脳神経学者ケビン・マッケーン博士の話からわかる、「プリオンにより日本人が絶滅する機序」。接種、未接種関係なし

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プリオンにより

これは、最近、動画として報じられましたオンラインシンポジウム

「mRNAワクチンという人類の脅威」というものの参加者の中に、

ケビン・マッケーン(Kevin W McCairn)さんという方がいらっしゃいましてですね、

今回は、その方が述べたことをご紹介したいと思います。

DNA 汚染を発見したケビン・マッカーナンさんとお名前が似ていますが、別の方です。

このシンポジウムには、東京理科大学名誉教授の村上康文さんや、

荒川 央博士など 8名の専門家の方々が出演なさっています。

動画は以下にあります。

 

 

 

 

村上康文名誉教授や、荒川 央博士が述べていることについては、以下にあります対談などにも出てきます。

[記事]東京理科大学の村上康文名誉教授と、イタリア分子腫瘍学研究所の荒川央博士の「ワクチンの DNA 汚染をめぐる対談」から要点のピックアップ
In Deep 2023年4月23日

 

ところで……。本当にくだらないことで申し訳ないのですが、このケビン・マッケーン博士ですが……この方は、私の人生で最大の恩人ともいえるタナカくんという亡くなった友人と、とてもよく似ていまして、「この世に戻ってきたのかよ」と思ったほどでした。

 

タナカくんは 12月が命日で、先月、7回目くらいですかね、お墓参りに言ったばかりですので、やや新鮮な驚きでした。タナカくんにレクチャー受けているみたいで。

 

まあ、どうでもいい話はともかくとして(でも、本当似てる)、このケビン・マッケーン博士の話です。

話の内容は深刻です

最初のほうは、これまでもよく出ていた一般的な話から始まりますが、次第に、話の内容は深刻になっていきます。

解釈のしようによっては、

「世界で、日本人だけが絶滅する」

ともとれなくもない話が出てきますが、まあ、そのあたりは皆さまのご解釈にお任せします。

最近になって知るさまざまなことは、

何がどうあっても接種率の高い国や地域が将来的に助かる可能性は少ない

ことを示していますが、今回は、初めて知る見識も多く、ショックというよりは、

新鮮な驚きの方が勝っていました。

ここからです。


ケビン・マッケーン博士 - プリオン汚染の恐怖

 

この講演の主な議題は、毒性ペプチドです。ペプチドとはタンパク質のことで、アミロイドとプリオンを指します。

アミロイドとプリオンは、クロイツフェルト・ヤコブ病、パーキンソン病、アルツハイマー病、筋萎縮性側索硬化症などに関連する誤った折りたたみ方(ミスフォールド)をした病気の原因となるタンパク質です。

 

私が何者であるかということについてですが、私の研究は、ほんとんどがリサーチゲートに集約されています。私が大脳素質基底核障害や、神経変性疾患、その外科的措置を研究する脳神経科学者であることがわかると思います。

(※)リサーチゲートのこちらのページにあります。

 

…では、なぜ私が新型コロナウイルスが生物兵器研究の産物だと考えるのかですが、まず、 SARS には HIV との同質性があります。

これらは、単なる偶発的な現象ではなく、スパイクタンパク質の中に非常に注意深く配置されています。これらが最初に確認されたのは、インドのグループ、プラトナーム氏たちによる研究でした。その後、私の同僚であるリュック・モンタニエ博士と、ジャン・クロード・ペレス氏によって、さらに確認されました。

(※) このインドの研究の論文については、以下の 2020年の記事でご紹介しています。

新型コロナウイルスに「HIV (エイズウイルス)」のタンパク質が挿入されていることをインド工科大学の科学者たちが発見 (In Deep 2020年2月1日)

彼らは、SARS-CoV-2 のスパイクタンパク質の中に、HIV の要素が多数あることを確認しました。これはエピトープ、つまりスパイクタンパク質の一部に関する始まりに過ぎず、それが人の身体に及ぼす影響が解明されるにつれて懸念され始めました。

 

