ワクチン接種に都合良く「感染者」が拡大


パンデミックの実態が曖昧なまま、世界規模で安全性が確認されていないCOVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)ワクチンの接種が推進されている。恐怖を煽るために「感染者」や「死亡者」の人数が連日、発表されているが、同じことを、例えば、インフルエンザでは行ってこなかった。


 2020年から21年にかけてのインフルエンザ・シーズンでは例年のような調査すら実施されていないが、WHO(世界保健機関)の発表を見ると、インフルエンザに感染した人がほとんど消えている。こうした現象は昨年の秋から指摘されていた。


 マスクの着用でインフルエンザが防げるなら、日本における例年のインフルエンザ感染者はもっと少なかっただろう。「ソシアル・ディスタンス」にそれほどの効果があるとも思えない。最も可能性が高い仮説は「COVID-19の感染者」に吸収されたということだ。


 アメリカのCDC(疾病予防管理センター)によると、2019年から20年のシーズンに同国でインフルエンザによって死亡した人の数は推計で2万2000人。その前のシーズンは3万4000人、17年から18年は6万1000人。それに対し、CDCによると、今年4月5日までにCOVID-19で55万4000人が死んだとされている。


 しかし、本ブログでも指摘したことだが、昨年4月にCDCとWHOはCOVID-19の死者数を増やす通達を出している。死亡した患者の症状がCOVID-19によるものだと考えて矛盾しないなら死因をCOVID-19として良いとそれぞれ通達している。


 COVID-19の場合、どの国でも死亡した人の大半が高齢者で、心臓病、高血圧、脳卒中、糖尿病、悪性腫瘍(癌)、肝臓や腎臓の病気を複数抱えているケースが多い。こうした病気が死因でもPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)検査で陽性になれば、あたかもCOVID-19で死んだかのように発表されてきたが、その背景にはCDCやWHOの通達がある。


 こうした実態を早い段階で指摘していた議員がアメリカにはいる。スコット・ジャンセン上院議員は4月8日にFoxニュースの番組に出演、病院では死人が出ると検査をしないまま、死亡診断書に「新型コロナウイルス」と書き込んでいると話していた。COVID-19に感染していたことにすれば、病院が受け取れる金額が多くなることが大きいという。つまり、死亡者数を増やすための利益誘導だ。


 こうした状況になっていることは医療の現場から告発されていた。検査態勢が整っていない病院では、勿論、検査せずに死因を新型コロナウイルスにしているという。卒中などで倒れた人を速やかに集中治療室へ入れるためにはそうする必要があり、病院の経営としてもその方が良いからだ。不適切な人工呼吸器の使用が病状を悪化させているする告発もある。こうした声を有力メディアやインターネットで大きな影響力を持つ巨大企業によって封印されてきた。(例えば​ココ​)


 ヨーロッパでも患者数、死亡者数が水増しされてきたと指摘されている。イタリアでは健康省の科学顧問を務めるウォルター・リッチアルディがSARS-CoV-2を直接的な原因として死亡した人数は死者全体の12%だとしていたほか、ビットリオ・スガルビ議員は、このウイルスが原因で死亡したとされる患者のうち96.3%の死因は別に死因があると主張していた。(こうした発言はインターネット上から削除されてきた。)


 CDCのガイドラインが変更される前の基準で出される数値は、後の基準で出される数値の6%程度になるという。これが正しいなら、今年4月5日までの死者数は約3万3000人ということになる。


 こうした怪しげな数値で恐怖を煽りながら、「ワクチン」の接種が推進されている。西側で先行しているBioNTech/ファイザーやモデルナの「ワクチン」はmRNA(メッセンジャーRNA)技術が使われた製品で、良く言って「遺伝子治療」。これまで経験したことのない新薬の生体実験を人類全体に対して行おうとしているとも言える。


 汚染物質による公害、あるいは薬害にしろ、その症状は短期、中期、長期で違う。通常、短期はすぐに気づくので規制されやすいが、今回は短期で深刻な副反応が現れたり、死亡する人が出ている。中期、長期で何が起こるかわからない。