「不登校のキミへ」
「不登校は精神病ではない」
「狂っているのはこの社会の方」

 静岡県磐田市の精神科病院「福田西病院」(141床)が4月に静岡県内最大規模に並ぶ50床の児童思春期精神科専門病床(20歳未満)を備えた「児童思春期病棟」を開設し、不登校で悩む子どもの専門的な入院診療に取り組むことが判明。
不登校に特化して、その一因とみられる精神疾患に着目した治療は全国でも珍しいという。

いい加減にしろ!子どもを精神医療ビジネスに利用するな!

不登校はそもそも精神病ではないのだ。精神を病んでいるのは、子供の自殺が過去最多になるような、この社会の方である。

私自身、学校というものに馴染めず、小中高とずっと休みがちで不登校傾向、高校では休みすぎて留年寸前だった。
私を「病院へ連れていけ」という人もいた。けれども、私は決して「精神病」などではなかった。
学業成績は常に学年トップだったため、先生も「勉強が嫌いなわけでも出来ないわけでもないのになぜ、君は学校が嫌いなのか?」と不思議がっていた。

勉強が嫌いだったのではない。刑務所や軍隊のような、無意味で息苦しい馬鹿馬鹿しい集団生活が大嫌いなだけだったのだ。

クラス制度によって、同じメンバーで常に一緒に生活させるから、人間関係が固定化してカーストができたり、仲間はずれやいじめが蔓延する。

さらには、放課後の部活の強制で、そこに「先輩、後輩」といった上下関係のストレスまで加わる。 

そして、運動会やら合唱コンクールやら卒業式やら「集団儀式」の練習ばかりやらされる。

まるで、日本の学校はカルト教団である。

画一的な授業と閉鎖的な環境、自由のない生活で、徹底的に子供の個性を潰し想像力を奪う。
そして、思考停止した、世の中に何の疑問も持たない量産型の労働者へと子どもたちを作り替えていく。
 
こんなものは「教育」などではない。
「洗脳」と「調教」である。 

不登校の子供たちは、だからこそ、本能で「学校」という存在を拒否しているのだ。

何も考えずに毎日登校している子供たちより、不登校の子供たちの方が遥かに「健全」であり、「人としての心」を持っている。

不登校の子供たちに必要なのは、「精神科」でも「精神薬」でもない。
学校に行かなくとも、きちんとした教育を受けられる環境の保障である。
不登校のせいで、進学や就職が不利になるなんてことがあってはならない。

不登校のキミへ。
キミは何もおかしくない。
おかしいのはこの社会の方だ。