ワクチンについてはどうでしょうか。なぜ私たちは、このワクチンについてだけ懸念するのでしょうか。

その理由は、遺伝子工学のツールを大規模な集団公衆衛生対策として採用したことにあります。

彼らは、生物兵器研究の成果であるスパイクタンパク質の遺伝コードを取り出して、どの組織に入りこむかも考慮せず、非組織依存の脂質ナノ粒子に組み込んだのです。これは非常に不安定で、体中の多くの臓器や組織に移動します。

運ばれた後は、スパイクタンパク質を再構築し、または再現し、こうしてスパイクタンパク質のすべての特性を持つことになります。

 
…赤で囲った部分が私が懸念するところなのですが、それは翻訳後のスパイクタンパク質が細胞から放出されたり、ペプチド、特に S1、S2 ドメイン(※ それぞれ、スパイクタンパク質の領域)が細胞内で切断され、その断片が放出されて体内の他の細胞に取り込まれたりする可能性があるということです。 
 
 

これらは複合的な影響の組み合わせであることを常に念頭に置いておく必要があります。

 

英国のデータでは、死亡の増加率負担が、現在、若い生産年齢人口と生殖年齢人口が担っていることが顕著に出ています。なぜ、若者たちに超過死亡が起きているのでしょうか

現在の若者層の死亡原因は、いくつかに限られています。可能性があるのは、ガン、心血管疾患、重度の神経学的外傷などです。

SARS-CoV-2 の医療対策が実施されて以来、何が死亡を引き起こしているのかについて、明確にすることができます。

人々が考えることは、肺炎が死因の第一位であるということでしょうか。しかし、呼吸器疾患を見ると、全死因死亡率に占める割合は低いのです。

では、どこで過剰死が起きているのでしょうか。私が(データを)見る中で重要なのは、アルツハイマー病と認知症です。

ここから、話をアルツハイマー病と認知症に焦点を当てます。実際のところ、超過死亡が見られる他の場所としては心血管疾患と血液疾患があり、それらについても取り上げるつもりです。

 

…早くからワクチンの配列決定が行われていました。

その配列を同じアルゴリズムで調べてみると、エピトープはファイザーとモデルナの両方のワクチンで共通していることがわかりました。

そのような短い断片がある場合、そのような断片やペプチドが細胞から放出されると考える必要があると先ほど述べたことを思いだして下さい。

細胞から放出されると、性質上、アミロイド原性やプリオン様であるため、他のタンパク質と接触し、ミスフォールドを起こしてくっついてしまうわけです。

こうして、プリオンやアミロイド生成カスケードと呼ばれるものが始まります。

では、ワクチン接種後にアミロイド・カスケードが起こるという臨床的証拠はあるのでしょうか。

これは偶然発見された内容が発表された研究です。

 

 

彼らが発見したのは、腕に、脳や心臓のアミロイドを検出するために使うリガンドが、注射部位や注射をした場所のリンパ節(排出リンパ節)に付着しているということでした。

これは、注射部位にアミロイドが形成されているという事実上の指標となります。一度アミロイドが形成されれば、それは自己増幅する可能性があるのです。

プリオンが存在するということは、潜在的に非常に危険なのです。

たとえば、家畜からプリオンが発見された場合、私たちは輸出を停止し、食物連鎖に入ることを阻止するために、並々ならぬ努力を払います。その典型的な例が、1980年代から 90年代にかけて英国で発生した狂牛病と呼ばれるものです。

最近の例でいえば、米国のオジロジカの慢性消耗病がそうです。

 

(※) このシカの病気については、以下の記事にあります。

イエローストーン国立公園で「ゾンビ」シカ病(シカのプリオン病)が初めて確認される (BDW 2023年11月18日)

英国の狂牛病は農耕動物に感染していたため、食い止められましたが、米国の野生動物(シカ)は急成長している個体群であり、本質的に制御不能となっています。

理解していただきたいのは、ここなのです。

私たちは血液凝固にまつわる短期的な影響を見ています。

分析については、ケビン・マッカーナン氏が、プラスミドの混入について話してくれるでしょう。これはもうひとつ取り組まなければならない問題です。

しかし、脳神経科学者としての私の立場からすると、ワクチンを受けた結果、プリオンを接種した可能性があることを非常に強く懸念しています。遺伝子導入されたプリオンは、体内に侵入し、免疫のバリアを通り抜けてしまうのです。

