国土交通省の統計不正、電子化した永年保存データも改ざんが発覚!「電子データも書き換えて検証困難」

国土交通省が建設業者からの受注実績のデータを書き換えていた問題で、電子化されていた永久保存データにも書き換え行為が発覚しました。

朝日新聞の記事によると、国土交通省の書き換えでは電子化されている永久保存となっているデータも多くが変更されており、書き換え前の正しいデータが行政側にほぼ残っていなかったとのことです。
書き換え行為が指摘されているのは「建設工事受注動態統計」で、今までは一般の公開資料のみと思われていましたが、その後の調査で電子化データにも書き換え行為が判明。

紙の調査票は保管期限で2年分が残っていますが、書き換え行為は2013年から8年間も続いていたことから、本来のデータやGDP(国内総生産)の検証が難しいと報道されています。
組織的な改ざん行為があったのかどうかも問題視され、野党は国会で追及するとしていました。

 

「永年保存」したデータも書き換え後のもの 統計不正、検証は困難に
https://www.asahi.com/articles/ASPDL52S7PDHUTIL032.html

 
国土交通省が基幹統計の集計に使う建設業者の受注実績の調査票を書き換えていた問題で、同省が電子化して「永年保存」しているデータも、多くが書き換え後のものであることがわかった。書き換え前の正しいデータが行政側に残っていないことになる。政府は2013年から8年間続いていた「二重計上」の度合いや、GDP(国内総生産)への影響を検証する構えだが、ハードルは高い。