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日本の金貸しの起源を探る「戦国時代の権力需要と市場」〜金貸しの起源は堺にヒントがある!

みなさんこんにちは。
今回より暫くの間、新しいシリーズをお届けすることにしました。
題して、“日本の金貸しの起源を探る「戦国時代の権力需要と市場」”です。
現在でも世の中を支配しているのは“金貸し”であることは疑いようのない事実(以下の図解参照)ですが、ではこの日本において、いつ頃からその“金貸し”の力が大きくなり、世を支配するようになったのでしょうか?今回はその辺りについて探って行きたいと思います。
金貸しがつくった江戸時代
それではまず始めに、以前のシリーズ【世界の闇の支配勢力から日本の支配史を読み解く】からわかってきたことを簡単にお復習いしておきたいと思います。

江戸時代とは武力支配から資力支配への移行期だった・・・ことが分かっています。
市場拡大した江戸時代は、既に商人が跋扈しており徳川家康も江戸の商人=金貸しによって支配されていました。
では、商人はどのように発展してきたのでしょうか??
少し前の戦国時代まで遡ってみましょう。
    縄文ブログより
    すでに16世紀以前には中国や朝鮮半島で鉄砲の用いた戦争が行われており、日本国内でも鉄砲の導入が待望まれていました。市場都市「堺」の発展は鉄砲の生産から販売までほぼ独占的に支配した16世紀の半以降の時代を抜きにしては語れないのです。
    なぜ堺で鉄砲の生産が可能になったのか、販売網が構築できたのか、巨万の富を得るほどの力を得たのかについてはいくつかの複合的な要因が重なっています。

鉄砲と言えば武力の象徴のようなモノですが、視点を移してその生産課程に踏み込めば商人の影が見え隠れしています。そしてその商人の街「堺」にヒントがありそうです。
鉄砲伝来によって何が変わったのか?〜日本の天下統一の裏側〜
  鉄砲伝来 → 戦争が変わった(勝敗が明確に)
    ↓
  鉄砲の量=武力を制するものが、戦場を支配する構造
    ↓↓              ↓↓
 火薬(硝石)、鉛玉の輸入     鉄砲の生産力
鉄砲伝来によって何が変わったのか?を簡単に図解化すると上記のようになります。要するに戦争は鉄砲の生産力と鉄砲で使う為の火薬を押さえられる者が強大な力を持つことになったのです。
シリーズキャプション
以上、イントロとして全体の概要を簡単に触れておきましたが、改めて今後の問題意識、追求内容をまとめておきたいと思います。尚、追求の課程において、以下から若干離れることもあるかもしれませんがご了承願います。
1.鉄砲伝来 その1 カトリックがもたらした鉄砲、カトリックの狙い、種子島
2.鉄砲伝来 その2 数十年で世界一の保有量、鍛冶屋の生産力の基盤、輸出量
3.鉄砲伝来 その3 信長の野望 鉄砲により変化した戦争と戦術 「野田、福島」「長篠の戦い」 寺でさえ武装する〜坊主が鉄砲を持ったあの日〜
4.鉄砲伝来 その4 〜コラム〜 火縄銃・ネジの仕組み Made in Japanのすごさ 
5.鉄砲伝来 その5 ハコだけでは機能しない? 火薬(硝石)と鉛の輸入を牛耳った商人
6.鉄砲伝来 その6 鍛冶屋と商人が育つ街 堺 その歴史的・地理的構造、貿易
・・・それでは、次回へ乞うご期待!!