2023年9月に、スウェーデンの研究者たちが、S1(※スパイクタンパク質の領域)セグメントがアミロイド原性の血栓を形成する原因であることを明確に示しました。彼らが示したのは、S1セグメントは、ヒト・プリオンタンパク質を病気となる物質に変える能力があるということでした。

それがクロイツフェルト・ヤコブ病や一連の神経障害を引き起こします。

理解していただきたいのは、(新型コロナ)ウイルスと同様に、ワクチンにもこのエピトープが含まれており、プリオンタンパク質を本質的に破壊されない形に変えるわけです。酵素では分解されません。オートクレーブ(※ 高圧蒸気滅菌器)にも耐性があります。

プリオンは土の中で何年も生き残り、毒素として蓄積が続きます。

このような毒素がどのようなものかを示す例として、米国のオジロジカの慢性消耗性疾患を挙げます。

これらの動物で、致命的なプリオン病が大流行しています。状況は日々悪化しています。

 

これらのブリオタンパク質に同期して曝露しているという事実だけではなく、考古学と呼ばれるものを利用することもできます。

私たちは分子時計(※ 生物間の分子的な違いを比較し、進化過程で分岐した年代を推定したものの仮説)によって、プリオンタンパク質を振り返って見ることができます。旧石器時代を振り返ると、潜在的に、スーパープリオン、つまり、プリオンの指数関数的な拡散があり、汎人畜共通性の事象が起きたのです。

汎人畜共通性とは種を超えて感染する可能性ということです。そして、スーパープリオンは、基本的に、絶滅レベルの出来事のように、人口を絶滅させたことを意味します。

 

論文で、「プリオン病とは何か」を説明している部分を読みますと、それは、自己触媒的に自己増殖する神経疾患であるということです。

ヨーロッパ人の大多数は、プリオンタンパク質遺伝子の一方、または両方の対立遺伝子にミスセンス突然変異配列(※ 塩基置換が起こることにより、コドン部分の塩基配列が変わって他のアミノ酸をコードするようになる突然変異)を持っています。この理由は説明されていません。

つまり、このミスマッチを持っている人だけが進化のボトルネックを超えてくることができたことを意味します。

プリオンタンパク質の特定の位置のアミノ酸が、メチオニンからパリンに切り替わる現象が起きたのです。

日本の方々には興味深いと思いますが、事実として、129番目のメチオニンからバリンへの変異は、日本人以外のすべての集団に見られるのです

仮説としては、プリオンの大規模混入が起これば、全人口を絶滅させることができるということです。

私たちが知っているヨーロッパの全人口です。 (※ ちょっと話をはぐらかしている感じでしょうか)

質問者:「それが意味するところは、日本人は、その突然変異を持っていないということですか?

 

おそらくは、日本が島国であったため、その時期に外界との接触が少なかったからでしょう。

そのため、感染プリオンと接触することもなく、淘汰圧が集団にかかることもなかったのだと思われます。

ペプチド自体にはプリオンの特性はありません。

強調したいのは、私たちは現在、アルツハイマー病、パーキンソン病、ミスフォールドタンパク質を中心とするすべての神経変性氏疾患を本質的にプリオン障害とみなしているということです。

おそらく、これは悪い話ばかりではなく、医療介入できる手段もあるはずです。

 

…一部の人たちは、ヤコブ病の症状に陥るかもしれませんが、現在、私たちは、交差播種アミロイドと呼ばれるこのプロセスがあることを理解し始めています。

ですので、ヤコブ病の症状ではなく、アルツハイマー病やパーキンソン病になる人もいます。

神経変性と関連付けられるすべてのタンパク質病変は、考えていたほど孤立していない可能性があります。

私の予想では、実際に、アルツハイマー病による死亡が、全死因死亡の大部分を占めていくようになると思います

そして、もうひとつの問題があります。それは、今回はあまりふれませんでしたが、ワクチン接種経路にさらされた人々は、基本的にその抗体が IgG2 から IgG4 に変換されるという事実です

