超富裕層が選ぶシンガポール、世界で最も安全な場所への避難組が続々

 
  • 外国人富裕層が大量流入、高級車販売や不動産価格を押し上げ
  • どこに住むか好きなように決められる富裕層に人気-現地の運用者
 

シンガポールの自動車ディーラー、キース・オー氏はフェイスブックのメッセージを最初に読んだとき、偽物ではないかと疑った。中国人の顧客が110万シンガポール・ドル(約9100万円)のベントレーを注文したのだ。

 
 

  「値段と納期を尋ねただけですぐ注文した。われわれにとって百万ドルは大金だが、彼らにとっては何でもないのだろう」と同氏は感心する。

 
 

  このエピソードは最近の傾向の一端にすぎない。シンガポールには今、かつてないほどお金が溢(あふ)れている。新型コロナウイルスが東南アジアを席巻し政治的混乱が香港を脅かす中で、シンガポールは安全を求める超富裕層の避難先になった。

 
 

シンガポールが首位浮上-新型コロナ時代の安全な国ランキング

 

ユニオンバンケールプリヴェに4年間勤務した後、2015年にウェルス・マネジメント・アライアンスを設立したステファン・レプカウ氏は、「シンガポールは今、どこに住むかを好きなように決められる裕福な人々に選ばれる場所となっている」と述べた。過去1年に外国人顧客2人がシンガポールに移住し、さらに多くが続く見込みという。 

 

シンガポールは長い間、買い物をしたりカジノで遊んだり、世界水準の病院で健康診断を受けたりするために短い旅行に来る中国、インドネシア、マレーシアの富裕層に人気だった。 

 

しかし新型コロナ流行後は、多くの富裕層がコロナ禍をやり過ごすために何カ月も滞在したり、場合によっては居住権を得たりしている。ジョンズ・ホプキンズ大学のデータによれば、人口に対する死亡者の割合は、マレーシアとインドネシアではシンガポールの10-30倍に上る。

  裕福な住民が増えたことでゴルフクラブの需要は急上昇し、会員権価格も高騰した。セントーサ・ゴルフクラブの会員権は外国人向けで50万シンガポール・ドルとコロナ前から40%値上がりした。

ゴルフ会員権が最高の投資先、コロナ特需で40%上昇-シンガポール

 

富裕層向け高級品・サービスへの需要も増えた。アジアで最高級と見なされるミシュラン3つ星レストラン、オデットの2人用コース料理はワインとチーズが付いて1000シンガポール・ドルを超えるが、屋内での食事提供が禁止されるまでは何カ月も予約でいっぱいだった。ゼネラルマネジャー兼オペレーションディレクターのスティーブン・メーソン氏によると、ここ数カ月はインドネシア人の利用客が多かった。

  旅行ができない富裕なシンガポール人からも外食需要は高い。ショッピングの中心、オーチャードロードの一角にあるショーセンターでは、ロンドンのワインバー、67ポール・モールの海外1号店の開店準備が始まろうとしている。

 

シンガポールに長期滞在することを決めた富裕層はまず、車が必要になる。高級車ディーラー、ビンカーの創業者、ビンセント・タン氏によれば、高級車の外国人への販売は2020年半ばに比べて50-60%程度増えている。

  「半分以上は中国人」で、ほとんどの人が現金で支払うと同氏は述べた。ロールスロイス、ベントレー、メルセデスの上級車種がよく売れるという。

 

外国人富裕層の大量流入で、高級住宅を中心に不動産市場も活況だ。賃貸料も、ニューヨークと香港、ロンドンでの低下に逆行して上がっている。 

 

自動車ディーラー兼金融会社、エース・ファイナンシャル・サービスのオー氏は、「新型コロナ後のシンガポールはより強くなり、もっと住みやすい場所になっているだろう。多くの新しい市民がシンガポールを故郷と呼ぶようになるかもしれない」と話した。 

 

 

 

マリーナ・ベイ・サンズでマネロン疑惑、米司法省が調査

ブルームバーグニュースの報道によると、シンガポールのカジノのマリーナ・ベイ・サンズは、一部のVIP顧客のために反マネーロンダリング規制に違反した疑いで、米国司法省の調査を受けている。Asia Gaming Briefが5日伝えた

疑惑の中心となっているのは、同カジノのジャンケットの取り扱いで、内部告発者への報復があった可能性までもが疑われている。

調査は初期段階にあるとされており、マリーナ・ベイ・サンズは米国当局に協力することを表明している。

マリーナ・ベイ・サンズは世界で最も収益性の高いカジノ含む統合型リゾート(IR)の1つだが、コロナウイルスの影響により4月7日から現在まで閉鎖している。営業再開の日程は示されていない。

 

 

マリーナベイサンズが傾いているのは本当

マリーナベイサンズホテル

とてもユニークな形をしているマリーナベイサンズホテルには、実は何年も前から倒壊の噂があったんです。

実際のところ、ホテル自体が傾いているのは本当です。
しかし、「だんだんと傾き続けている」といった話は立証できていません。

それではなぜ、マリーナベイサンズが倒壊のうわさを立てられているのかをみていきたいと思います。

無理な構造の原因は風水を取り入れたから

「入」という字は、風水ではとても運が良いとされている文字です。
シンガポールを訪れる船がマリーナベイサンズホテルを門として見立ててやって来ると言う意味合いもあり、マリーナベイサンズホテルの形は「入」の字をモチーフにしています。

風水を一生懸命取り入れたたばかりに、困難な構造になったと言われています。

建築した韓国の双竜(サンヨン)建設が倒産

マリーナベイサンズホテルの建築を完工した韓国のサンヨン建設は倒産しています。
正直、こんなにも大きな世界を代表するリゾートホテルを建設した会社がつぶれてしまったと言う事実は、かなりの疑心暗鬼につながりますよね……。

マリーナベイサンズホテルの建築の際には、こんなにも困難に見えるホテルをなんと工期前倒しで完工しています。
その時に、サンヨン建設の前会長は「サンヨン建設の独創的なアイディアで難しい工事を終わらせた」とコメントしました。

この独創的なアイディアを、「単なる手抜き工事なのでは!?」と感じた人も少なくなかったそう。

多くの人がそう感じた理由は、手抜き工事が横行する韓国建築会社の実態にあります。
なんの前触れもなく橋が真ん中から崩落するなど、韓国国内では手抜き工事による事故が多発しているからなのです。

マリーナベイサンズホテルは取り壊しされる!?

これまでに建設設計に関することや完工した建設会社のお話をしましたが、マリーナベイサンズホテルには取り壊しの噂もあります。

その噂も、韓国では10年サイクルで建築物に不具合が出る、といった定説からだと考えられます。

2010年に開業したマリーナベイサンズホテルは、2020年に調度その節目を迎えます。
そのことからも、「マリーナベイサンズホテルが取り壊しになるのでは?」と心配されているようです。

これは、あくまでもまったくの噂です(笑)。

 

 

 

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