千島学説とケルブランの原子転換説


窒素の少ない植物を主食にしている草食動物が、窒素の多い肉や卵や乳を生産するのは何故か?

また、肉をまったく摂らなかった西洋化以前の日本の労働者が筋骨隆々だったのは?

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現代栄養学で説明つかない事実であるが、生体内の酵素や消化管内に棲む共生バクテリアの働きによって、脂肪や炭水化物から窒素合成すなわち、タンパク合成が可能であれば、この矛盾は解決する。
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[ルイ・ケルヴラン 原子転換説]
生体内における酵素やバクテリアの作用によって、一つの元素が別の元素に転換するという生物学的元素転換論

これらの原子転換は、ケルブランによってイヌおよび人間で実証済みである。3/7⬇️


これは千島の ″赤血球分化説″ を生化学的に証明することになる。
なぜなら、赤血球に含まれる窒素は脂肪に含まれないから、赤血球が脂肪変性するときに窒素は消失する。
窒素のゆくえがケルブランの原子転換説で求めることができるからである。4/7⬇️

ケルブランも千島も、これは腸内共生菌の作用によるものだろうと述べている。
事実、窒素分の少ない食物を摂取続けると、窒素の内部生産が腸内のなかで増えてくる。
これは生体の防衛反応というべきもので、腸内では炭水化物や脂肪がタンパク転換するからである。
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どちらも現代生物学や医療の基礎原理に反するため、追随する研究者がなく、却下されている。

学界はこの二つの学説に対して、いまも沈黙しているが、実際に観察されたことがらであるから、その事実は認めるべきである。
事実であっても説明できないことは否定するという、科学の態度は正しくない。