感染細胞を取り除く免疫反応を引き起こすかわりに、(IgG4 が誘導されている場合は)体は単にそれらのペプチドに反応しないように訓練されるのです。

(IgG4 が誘導されている体は)それらの細胞を殺そうとしたり、タンパク質を取り除こうとはしません。それらは単に体内に蓄積され続けるのです。ですので、ウイルス性ペプチドが増加し、プリオンに侵される可能性があります。

そして現在、感染性のプリオンが、環境に排出されていますので、人々は接触、体液接触などを通じて感染のリスクにさらされています。

要するに、たとえワクチンを接種していなくとも、曝露されることになるということです。

先週発表された論文で、その論文が書かれた時点の理解として、プリオン様の連鎖(カスケード)が、より多くのペプチドを対象に、はるかに高い割合で発生していることが示されました。

それが示すことは、mRNA からペプチドへの翻訳プロセスには複数の誤変換があるということです。

そして、細胞がそのペプチドを除去する能力が、ごくわずかな量でも劣った場合、これらのタンパク質については、フェムトグラム(※ グラムの1000兆分の一)であっても、連鎖(カスケード)を始めるのに十分だということです。

 

 

 

日本人だけが持つ「唯一の特性」と、プリオン病による民族絶滅の関係

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暗い話ですけれど、明るく書きますね

前回以下で、mRNA ワクチンについてのシンポジウムから、ケビン・マッケーン博士の言葉をご紹介いたしました。

[記事]脳神経学者ケビン・マッケーン博士の話からわかる、「プリオンにより日本人が絶滅する機序」。接種、未接種関係なし
In Deep 2024年1月29日

 

マッケーン博士は、私の旧友である故人のタナカくんという人とわりと似ているということもあり、タナカくんからレクチャーを受けているような気分になり、動画そのものは楽しく拝見できましたが、しかし、やはり一番気になったのは、以下の部分ではないでしょうか。

 

ケビン・マッケーン博士の言葉より

…つまり、このミスマッチを持っている人だけが進化のボトルネックを超えてくることができたことを意味します。

プリオンタンパク質の特定の位置のアミノ酸が、メチオニンからパリンに切り替わる現象が起きたのです。

日本の方々には興味深いと思いますが、事実として、129番目のメチオニンからバリンへの変異は、日本人以外のすべての集団に見られるのです

仮説としては、プリオンの大規模混入が起これば、全人口を絶滅させることができるということです。

質問者:「日本人の全人口を、ですか?」

…私たちが知っているヨーロッパの全人口です。

質問者:「それが意味するところは、日本人は、その突然変異を持っていないということですか?」

おそらくは、日本が島国であったため、その時期に外界との接触が少なかったからでしょう。

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日本で公開される動画ですので、気をつかって話したのでしょうけれど、博士は、ちょっと曖昧に表現していた部分が多いのですね。

しかし、簡単に書けば、以下のようになるでしょうか。

 

・旧石器時代に、スーパープリオンが人類絶滅レベルで蔓延した。

・プリオンタンパク質の特定の位置のアミノ酸が、メチオニンからパリン(どちらも必須アミノ酸)に切り替わる「突然変異」が起きた。

・その突然変異を持つ人たちはプリオン・カタストロフを乗り切り「生き残って次の進化に進んだ」。

・ヨーロッパ人の大多数はその突然変異を持っている。

・しかし「日本人はその突然変異を持たない」。

・ということは、次にスーパープリオンが流行したら、日本人の多くは絶滅する。

 

ということでいいんですよね。

私の解釈違いなら仕方ないですが、私はそのように解釈しました。

それで DEATH ね(ここでそれはやめろ)、このマッケーン博士がどの研究から、これらのことを引用していたかに興味がありまして、記事を書いた後に、お酒を飲みながら探したんですよ。

そうしたら、ありましてですね。

以下の 2014年の論文です。

蔓延しているヒトプリオンタンパク質 129M/V 変異は、旧石器時代の汎動物性スーパープリオンのパンデミックによる生きた化石なのだろうか?
Is the prevalent human prion protein 129M/V mutation a living fossil from a Paleolithic panzootic superprion pandemic?
PubMed 2014年1月7日

 

