北海道・大雪山で初雪 平年より1カ月早く

 
北海道・大雪山系黒岳(1984メートル、上川町)で、17日未明、初雪が観測された。平年より約1カ月早いという。

 「大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイ」を運行しているりんゆう観光によると、黒岳石室(いしむろ)の避難小屋(1900メートル)で、午前0時52分、管理人が雪が降っているのを観測したという。気温は0度だった。午前5時ごろには、小屋の屋根や周辺がうっすらと雪をかぶり、午前9時ごろにはほとんど解けていた。

 石室での初雪は、昨年は9月28日。平年は9月18日という。

 旭川地方気象台によると、16日から17日にかけ、前線を伴う低気圧が北海道南岸を通過し、この動きに引き込まれるように上空の寒気が下がってきたという。

 りんゆう観光は登山者に「十分に防寒対策をして登ってください」と呼びかけている。(本田大次郎)