仏大統領選挙 極右政治評論家が出馬表明


来年4月のフランス大統領選挙に、極右の政治評論家が正式に出馬を表明しました。「反移民」などの主張で支持を集め、世論調査では極右政党のルペン氏と2位の座を競っています。


 来年4月の大統領選挙への出馬を表明したのは、政治評論家のエリック・ゼムール氏(63)です。ゼムール氏は、反移民など極右的な主張で支持を集め、11月30日、「フランス人のフランスを取り戻す」と支持を訴えました。

 

最新の世論調査では、マクロン大統領の支持率が25%と首位。前回の選挙で決選投票に進んだ極右政党「国民連合」のルペン氏が19%、ゼムール氏は14%ですが、ソフト路線に転向するルペン氏からより極端な主張を展開するゼムール氏に支持が流れているともいわれ、ゼムール氏が2位に浮上したこともあります。

 

一方、マクロン大統領は、年明けに立候補を正式表明するとみられています。(01日10:05)


https://news.yahoo.co.jp/articles/7c46d27d8dc33cce54ea7c5829fbde4feaa96135 


極右ゼムール氏が出馬表明 決選投票進出狙う フランス大統領選


パリ時事】フランスの極右政治評論家、エリック・ゼムール氏は30日、来年4月の大統領選への出馬を正式に表明した。


 世論調査では、既に出馬表明している極右政党「国民連合(RN)」のマリーヌ・ルペン氏と支持率2位の座を争っており、決選投票進出を狙う。


 ゼムール氏はユーチューブに投稿した動画で、移民の流入により「フランスはもはやフランスではなくなっている」と主張。「フランスを救うため、大統領選に出馬することを決意した」と述べた。


 ゼムール氏は無所属での出馬。テレビのコメンテーターや作家として知名度は高いものの、政治経験はゼロ。過激な人種差別的発言でしばしば物議を醸し、過去には有罪判決を受けたことがある。立候補が認められる上で必要な、国会議員ら500人以上の署名が集められるかが焦点となる。


 寛容な移民受け入れ政策に反対し、不法移民よりも仏国民への手当を充実させるべきだと、「国民第一」を強調。9月下旬にはツイッターで、自身の訴えは「40年間移民を拒否してきた日本がモデルだ」と説明した。新型コロナウイルス危機で広がった不平等感を背景に、この秋ごろから急速に支持を拡大した。 


news.yahoo.co.jp/articles/24bb1cbcda43b692e9f823ff3ef6feec8d4ab900