まずは、論文の概要をご紹介します。

わかりにくい言葉がいくつかありますが、以下のようなものです。

ミスフォールディング → タンパク質が折りたたまれる過程で特定の立体構造をとらず、生体内で正しい機能や役割を果たせなくなること。

メチオニン → 9種類ある必須アミノ酸のひとつ

バリン → 9種類ある必須アミノ酸のひとつ

ホモ接合 → ある遺伝子座が AA , BB , aa , bb などのように同一の対立遺伝子をもつこと。

ヘテロ接合 → ある遺伝子座が Aa , Bb などのように同一でない対立遺伝子をもつこと。

 

概要をひとことで書けば、必須アミノ酸のメチオニンが、バリンに置き換わった突然変異により人類はプリオンにより死ににくくなったということですが、この変異を「日本人は持っていない」ということになると思います。

太字はこちらでしています。

論文の「概要」より

プリオン病は一貫してプリオンタンパク質のミスフォールディングと関連しており、罹患個体においてミスフォールド・プリオンタンパク質の自己触媒的自己永続のカスケードが生じる。

この分子プロセスは、局所的および全身性の両方の既知のすべてのアミロイドーシス(※ アミロイド疾患)と興味深いことに類似している。

プリオン病は、誤って折りたたまれたプリオンタンパク質が個体から個体に移ることによっても感染するプリオン病における伝播性は驚くほど効率的であり、初期症状後の急速な病気の進行を考慮すると、プリオン症は他のアミロイドーシスよりも際立っており、特定の状況下ではすべてが伝播する可能性がある

感染性プリオンの性質と宿主の遺伝子型は、伝播性にとって重要だ。

これまで説明されていない理由により、ヨーロッパ人の大多数は、プリオンタンパク質遺伝子 (PRNP) の一方または両方の対立遺伝子にミスセンス突然変異(※ コドン内の塩基の置換によって異常なタンパク質が生産される)を有しており、そのため(コドンの)129番目のメチオニン (M) の代わりにバリン (V) に置換されたプリオンタンパク質の変異体を発現している。

実際、この 129M/V 変異体は、日本人を除くすべての人々に非常に一般的なものだ

散発性クロイツフェルト・ヤコブ病は、60歳未満の人がかかることはめったにない病気で、ホモ接合性、特に 129MM (※ メチオニンがバリンに置換されて「いない」遺伝子…だと思います。つまり日本人の遺伝子)が非常に強力な危険因子だ。

逆説的だが、ヘテロ接合体の優位性を示唆する 129M/V 多型は、ヒト集団の最も明確な疾患関連形質の 1つだが、プリオン病は非常にまれだ (※ 普通は、このような「メチオニンからバリンへの置換」のような突然変異は疾患の原因となるが、プリオン病だけは、このおかげで疾患から守られている…というような意味だと思います)

この形質がどのようにして人類集団内でこれほど蔓延したのかについての遺伝的根拠は依然として調査の対象となっており、注目に値する。

この論文では、この多態性の古代の重要性の可能性について、やや挑発的な仮説を表している。

PubMed


 

ここまでです。

カッコ内は、私の解釈が間違っているかもしれません。

ともかく、この突然変異した遺伝子は、

> 日本人を除くすべての人々に非常に一般的なものだ。

として、つまり、この突然変異が日本人だけにない、と明確に書かれています。

 

関連して、ちょっと興味深いページを見たのですが、以下は、東北大学大学院医学系研究科というところの「変異型CJD (変異型クロイツフェルト・ヤコブ病)の二次感染」というページからです。

変異型CJDの二次感染

…プリオン蛋白遺伝子のコドン 129にはメチオニン(M)とバリン(V)の正常多型がありますが、これまでに発症が報告されている変異型CJDの患者さんは全員メチオニンホモ接合(M/M)です

…変異型CJDで亡くなられた方が3名(いずれもコドン129M/M)、変異型CJDは発症しなかったもののリンパ性組織に異常型プリオン蛋白が蓄積していた方が2名(いずれもコドン129M/V)、同じ血液製剤あるいは血漿分画製剤を投与されたがまだ生存されている方は数十名いると報告されています

prion.med.tohoku.ac.jp

 

