10月26日(ブルームバーグ):米国債市場のインフレ期待は5カ月ぶり高水準に上昇した。トレーダーの間では米連邦準備制度理事会(FRB)による国債買いで消費者物価の上昇が誘発されるとの見方が広がった。

米10年債と同年限のインフレ連動債(TIPS)の利回り格差は拡大。FRBがインフレを誘発できるとの投資家の見方が反映された。一方で、この日の2年 債入札(350億ドル)では需要が過去の平均を上回った。金融当局の取り組みでは景気が早急にフルスピードを取り戻すことはないとの見方が背景にある。

ウェルズ・ファーゴで約30億ドルの債券運用に携わるジェイ・ミューラー 氏は、「インフレは低過ぎ、インフレ加速が望ましいとのFRBの声には耳を傾けなくてはならない」と指摘。「TIPS市場はこれを深刻に受け止めている」と述べた。

  BGキャンター・マーケット・データによると、ニューヨーク時間午後3時19分現在、10年債利回り は前日比8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.641%。一時は9月21日以来高水準の2.643%まで上げた。同年債価格(表面利率2.625%、償還期限2020年8月)は5/8下げて99 7/8。

2年債利回り は3bp上げて0.39%。30年債利回りは8bp上げて3.99%だった。一時は10月15日以来最高の4%をつける場面もあった。米国債の投資リターンは今月に入って0.02%のマイナス。今年3月以来初のマイナスとなっている。

10年債と同年限TIPSの利回り格差 は2.18ポイント。一時は5月18日以来最大となる2.19ポイントをつけた。

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何でも投資の対象にしてしまう(苦笑)しかし、よく考えるものであると感心する。儲ける為には、ありとあらゆる手段を用いて、インフレでも不良債権でも何でもござれの国際金融資本家の皆様には頭が下がります(苦笑)