■レタス平年の4倍、ピーマン1.8倍、ハクサイ1.7倍…

 今夏の猛暑の影響で野菜が高騰しているのを受け、農林水産省は8日、野菜出荷安定対策本部(本部長・篠原孝農水副大臣)を設置した。14日に初会合を開き、出荷の前倒しなどの対策を検討する。同省によると、台風被害で農産物全体を対象とする対策本部を設けたことはあったが、野菜に限定するのは近年例がないという。

 農水省などによると、東京都中央卸売市場のダイコンやハクサイなど主要な指定野菜(14品目)の1キロ当たりの価格は、今月5日現在で平年比の155%。レタスは平年の約4倍にあたる554円だった。

 10月中も高値が続く可能性があり、同省は「異例の事態だ」としている。

 例年なら、この時期は野菜に適した気候に合わせて主な産地が移るため出荷は途切れない。

 だが、今年は猛暑の影響により、夏に出荷する産地が早めに出荷を終了する一方、本来なら秋冬に出荷する産地で出荷が遅れ、全体的に野菜が品薄になっている。

 大手卸の東京シティ青果(東京)の担当者は「タマネギやジャガイモは秋から来春まで貯蔵したものを出荷するが、猛暑の影響が大きく品薄。品質も貯蔵に耐えられるかどうか…」と危惧(きぐ)している。
(10月9日 産経新聞)

猛暑の影響は、いろいろなところに出るのであるが、当然に食糧その他のことを考えなくてはならない。今頃こうやって発表するほうがむしろおかしい。明らかに何かを狙っているように思えてならない。リスクマネジメントできない内閣がやっているという証拠である。というかわざとやっているような気がするのである。そして、この雨続き、これはいったい何を意味しているのか?