ケビン・マッケーン博士が述べていたこと、あるいは、先ほどの論文に出てきた突然変異は「コドン129M/V」だと思います。

その方々は、

> 変異型CJDは発症しなかったもののリンパ性組織に異常型プリオン蛋白が蓄積していた方が2名

という状態で、プリオン蛋白が蓄積していても「発症しなかった」と。

そして、日本人に多い思われる、メチオニンがバリンに置換されていない コドン129M/M の方々だけが、ヤコブ病で亡くなられています。

発症したのは全員、メチオニンがバリンに置換されていないコドン129M/M の方々だったと解釈できそうなんですが、多くの日本人が、この コドン129M/M だと…

 

まあしかし、日本も、特に近現代は人種の混合も激しいですし、日本人の多くがコドン 129M/M だったとしても、突然変異型のコドン 129M/V の日本人もたくさんいるのだとは思います。

 

しかしねえ…。

 

マッケーン博士は、

「脳神経科学者としての私の立場からすると、ワクチンを受けた結果、プリオンを接種した可能性があることを非常に強く懸念しています」

と述べています。

つまり、ワクチン接種を受けた方々の中には、アミロイドが形成されている方がいる可能性がある。

そして、マッケーン博士によると、

「一度アミロイドが形成されれば、それは自己増幅する可能性がある」

と述べています。

さらには、先ほどの 2014年の論文には、

 

> プリオン病は、誤って折りたたまれたプリオンタンパク質が個体から個体に移ることによっても感染する

> プリオン病における伝播性は驚くほど効率的であり…

 

とあるように、プリオン病が「伝染性の高いもの」である可能性が示されています。

さあ、困った(苦笑)。

苦笑とか書いてますけれど、じゃあ、どうすりゃいいのかといわれても、どうしようもならないですよ。

 

もはや。

 

世界の民族で最もスパイクタンパク質ワクチンを打ってはいけない人種が、世界で一番多く打った、のですから。

なお、さきほどの論文の全文はこちらにあります。

論文全体を読んでも、「なぜ、日本人だけがこの突然変異を持たないのか」ということについては、よくわからないです。

まあ、わかりようもないのでしょうが。

マッケーン博士は、「日本が島国であったため、その時期に外界との接触が少なかったからでしょう」と述べていましたけれど、それが理由ということはないでしょうね。

日本人が、数万年前などに他のどこかから日本列島に移住してきたとするならば、確実にその頃に「血は混じっている」わけですから、日本人だけがプリオンにかからない突然変異を持たない理由とはならない。

 

まあその……私個人の考えですが、日本人って、1万年前とか 2万年前くらいの間に「突然あらわれた」というような幻想を持っています。

ずいぶん以前、縄文人の「核 DNA」の詳細な解析を、国立遺伝学研究所の齋藤成也教授などのチームがおこなったことがあるのですが、その結果、

 

「オリジナル縄文人の DNA はアジアのどこにも見つからないもので、まったく新しい場所から発生している可能性がある」

 

と結論せざるを得なくなったことがあります。周辺のアジアの、たとえば中国大陸などを含めたどこの国とも「違うルートからの DNA が混ざっている」のが縄文人なのでした。

日本人の出自は、核 DNAの解析からは「不明」なままです。

以下の記事の後半にあります。

[記事]日本人はエイリアン : 核DNAの解析の末「オリジナルの日本人が周辺アジアのどこにも見つからない」ことで日本人の出自が完全にわからなくなっている今だからこそ言ってみる
In Deep 2016年9月21日

 

だからかどうかはわからないですが、日本には世界のどこにもない文化と風習が数多くある。

日本語というのはその最たるものです。こんな文法的にも発音的にも奇妙な言語はないです(だから大好きなんですが)

日本人しか持たない特性は他にもいろいろとあります。

海苔を消化できるのは日本人だけだったり(2010年の研究)。海苔の消化も日本人が他の民族と遺伝子が異なるからできることです。

 

しかし、よりによって、

「プリオン病にかかる遺伝子を世界の民族で唯一持っていた」(プリオン病の発生を抑制する突然変異を持たなかった)

というのも、「唯一」ということになるのでしょうか。

日本人を絶滅に導くには、プリオン病の潜在的な流行が起きれば、それで成し得ることがわかってきたわけで、さて、今回のワクチンに一体その思惑が含まれていたのかどうか

これから起きることが本当に単なる薬害なのかどうか。