ダム決壊で7人死亡、150人不明=ブラジル南東部、鉱山汚染水流出か


【サンパウロ時事】ブラジル南東部ミナスジェライス州で25日午後(日本時間26日未明)、資源大手バーレ所有の鉱山のダムが決壊し、従業員や付近の住民ら少なくとも7人が死亡、5人が負傷した。約150人が行方不明になっており、死者はさらに増える可能性が高い。

25日、ダムが決壊したブラジル南東部ミナスジェライス州で、被災者を捜索する救助隊(AFP時事)

 決壊が起きたのは、州都ベロオリゾンテの南西郊外に位置するブルマジーニョ市。環境省などによると、フェイジョン鉄鉱石鉱山で山の上方にあるダムが決壊し、下の二つのダムをあふれさせた。土石流が鉱山事務所の一部や川の下流の民家をのみ込み、救出作業は難航している。ダムは数年前まで鉱山廃棄物をためていたといい、汚染水が流出した可能性もある。(2019/01/26-10:36)