるほど、脳の病気の治療とかには朗報かもしれないですね。

 

しかし、なぜ健康な若い女性に接種する子宮頸がんワクチンにポリソルベート80が使われている?

あるいは、なぜ乳幼児のロタワクチンにそれが使われている?

脳に何か送る必要などない人たちに。

 

いずれにしましても、先ほどの医療系メディアは、以下のような点を検証するべきだとしていました。

ワクチン添加剤ポリソルベート80の問題点(かもしれないこと)

・腸内細菌環境が悪くなる
・卵巣奇形および変性卵胞のリスク
・生殖能力を低下させる可能性
・身体の免疫システムに悪影響を与える可能性(自己免疫機能障害)
・脳に入りこむことによる脳への毒性
・細胞のミトコンドリアDNA、核DNAの損傷の可能性
・乳化剤は細胞膜の電荷を損なうため、その影響

truthsnitch.com

結局これも以下のタイトルの過去記事と同じような方向性に行き着く感じもないではありません。

なぜこれほど「脳と生殖機能への攻撃」が執拗に続けられるのか
投稿日:2021年2月28日

とにかく「脳」、そして「生殖機能」。ここが損傷を受けるメカニズムが目立ちます。

 

ところで、最近読みました 2017年の論文の冒頭はとても興味深いものでした。

米ルイジアナ大学の科学者の他、複数の研究者たちによる論文で、WHO の「避妊ワクチン」から続く傾向についての懸念を記したもので、「ケニアでの WHO 破傷風ワクチンに見いだされる HCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)は、発展途上国での懸念を引き起こしている」というタイトルのものでした。

ヒト絨毛性ゴナドトロピンというのは、Wikipedia によると「妊娠中に産生されるホルモン」のことだそうです。

今回は、この論文の冒頭をご紹介して締めさせていただきます。

かつての日本の芸人である東京ぼん太さんの決めぜりふは「夢もチボーもないね」でしたが、そんな感じの世になりつつあるのかもしれません。

 

ケニアの WHO 破傷風ワクチンに見いだされるヒト絨毛性ゴナドトロピンは発展途上国での懸念を引き起こしている


HCG Found in WHO Tetanus Vaccine in Kenya Raises Concern in the Developing World

1993年、WHO は「家族計画」のための「避妊ワクチン」を発表した。発表された研究によると、1976年までに WHO の研究者たちは破傷風トキソイド(TT)をヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)と結合させ、「避妊ワクチン」を製造した。

破傷風トキソイドをヒト絨毛性ゴナドトロピンを結合させると、妊娠ホルモンが免疫系によって攻撃される。そこから予測される結果は、すでに妊娠している女性の場合では流産、あるいはまだ妊娠していない場合では不妊症を引き起こす。

このワクチンの繰り返しの接種は不妊症の長期化につながる。

現在、WHO の研究者たちは、組換え DNA を使用した、より強力な不妊ワクチンに取り組んでいる。 WHO のリリースによれば、それは「不安定な発展途上国の人口増加を減らす」という長期的な目的を示している。

1993年11月、破傷風予防薬として「堕胎ワクチン」が使用されていたことがカトリック系のリリースに登場した。 2014年11月には、カトリック教会が、そのようなプログラムがケニアで進行中であると主張した。

ケニア・ナイロビ当局認定の 3つの独立した生化学研究所が、2014年3月に使用された WHO 破傷風ワクチンのサンプルを試験したところ、そこには(ワクチン中に)存在してはならないヒト絨毛性ゴナドトロピンを発見した。

2014年10月に、6つの追加のサンプルがカトリックの医師たちによって入手され、6つの認定された研究所で試験された。その結果、ヒト絨毛性ゴナドトロピンが、サンプルの半分で見つかった。

ケニアで使用されたワクチンの投与に関与した医師たちによって知られている WHO ワクチンサンプルの少なくとも半分でヒト絨毛性ゴナドトロピンが見つかったことを考えると、ケニアの「抗破傷風」キャンペーンは合理的に疑問視される。