【フランクフルト】欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのウェーバー独連銀総裁は28日、主にドル建てによる中国の外貨準備の積み上げにより、世界経済は負の衝撃をますます受けやすくなっている、との見解を示した。
ウェーバー独連銀総裁 Bloomberg

ウェーバー独連銀総裁

 ウェーバー総裁は独エルトビレでの会議で、為替政策の柔軟性拡大が、中国が経済成長を輸出から内需の増強に振り向ける上で役立つとの見方を示した。同総裁はさらに、人民元相場の最近の上昇は、「適切な(人民元)相場に向けた歓迎される一歩だ」と続けた。

 同総裁は「中国は特に、財政黒字を国内投資に向ける代わりに、主にドル建てによる巨額の外貨準備の積み上げを続けている。財政黒字を抱える国の観点からはこれは理論的な戦略に見えるものの、これが世界経済が負の衝撃を一段と受けやすくなっている一因だ」と指摘した。

 国際通貨基金(IMF)は、2007年には国内総生産(GDP)比10.6%まで膨らみ過去最高となった中国の経常収支黒字は、今年は同4.7%に低下すると予想している。しかし、IMFは15年までには中国の経常黒字がGDP比8%近くまで再び大幅に拡大すると予測している。

 ウェーバー総裁はまた、ユーロ圏の経常収支はここ10年間にわたり「非常に均衡が取れており」、その状況が継続する見通しだと述べた。ただ、このことによってユーロ圏16カ国の経済的相違を覆い隠されていると警告した。

 さらに同総裁は、「ユーロ圏内の大きなマクロ経済の不均衡は、ユーロ圏全体にとってリスクであることがわかっている」と指摘。しかし、これは巨額の経常 黒字を抱えるドイツが内需押し上げのために一段の景気刺激策に踏み切るべきだということを意味するものではない、との見方を示した。

(10月29日 WSJより引用)


ドイツの中国攻撃のように見えるが、実は、もう示し合わせて発言をしている。

中国のドル建て外貨準備って?(笑)もうお気づきであろう。

経済危機の準備をしている訳である。色々な方法で国際金融資本家達は経済危機を作り出そうとしている。それを戦争を起こして戦争経済に持ち込み一挙に世界のトップの座へ返り咲こうとしている訳である。ルーズベルト大統領の採用したニューディール政策も結局は、太平洋戦争が始まってしまった為に、本当に有効であったかどうかは実は検証されていない。戦争が始まった、いやABCD包囲陣などの圧力によってルーズベルトが日本に戦争を仕掛けてきたことによって、戦争経済が始まり、アメリカは一気に復興してしまった。偶然に見えるが、実は必然であり、彼らは執拗なまでに綿密に計画した上での出来事であったと言える。